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本日13日午後、佐賀オスプレイ基地建設阻止のゲート封鎖行動 [反核・平和]

かねてから予告していました佐賀オスプレイ基地建設阻止のゲート封鎖行動、本日午後です。佐賀空港第四駐車場に午後1時50分集合です。詳細は次をご覧ください。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2024-03-29#13april

賛成派・中間派も含め、周辺に集まる人たちに向けて、以下のような主旨説明のチラシを作りました。PDFはこちらです。1401577.gif(4/19)改訂版を作りました。
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なぜ私たちはオスプレイ基地建設・空港軍事化に反対するのか

軍事力・軍事基地で平和が守れるのか
テレビなど大手メディアでは、中国などの脅威が盛んに言われ、それを「抑止」するためには、自衛隊などの軍備増強や、アメリカとの軍事協力が必要という論調が主流です。ほとんどそれで占められていると言っていいでしょう。しかし軍事力で平和が守られるというのは本当でしょうか?もちろん、少なくとも一時的には、そのようなケースもあるでしょう。しかし今私たちが目にしている世界では、むしろ軍事費増が戦争につながっています。

ukrainian-mil-expdtr-c.jpg例えば、ウクライナの軍事費は2013年から2015年にかけてGDP比で倍増しましたが、その後に平和が訪れたかといえば、事態は周知の通りです。ロシアの侵略を防ぐことは出来ませんでした。では倍増ではなくもっと増やせば防げたのでしょうか?それは誰にも分かりません。少なくとも軍事費増が平和を保証しなかったのは事実です。(グラフの出典, →その典拠:worldbank.org - Stockholm International Peace Research Institute ( SIPRI ), Yearbook: Armaments, Disarmament and International Security.)

イスラエルはどうでしょうか?地域の軍事強国のはずですが、平和や安全とはほど遠い状態にあるのは周知の通り、それどころか、その武器がガザでのジェノサイド(国際司法裁判所の裁定)を引き起こしています。

さて、佐賀のオスプレイ基地建設ではどうでしょうか?駐屯地建設工事が始まる前の昨年3月、地元の4つの自治会長が、建設容認の条件として、ミサイル攻撃に備えた地下シェルターの整備などを求めたというニュースがありました昨年3月の記事参照。このことはまさに、この基地が「戦争を呼び込む」ものであることを、自治会長たちが認識したということではないでしょうか。このシェルターが認められたと言う話は聞きませんし、また、シェルターはこれら4つの自治会の地域だけで万全なのでしょうか?県民全員が避難できるためには一体どれほどの規模のものが必要でしょうか。

「攻められたら」どうするのか?
「軍事力がなかったら外国から攻められたとき防げない」というのは分かりやすい理屈です。実際そういう場合もあるでしょう。しかし軍事力があれば確実に防げるというものでもないのは上に見た通りです。確実な方法などあり得ないのです。

外交政策や人的・経済的交流で信頼醸成をはかり戦争の芽をつむ努力をすることは当然ですが、それでも侵略されたら?私は、ジーン・シャープというアメリカ人の学者が提唱する「市民力による防衛」(こちらにこの3章の一部を引用)に答えがあると思います。これは、NHK番組「100分de名著」の「独裁体制から民主主義へ」の回で、指南役の中見真理氏が紹介された本です。簡単に言えば、他国が軍事的に占領しても、統治するためには全てにおいて住民の仕事に依存せざるを得ないので、事前に訓練された市民の団結力でこれに非協力を貫き、統治の「コスト」を途方もなく高くするというものです。それによって統治の継続を諦めさせる。つまり、非暴力による抵抗と撃退です。

もちろんこれとても確実にうまく行くという保証はありません。軍事力による抵抗と同じと言えばそれまでですが、しかし人命の損失は格段に少ないでしょう。

軍拡は双方のエスカレーションを招き、不安な世界につながるだけ
防衛や抑止力の名による軍備増強は、相手国から見れば紛れもなく「攻撃力」でもあり軍事的脅威です。それは相手の警戒心を刺激し、相手側の軍拡の要因となり、ひいては自分の国が「攻められる」原因を作ることになるのです。暴力から非暴力へ、軍拡から軍縮へと、たとえ一方的にであれ努力することで、将来の世代に安心できる世界を残せるのではないでしょうか。

憲法9条2項には「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」とあります。憲法は、いわば父母、祖父母、先祖の大事な遺言です。これを簡単に裏切っていいのでしょうか?

問題のリニア新幹線の旗振り役だった葛西氏には、私的な会話ながら戦争待望の発言があります。「そろそろどこかで戦争でも起きてくれないことには、日本経済も立ちゆかなくなってきますなあ。(中略)私はインドあたりで戦争が起きてくれれば、我が国としては一番有り難い展開になると思ってますよ。」(岩波『世界』2020年1月号。こちらにその一部を引用) また政治学者の姜尚中氏は、「軍事ケインズ主義」、つまり軍需で経済活性化を計ろうとする日本に警告を発しています(西日本、3月25日付)。この佐賀駐屯地新設も含む岸田軍拡の裏には、このような黒い「カネの力」が働いているのではないでしょうか。(2024/4/13)
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