SSブログ

経済軍事化に進めば戻れない--軍産複合体をテーマとした池上彰番組の再来を [社会]

軍拡から人権抑圧まで、あらゆる暴政の企みが国会で進んでいますが、市民運動はあまり効果的な対応ができていません。
軍拡では、次のような記事に「市場」がさっそく反応して軍需株の急騰が起きています。

ロイター「三菱重の今期、防衛事業の受注8500億円見込む 防衛費増で過去最高」
https://jp.reuters.com/article/mitsubishi-heavy-idJPKBN2X10C7

昨日(5月10日)の三菱重工の株価と日経平均。このニュースをいち早く知った人が買いに走ったのでしょう。
mitshubishijuko.jpgnikkeiheikin230510.jpg
いったん経済に軍事が組み込まれると、容易には後戻りできなくなるでしょう。
直接軍需株を買わなくても、投資信託に組み込まれている場合もあります。
日本株 https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-04-01#toshin
米国株 https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-02-24

市民運動の全体的なまとめ役(望むらくは司令塔)であるべき「市民連合」についてですが、「現況における安全保障政策についての市民連合の基本的な考え方」(2023年5月)という文書が発表されています。
https://shiminrengo.com/archives/6607
一読しましたが、現状分析だけで(それはそれなりに評価できる内容と思いますが)、運動の戦略・戦術が全く書かれていません。2015年以来、こちらは陣地を失うばかりで、巻き返しの展望が見えません。それを打開するような「方針」が、これまでも求められていたはずです。

私なりの「戦略・戦術」らしいことを述べますと、次の2点です。

1)現在、原発問題や環境問題、入管法問題などたくさんの課題でそれぞれの団体が活動していますが、それらが垣根を超えて「暴政反対」の共同行動を組み、街頭行動などの規模を大きくすること
2)たとえ大規模な集会をやっても報道されない状況では、非暴力直接行動の手法を本格的に導入して、「強制的に報道」させるようにすること

これらは、主に次のブログ記事で詳しく論じています。
1) https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-01-25
2) https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2021-02-18

DSC_8267s.jpg2016年に池上彰氏が、軍産複合体の問題をわかりやすく解説した番組を作られましたが*、このような番組が今こそ必要ではないでしょうか?まさか「時局には逆らえない」などとは言われないでしょうね?
* ブログに画面コピー多数
 その1その2
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント