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安倍晋三氏を死に至らしめた銃創についての担当医の詳細な説明 [社会]

安倍晋三氏を死に至らしめたのは、山上被告がいた背後からの銃弾ではあり得ないという疑問を、孫崎享氏が以前から述べておられますが、当日(2022年7月8日)の執刀医の記者会見の映像を確かめて見ました。
その、テレ東BIZの動画です。(朝日新聞デジタルにも。)
teletoBIZ+button.jpg

15m02s-neck.jpgその中で、重要な銃創の(銃弾入射の)位置を示す福島教授(動画15分経過のあたり)。これではどう考えても背後からの銃弾ではあり得ないでしょう。この会見に出席した大勢の記者は、その後の展開をどう思っているのでしょうか?

この動画の、銃創に関するやりとりの部分だけを文字起こししたものを孫崎氏がツイッターで紹介しています。画像なので、改めて文字化して、こちらに転載します。一箇所、[ ]の部分は私が修正した部分です。スキップ部分がいくつもあるので、チェックしやすいようにところどころ経過時間を{ }で挿入しました。

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九州防衛局の説明会に参加--オスプレイ基地建設問題 [社会]

(6/19: 末尾の弁護士会館の部分は追記しました。)
オスプレイ問題で、2日連続で佐賀に通いました。
昨日は弁護士会館で開かれた、沖縄の林千賀子弁護士の講演、今日は九州防衛局の説明会です。

setumeikai230618.jpegまず今日の防衛省・九州防衛局の説明会から。
佐賀南バイパスにある、あまり見栄えのしない建物の結婚式場の大広間で、午後2時の定刻に始まりました。少し前の方に座ったので、写真の後方にもっとたくさんの出席者がいます。
防衛局側の説明は短時間で、質疑に大半の時間が取られたのは良かったと思います。それでも質問続出で、2時間の予定でしたが終わったのは5時近かったと思います。

冒頭、近隣住民の方の質問が続き、オスプレイの安全性、墜落の危険、そして最後の方ではダンプなどの走行に伴う通学路の安全の問題が取り上げられました。ダンプ運搬経路にある学校周辺に交通誘導員を配置するものの、その連絡調整が佐賀市以外ではろくになされていないようで、その点の追及が続きました。
地権者の方からも発言が相次ぎ、売買契約も成立していないのに工事を始めるのはあり得ないこと、との当然の指摘をされていました。

私は、「空港を自衛隊と共用させない」という協定の、そもそもの理由とも関わりますが、憲法上の問題、要するに違憲行為であるという問題を、2つの点で追及しました。

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新型コロナ患者数推計値リンクを左コラムトップに [社会]

an-nai.jpg新型コロナ感染者数の発表が5月8日で中止されたため、まさに日本は五里霧中の状態です。しかしモデルナ社が患者数や陽性率の推計値を公表していますので、これが唯一の情報源かも知れません。そこでこのサイトへのリンクを左コラムトップに置きました。

そのサイトのトップにあるグラフの現在の表示です。
1401577.gif6/5追記:2都市での下水サーベイランスのページも追加しました。
moderna-estimate230603.jpg
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「表現」行為のあまりにも狭い理解、道学者然たる塩川議員の発言 [社会]

kushubuchi3.jpg18日の衆院本会議で、れいわの櫛渕万里議員が投票のため壇上に登った際、「与党も野党も茶番」と書かれた紙を広げた行為に対する懲罰動議が、25日、衆議院本会議で可決された。立憲までこれに賛成するなど、全く不当なことだが、より我慢がならないのは、賛成はしなかったものの、共産党までが櫛渕議員を批判していることだ。(写真はテレ朝ニュースから)
shiokawa.jpg        
26日の赤旗に、25日の衆院議院運営委員会での同党の塩川鉄也議員の発言が載っている。曰く、投票のための壇上で「与党も野党も茶番」と書かれた紙を広げた行為は許されない、壇上は言論と表決の場であることを踏まえるべき、と言う。

これは「言論」と言う言葉を余りに狭く解釈した議論だ。実際過去に、議場内で野党議員がバナーを掲げた行為はいくらもある。その時こんな議論は出ていない。言論や表現行為は、暴力や暴力的なものでない限り、幅広いスペクトルを持つ。単に言葉や文字と、それが示す限りの意味だけでなく、主張する者の決意や覚悟を表現するためには、言葉以外の表現方法も重要である。今回の櫛渕議員の方法はまさにそれである。上の塩川議員の発言はこのようなことを全く理解しない、言わば道学者然たる態度だ。

長周新聞の27日の次の表題の記事こそが正鵠を射ている。
下品な輩が騒ぐ「議会の品位」 本会議場で「与党も野党も茶番!」と訴えたれいわ・櫛渕議員に与野党が懲罰動議
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/26705

赤旗の紙面の写真は榊山さんのフェイスブックから借用
https://www.facebook.com/sakakiyama.jun/posts/pfbid0YikB6fd9Z52HimcepztkHVHVaTKPh1VSLvQGf5V7cdr8WLPEjZBxUvF3bB6V2Nfl
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21時30分追記:立憲や共産のこのような態度の背景には、「市民的抵抗」の概念に対する無知があるのだろうと思われます。NHK-Eテレが今年1月に放映した「100分de名著」のジーン・シャープの回テキストを読むことをお勧めします。または中見真理教授の話を聞いたらどうでしょう。直後にブログに書きました。
*我田引水ながら、拙稿「『ガラパゴス』状態の日本のデモが暴政継続を許す」もよろしく。プラス、2019年の長崎でのトーク「暴政に慣れる社会にしていいのか?」の文字起こしも。
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29日さらに追記:長周新聞は櫛渕万里議員の5月25日の演説全文を転載しています。全面的に賛同します。
櫛渕氏とは2000年、核廃絶に関する会合で同席した記憶があります。おそらく3月4日の三軒茶屋しゃれなあどでの、「東北アジアの非核地帯化をめざして」というシンポジウムで、と思います。こちらはそのイベントを含む「アンジー・ゼルター日本講演ツアー」の日程表です。
http://ad9.org/goilsupt/maytimetour.htm
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ゼレンスキー大統領の芳名録/President Zelensky's note [社会]

ゼレンスキーの芳名録が公開され、ウクライナ語の原文と仮訳を外務省が発表している。
President Zelensky's entry in the visitors' book has been made public, and the original Ukrainian text and a provisional translation have been published by the Ministry of Foreign Affairs. He visited the Hiroshima Peace Memorial Museum on May 21.

zelensky in hiroshima.jpg原文:Глибоко вражений відвіданням Музею. Жодна держава світу не має пережити такий біль і руйнування. Ядерному шантажу не місце в сучасному світі.

日本語仮訳:(平和記念)資料館の訪問に深く感銘を受けた。世界中のどの国も、このような苦痛と破壊を経験することがあってはいけない。現代の世界に核による脅しの居場所はない。

英訳(DeepL):I am deeply impressed by the visit to the Museum. No country in the world should have to go through such pain and destruction. Nuclear blackmail has no place in the modern world.

ゼレンスキーの芳名録の外務省訳での"脅し"の語は、DeepLでは"blackmail"となっているが、次のようにdeterrenceも同じことだ。昨年12月のブログ記事に書いたように、deterはラテン語の’de’と’terrere’が語源で、"脅しつけて止めさせる"という意味である。つまり「核抑止」=「核による脅し」の居場所もないはずだ。相手がやれば「脅し」、自分らがやれば「抑止」、こんなシンプルな言葉のマジック、マジックとも言えないほどの子供だましが、なぜ大手を振ってまかり通るのか、まさに不可思議。

The word "脅し" in the Ministry of Foreign Affairs translation of Zelensky's note is "blackmail" in the English translation by DeepL, but as we will see below, deterrence has the same meaning. As we wrote in our blog post last December, the word "deter" is derived from the Latin words "de" and "terrere," meaning "to threaten to stop. In other words, if there is no place for "blackmail," there is no place for "nuclear deterrence," or "nuclear threats. How can such simple word magic, such childish trickery that cannot even be called magic, be allowed to go unchecked? It is nothing short of a mystery.
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いったい何度くり返せば学べるのか? コロナ第9波はすでに立ち上がっている [社会]

(21時28分:札幌市の下水サーベイランスのデータを追記)
国立遺伝学研究所・川上浩一教授のツイッターが,石川県小松市の下水サーベイランスのデータを紹介していました.次のグラフがそれです.
survey20230519.jpg
これは下水中に含まれる新型コロナウイルスのRNAの数を数えたもので,その「流域」の住民の感染率を示すものです.もちろんこれ自体が感染を引き起こしたりする訳ではありません.

つい一昨日,東京で原発問題の全国会議があった際,登壇者の一人が「コロナが明けて」という言葉を使ったことからも,一般には終わったことのように思っている人が多いようです.西鉄大牟田線で「換気をやめた」という駅員の言葉は以前紹介しました.他方,昨日乗車した福岡空港と久留米を結ぶ高速バスでは,量的な基準まで示して,「適切な換気をしている」との車内アナウンスがありました.電車とバスで指揮系統が違うのか,それとも西鉄がいい方向に変わったのか,分かりません.

#コロナ第9波はきています
#コロナは空気感染
#CovidIsAriborne

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経済軍事化に進めば戻れない--軍産複合体をテーマとした池上彰番組の再来を [社会]

軍拡から人権抑圧まで、あらゆる暴政の企みが国会で進んでいますが、市民運動はあまり効果的な対応ができていません。
軍拡では、次のような記事に「市場」がさっそく反応して軍需株の急騰が起きています。

ロイター「三菱重の今期、防衛事業の受注8500億円見込む 防衛費増で過去最高」
https://jp.reuters.com/article/mitsubishi-heavy-idJPKBN2X10C7

昨日(5月10日)の三菱重工の株価と日経平均。このニュースをいち早く知った人が買いに走ったのでしょう。
mitshubishijuko.jpgnikkeiheikin230510.jpg
いったん経済に軍事が組み込まれると、容易には後戻りできなくなるでしょう。
直接軍需株を買わなくても、投資信託に組み込まれている場合もあります。
日本株 https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-04-01#toshin
米国株 https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-02-24

市民運動の全体的なまとめ役(望むらくは司令塔)であるべき「市民連合」についてですが、「現況における安全保障政策についての市民連合の基本的な考え方」(2023年5月)という文書が発表されています。
https://shiminrengo.com/archives/6607
一読しましたが、現状分析だけで(それはそれなりに評価できる内容と思いますが)、運動の戦略・戦術が全く書かれていません。2015年以来、こちらは陣地を失うばかりで、巻き返しの展望が見えません。それを打開するような「方針」が、これまでも求められていたはずです。

私なりの「戦略・戦術」らしいことを述べますと、次の2点です。

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PCR無料検査,フランスの状況 [社会]

追記:杉並区が独自に無料検査を始めました.(末尾)
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わずか数十人とは言え,いやしくも「団体」で行った無料PCR検査継続の要請も虚しく,福岡県は8日からこれを停止しました.では外国はどうかと言うことで,フランス保健省のサイトを見てみました.結論は,3月1日以降,一般は3割ないし4割自己負担,高齢者,未成年,健康上問題を抱えている人は無料を継続,と言うことです.日本の一律ゼロがいかに粗暴か分かります.以下,訳してみました.(99%DeepL)

La prise en charge des tests pour l’ensemble des assurés

depistage-france-mars2023.jpg
被保険者全員を対象としたテストの実施

2023年3月1日以前は、RT-PCR検査と抗原検査は、例外的に、ワクチン接種者でかつ医師の処方箋がなくても、強制加入の健康保険制度により100%カバーされていました。

2023年3月1日以降は
- すべてのRT-PCR検査と抗原検査に自己負担が再導入されます。
- 被保険者の自己負担額は、検査を実施する医療従事者により決定され、医師または薬剤師が実施する場合は検査費用の30%、看護師またはマッサージ師が実施する場合は40%になります。
- 補足的な保険に加入している大多数の被保険者にとっては、残りの費用はゼロとなります。補完的健康保険の受益者についても同様です。

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「今日から換気はやめました」-- 大牟田線西鉄電車 [社会]

(CO2濃度サーベイマニア その3 )#コロナは空気感染 #COVIDisAirborne
映画を見に久留米から福岡に出かけた.映画はKBCシネマの「アダマン号に乗って」(Sur l'Adamant).風変わりだが,とてもいい作品で,そのむかし「シネマヴェリテ」という手法が言われたが,その延長かとも思う.映画の感想などはまた別の機会にして,ここでは,例によって「CO2濃度サーベイマニア」の報告.(「その1」「その2」

行きの電車は,昼ごろで客も少なかったが,それでも福岡の終点に近づく頃には1,000ppmを超えた.昼食のイタリアンレストランは換気良好(写真右).問題は下りの電車,福岡18時ちょうど発の特急.まだ通勤のピークではなく,混雑もさほどではない.しかし二日市付近ではなんと2,000ppm超え(写真左).
IMG_4719.jpgIMG_4732t.jpg

グラフにするとこんなふう.
18hexpress230508.jpg
久留米駅に着くと,さっそく駅員に上のスマホの写真を見せて,「換気はどうなっていますか?」と聞くと,驚くことに「今日から換気はやめました」との答え.「5類」移行では換気も不要になるらしい.「5類になったからと言って,ウイルスが変わったわけではないでしょう? こんなことではまたぶり返しますよ」と言うと,駅員は頷いていた.しかし,かりに彼が上に伝えたとしても,会社はやはり動かないだろう.「その1」(1/29)の記事に書いたように,この時は福岡駅で駅員に話したが,その効果は全くなかったということだから,今回も同じだろう.3年経っても同じことを繰り返すのだろうか.愚かさも極まれり,と言う他はない.

私はたまにしか乗らないが,通勤客は自分自身の安全が気にならないのだろうか.おそらくそもそも数値を知らないのだろう.専門家やメディアが警告すべきなのに.彼らの職務放棄の結果だ.
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(以下は1/29の「CO2濃度サーベイマニア」の末尾部分の再録です。)

車両客室内の換気の基準について調べて見ました。
鉄道に関する技術上の基準を定める省令(平成28年10月1日現在)の第七十三条の2に、「客室内は、必要な換気をすることができること」とあるだけで、数値はありません。
他の、行動空間の数値としては、建築物衛生管理基準で1,000ppm 以下、学校環境衛生基準では1,500ppm 以下という値があります。
今回の1,600ppmを超える値というのはこれらに比べても高く、上記省令が言う「必要な換気」のレベルは、今回のような強い空気感染の蔓延に対応して相当厳しく新たに決めるべきでしょう。3年も経っているのに、まだその検討さえされていないように思えます。
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「第9波」は第8波超える恐れ、との政府専門家の警告にもかかわらず・・・ [社会]

毎日新聞の4月20日付は「厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織の有志らは、今後想定される感染の「第9波」では、昨秋から今冬の「第8波」より大きな規模になる可能性があるとする見解をまとめた」と始まる、不吉な記事を掲載しています。21日の「赤旗」も同様。しかしどちらの記事も紙面の後ろの方にある、ほぼ豆記事で、注意して探さないと見つかりません。
「毎日」4月20日付             「赤旗」21日付
mainichi230420p20t.jpgakahata421.jpg
NHKはウェブでは詳細に報じているものの、テレビではほとんど僅かの時間しか割かなかったようです。

そのような中、各地の自治体は「8類移行」に合わせて、無料PCR検査を廃止するようです(東京都と福岡県で確認)。
6日前の記事に書いたように、私の地域では、高齢者団体で無料PCR検査の継続を求める要望書を出しました。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-04-21
他にはこのような動きはないのでしょうか?
このままでは、「第9波は第8波超える」との不吉な予言の的中率は、ますます高まりそうです。

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