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投資信託で軍事産業を応援していないか? [社会]

戦争の原因の一つ、いや、おそらく最大の原因は、アメリカなどの軍産複合体の存在にあるといいうことは、アイゼンハワー大統領の離任演説以来、多くの人に言われています。最近では、2016年の日本のバラエティーTV番組で大きく取り上げられました。次に詳細を記録しています。
「池上彰緊急スペシャル!! なぜ世界から戦争がなくならないのか」その1その2

もちろん、これは戦争を始める原因であるだけでなく、戦争をやめようとしない、停戦の努力を怠る原因でもあるでしょう。

私の問題意識は、特に軍需株で儲けようと意図していない一般人でも、「投資信託」を買うというかたちでこれにコミットしているのではないか、ということです。それにより何がしか「死の商人」に資金提供しているのではないか。

そこで、投資信託の組入銘柄の情報を調べて見ました。野村アセットマネジメント、NEXT FUNDS の「組入全銘柄情報」のページによると、「S&P 500 指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信」という商品の場合、次の有名軍需株4銘柄が、組入505銘柄の上位75位までに入っています。
RAYTHEON TECHNOLOGIES CORP, HONEYWELL INTERNATIONAL INC, BOEING CO, LOCKHEED MARTIN

「純資産比率」はこれら4銘柄合計でも1.45%と少ないとは言え、この投信を買う人は確実にこれらの「死の商人」に資金提供を行なうことになります。[1401577.gif25日追記:119位の NORTHROP GRUMMAN,144位のGENERAL DYNAMICS を加えた6社合計では1.78%. ] 別の商品「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価-為替ヘッジなし-連動型上場投信」の場合だと、BOEING と HONEYWELLで7.95%にもなります。
nextfund-s&p500.jpg
一方で「ESG投信」などともっともらしいことを言いながら、同時にこのような商品を扱っているのでは、文字どおり偽善ということになるでしょう。それとも軍需企業がESGのカテゴリーに入るとでも?[注]

関連ブログ記事:
株価指数が低落する中での軍需株の上昇
「戦争防止のためのメモ」(サブタイトル)の関連部分
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[注]「外国株式」項目の「S&P 500 ESG指数連動型上場投信」には、さすがに上記軍需企業4社は入っていませんでした。
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