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サンデー毎日1/24号「感染爆発の戦犯 尾身茂・分科会会長を退場させよ」 [社会]

うすうす感じてはいたが、確かに「戦犯」だ。早速明日買わなければ。
sundaymainichi210124.jpg

尾身氏は「GOTO」に異議を唱えなかっただけでなく、移動と感染拡大は関係ないとまで言った。その反省の弁も聞いたことがない。また、昨年10月16日の「日経ビジネス」には、PCR検査について次のような驚くべき発言が記録されている。
- 「PCR検査を増やした結果、感染を抑えられたという証拠がない」と強調
- 感染リスクが低い無症状者が検査を受けることに関しては・・・「感染拡大の防止には役立たない」
- 安心のためにこうした検査を受診すること自体を否定するものではないが・・・希望者全員に検査を行うことには改めて否定的な考えを示した
- 5人の感染者のうち4人は他人に感染させない

nikkeibz.jpg一刻も早い人事刷新を。
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「やみくもな検査」で感染拡大を抑える -- 神戸大の牧野淳一郎氏の発信 [仕事とその周辺]

1/10追記:この線に沿った具体的な提案など、岩波「科学」掲載予定の3本の文章が出版前に無料公開
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東京をはじめ,国内の感染状況はいよいよ重大になって来ている.再ロックダウンという話も言われる.しかし希望の持てる計算,見積もりがある.

「やみくもな検査」でも,その規模次第では感染を収束させられると言うことを神戸大の牧野淳一郎氏がツイッターと,そこからリンクされたウェブサイトで発信している.
https://twitter.com/jun_makino/status/1344546864297697281
http://jun-makino.sakura.ne.jp/articles/corona/note009.html

大量に検査(PCR検査,抗原検査)を実施し,感染者を隔離することで,感染拡大にブレーキをかけるという当たり前の,常識的なことだが,その現実性,実行可能性を,費用も含めて定量的に見積もっている.

要点を簡単にまとめると以下の通り.(引用が殆どだが,記法を変えたり,筆者の雑音も少し挿入)

集団の中の感染者の変化は“SIRモデル”と呼ばれる方程式で扱われる.以下は専門外のにわか勉強によるまとめである.
SはSusceptible(未感染者),IはInfected(感染者),RはRecovered (回復者)を表し,それぞれの人数の時間変化は次のような方程式に従うとされる.(数式表記の慣例により数量を表す文字はイタリック体.左辺は微分記号.)

dI/dt = βSI − γI,
dR/dtI
S + I + R = N (全人口)

β(ベータ)は感染が広がる速さの係数(一人が 1 日にうつす人数の期待値を人口Nで割ったもの.他の定義もあるので紛らわしい),γ(ガンマ)は感染者が1日あたり回復する確率(回復率.回復までの日数の逆数).
基本再生産数(1人の感染者が次に平均で何人にうつすかを示す数値)は
R0 = Nβ/γ
これを1以下にすれば感染は収束に向かうことになる.

つまり,検査で隔離すれば,回復者数Rと同じに扱っていいので,この式の分母にあるγ(回復率)を検査・隔離で大きくできるということだ.そうすればR0を下げられる.

牧野氏は東京都を対象に,例えば全員を月一回(30日ごと,つまり毎日30万人)検査する場合を計算している.この場合1日1人当たりあたりその逆数,つまり1/30の確率で「回復」させることになる.全体の「回復率」は自然の回復の確率γとの和になりγ' =γ+ 1/30,つまり1/γ'= (1/γ) ×{30/(30+1/γ)}.現在,γは1/7程度(つまり平均7日で回復)とされているので,30/37=0.81.つまり再生産数を2割弱下げられることになる.

ことための費用も見積もられていて,安価なスマートアンプで1日6億円,プール方式なら1億円を切る.1年やっても400億.

検査を7日毎にすれば,例えば1.2だったR0が半分の0.6 まで下がり,1ヶ月で新規感染者を 1/8にできる(もちろん費用は4倍になるが).わずかに感度が低いが安価でスピーティーな抗原検査でも,この議論に大差はない.

ロックダウンで人々の生活に,特に苦境にある人に決定的なダメージを(もちろん経済全体にも)与えることに比べれば,とても安上がりではないか.もちろん「アベノマスク」の費用に比べても.

追記:大規模PCR検査については,4月にもWHO上級顧問・渋谷健司氏の全国民にPCR検査をという提言をブログで紹介しました.
全国民にPCR検査を--渋谷教授が提言
そのころに比べて,PCR検査の費用もフィージビリティーも今ははるかに有利です.

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"The Cold War and American Science"日本語訳,1月25日出版 [仕事とその周辺]

cover300w.jpgこのブログでだいぶ前から紹介していました(例えばこの記事)、アメリカの軍産学複合体についてのドキュメンタリー本、ようやく出版の運びとなりました。書店に並んだらぜひ手に取ってご覧ください。帯に書かれる予定の文章と、奥付部分を紹介します。かなり派手なカバーも(右の写真)。
軍事研究と科学者との関わりをテーマにした翻訳本としては、原爆開発や、著名な科学者を題材にしたもの以外はあまり見かけない。本書は、現代アメリカの理工系有名2大学における、第二次世界大戦から米ソ冷戦期の軍事研究を、個人と組織の両面から描いたドキュメンタリーである。一般に知られているような著名な科学者はほとんど登場せず、MITとスタンフォードという超一流の大学とはいえ、いわば「普通の」研究者たちがどのようにして軍事研究に組み込まれていったかを、詳細に明らかにしたものである。
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米国の科学と軍産学複合体 ――米ソ冷戦下のMITとスタンフォード
1月25日 初版第1刷発行
著者 スチュアート・W・レスリー
訳者 豊島耕一・三好永作
発行者 高須次郎
発行所 緑風出版
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最終章に出てくる「3月4日のマニフェスト」は、本には収録されていませんが、こちらに翻訳を紹介します(筆者訳)。1969年春、軍事研究に反対して立ち上がったMITの学生による、3月4日のストと集会への参加を呼びかけた文章で、原文はUCS(Union of Concerned Scientists,憂慮する科学者連盟)のサイトにあります。
科学的および技術的知識の誤用は、人類の生存に対して大きな脅威を与えている。ベトナムでの行為を通じて、私たちの政府は、賢明で人道的な決定を下すという能力についての信頼を揺るがせた。また政府は、我が国が持つ巨大な破壊力をさらに拡大する意図を持つ不穏な兆候もある。

このような事態の進展に対する科学界の対応は絶望的なほどにバラバラな状態である。これらへの対応策を考える小さなグループと、政府内でこの流れを食い止めようとしたがほとんど失敗した少数の優れた男たちがいる。懸念を持つ大多数の人たちは傍観者にとどまっており、影響力がない。私たちはもはやこの問題に関わらないままでいることはありえないと感じている。

したがって、私たちはMITと全国の科学者と技術者に、一致協力した行動とリーダーシップのために団結することを呼びかける。

これらの目的のため、私たちは以下のことを提案する。

1. 科学技術が現実にまたは潜在的に重要性を持つ分野における政府の政策の、批判的かつ継続的な調査・検討を始めること。

2. 研究成果の応用を、現状の軍事技術重視から、環境問題や社会問題という緊急を要する課題解決の目的に方向転換するための手段を考案すること。

3. 学生に対して、破壊的な兵器システムの構築の仕事に加わる前に、科学と技術の恩恵を人類にもたらすことに専念するという可能性と希望を伝え、そしてここで提起された問題を精査するよう求めること。

4. ABMシステム、核兵器の拡大、化学兵器や生物兵器の開発など、誤った助言による、そして危険なプロジェクトに対する断固たる反対を表明する。

5. 科学者や技術者を組織化して、彼らの、より人間らしく、文明化された世界を求める望みを、効果的な政治行動に繋げる可能性を探る。

これらの目標を達成するための第一歩として、私たちは同僚たち(教員と学生)に、3月4日にMITでの研究活動を停止し、現在の状況の分析とその代替案の考察に専念するための1日に参加するよう求める。その日、私たちは、集中的な議論と、上で提案された方針に沿ったこれからの行動の計画立案に携わることを提案する。

もしあなたが私たちの深刻な懸念に共感され、すぐに実行できる象徴的な表現方法を求められるならば、3月4日の行動にご参加ください。
次の写真は上記、憂慮する科学者連盟のサイトからMarch-4-1969_event2.jpg
"3月4日のマニフェスト--March 4 Manifesto"に言及しているページが2つ見つかります。
ON POLITICAL PARTY TACTICS AND SOCIAL MOVEMENT STRATEGIES IN THE ERA OF "GLOBALIZATION"
Noam Chomsky - Deterring Democracy
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封じ込めに成功している和歌山県の知事のメッセージ [社会]

感染者数の推移(12/29現在.NHKサイト)
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知事のメッセージ(和歌山県庁サイト)
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知事の長いメッセージの締めくくりは次の文章です。
12月25日コロナに関する菅総理の記者会見がありました。その際、尾身分科会座長は、「コロナ対策には急所があるんです。」と言って人々の守るべき生活態度を示されました。しかし私は、急所は、しかももっと大事な急所は別にあると確信しています。それは知事の配下にあるすべての公の資源を投入して、感染症法を用いてきちんとした保健医療行政を展開することです。しかも、現実のデータに基づいて科学的、論理的考察から技術を高めてこれを行うことです。その確信は上記に示したような現実のデータを科学的かつ論理的に考察することから出てきます。
次は4月の記事ですが、野尻孝子技監という優秀なスタッフの貢献も大きいかと思われます。
和歌山県に見る、クラスターを防いだ柔軟さと決断力(Wedge REPORT、2020年4月3日)
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封じ込めに成功した国に学ばないのか [社会]

オーストラリアは、12月26日の新規陽性者数9人、ニュージーランドでは27日までの過去96時間の新規陽性者数16人(1日平均4人)。人口はそれぞれ 2499万人と489万人、日本よりは相当少ないものの、感染者数は何桁も違う。雲泥の差。まさに封じ込めに成功している。
(画像クリックでそれぞれの国の最新情報へ)
オーストラリア
AUS26Dec2020covid19.jpg
ニュージーランド
NZ23Dec2020covid19.jpg

ヨーロッパやアメリカのひどい状況はメディアで伝えられるが、上のような成功例はほとんど報道されない。日本の失敗を目立たせることになるので、多分政権に気兼ねを、忖度をしてのことだろう。

mainichi201227corona1.jpg今日の毎日のコロナウイルス「家庭での」対策特集も、検査(pcr 検査、抗原検査)には全く触れていない。「家族が感染を疑われたら」の項目でも、早期発見(検査)、隔離が大原則のはずなのに、それに全く触れない。家庭内で「ソーシャル・ディスタンス」での生活など無理。実際、家庭内感染が増えている。

マスクをみんながしていても、4月までに日本で4万人が亡くなるという恐ろしい予測も出ている(Institute for Health Metrics and Evaluation, Seattle, USA)。デタラメな政府を早くなんとかしないと・・・。

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毎日が反PCR検査キャンペーン? [メディア・出版・アート]

mainichi-pcr-201223r.jpg昨日(12月23日)の毎日の記事に驚く。格安PCR検査のことを大きく取り上げているが、見出しに踊るのは「陽性判定、届け出義務なし」とか、「精度にばらつき、懸念も」という、検査に懐疑的、否定的な文言ばかり。タイトルにある「一長一短」の一長に当たるものはまとめ欄に小さな字で書いてあるだけ。
世田谷区の保坂展人区長が提唱し推進している「社会的検査」のことには一言も触れていない(墨田区も)。また、感度も7割程度と書いているが、次の北大病院の9月29日の記者会見によれば約90%とのことだ。 

記事にある「陽性判定が把握されない」などの問題は、行政が積極的に無症状者の検査を無料で、または低額で実施すればすむことだ。いまだに「pcr不要論」「抑制論」を毎日は振りまくつもりなのだろうか?

今日NHK-BSが放映した、ドイツZDFのニュースでは、クリスマスで帰省する人が無料の検査場を訪れているところが紹介された。この違い、日本のメディアの鎖国ぶりには唖然とするしかない。
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ナレーション:クリスマスが目の前に迫り、家族に会いに行く前に念のためにスピード検査を受けようとすることを多くの人が考えます。バーテンヴュルテンベルグでは23日と24日、無料で検査が受けられます。
救急医です。
「このスピード検査の確実性は95%以上です。もちろん陽性の人は出てきます。そういう人たちは、祖父母や両親に会いに行かないでしょう。」
ドイツ語のわかる人は直接ZDFのサイトの該当項目でどうぞ。
なお、これは3番目の画像からわかるように、PCR検査ではなく、迅速に結果がわかる抗原検査のようです。

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