佐賀県公安委員会に、オスプレイ基地建設工事を取り締まらない「不作為」で苦情申立て [社会]
1/14:末尾に予定を追記。
昨日(1月9日)、佐賀県公安委員会に、オスプレイ基地建設工事を取り締まらない「不作為」で苦情申立てをしました。その文書を公開します。
公安委員会付きの2名の警察官の方が応対され、佐賀新聞、サガテレビ、読売の3社が、私たちの申し立てに同席取材、佐賀新聞はその日のうちにネットにニュースとして流しました。
「『駐屯地工事止めるため取り締まりを』 反対市民ら、佐賀県公安委に苦情申し出」
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1174097
(以下の提出文は、1月4日に掲載した原稿をわずかに修正したものです。)
なお、次の段階の行動、つまり「私人による法の執行」については、今週土曜日(13日)14時から、本庄公民館でミーティングをします。関心のある方はお集まり下さい。
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1/14追記:昨日(13日)佐賀市の本庄公民館で6名でミーティング。その結果、来週金曜の19日にも行動の趣旨・計画などを発表する記者会見を実施し、27日頃に最初の阻止行動を実施する予定です。詳細は週明けにもお知らせします。
https://www.facebook.com/kouichi.toyoshima/posts/pfbid0arLiAXs9ZZfuzs8d4isnG8rE64t4rwsJp4QxCGruP3gKvi1p4Fwmksug2e246dRMl
昨日(1月9日)、佐賀県公安委員会に、オスプレイ基地建設工事を取り締まらない「不作為」で苦情申立てをしました。その文書を公開します。
公安委員会付きの2名の警察官の方が応対され、佐賀新聞、サガテレビ、読売の3社が、私たちの申し立てに同席取材、佐賀新聞はその日のうちにネットにニュースとして流しました。
「『駐屯地工事止めるため取り締まりを』 反対市民ら、佐賀県公安委に苦情申し出」
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1174097
(以下の提出文は、1月4日に掲載した原稿をわずかに修正したものです。)
佐賀県公安委員会 御中[注]にある問題の図はこちらです。
警察法第七十九条一項に基づき、以下の通り苦情を申し出るものです。速やかな対応とご回答をお願いします。
一、佐賀空港西側の隣接地での駐屯地工事は違法であり、これを止めるための取り締まりを行うこと。
二、貴殿がこれを行わない場合、やむを得ず私たちが「私人による法の執行」としてこの工事を止めるための非暴力の行動を取る場合がありますが、その際に平穏な環境が維持されるようご配慮をいただきたい。
理由:
佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、防衛省は6月12日、佐賀空港西側の隣接地で駐屯地工事に着手しました。しかしこの計画は、工事の対象となる土地の地権者全員の同意を得ておらず、違法なものです。実際、複数の地権者が工事の差し止めを求めて裁判を起こしています。
工事の違法性はそれだけではありません。国の最も重要な法規である憲法9条に明白に違反します。駐屯地の主な目的とされるオスプレイは、2017年4月の地権者説明会で配布された防衛省のパンフレット「陸上自衛隊の佐賀空港利用について」によれば、「島嶼防衛や奪回」を目的に新設される「水陸機動団」を「島嶼部に迅速に投入する」ためにオスプレイを使用する、としています。つまり、あからさまに隣国との軍事衝突=戦争の準備のためであると述べています。その行動半径も、2014年に住民説明会などで使った資料[注]にある図では、1回の空中給油で行動半径が1,100キロにも及ぶとされ、朝鮮半島全域と中国大陸の東部もその範囲に入ります。このような能力と目的を持つ行為が「戦争の放棄」を定めた憲法9条に違反することは明らかです。
前者の違法性に対しては、警察法第二条(警察の責務)が、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査にあたる、と定めることにより、また後者に対しては、同法第三条の「この法律により警察の職務を行うすべての職員は、日本国憲法及び法律を擁護し、不偏不党且つ公平中正にその職務を遂行する旨の服務の宣誓を行うものとする」との趣旨に鑑みて、いずれも貴殿の取り締まりの責任に属すると考えられます。その責任に応えていただくことを要請致します。
もし貴委員会と県警とが上記の行為を放置するとすれば、やむを得ず「私人による法の執行」が必要と思われます。そのような例としてよく知られているのは、痴漢行為の現行犯を目撃した場合の私人逮捕ですが、もちろん対象となる違法行為は痴漢行為に限られるものではありません。
もし私たちがこのような法の執行行為を行わざるを得ない場合、その場の平穏な環境が維持されるようご配慮をお願いします。
市民有志
(2名連署)
2024年1月9日
[注] https://www.mod.go.jp/rdb/kyushu/topics/107sagasityoukai/260901sagapanfu.pdf
なお、次の段階の行動、つまり「私人による法の執行」については、今週土曜日(13日)14時から、本庄公民館でミーティングをします。関心のある方はお集まり下さい。
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1/14追記:昨日(13日)佐賀市の本庄公民館で6名でミーティング。その結果、来週金曜の19日にも行動の趣旨・計画などを発表する記者会見を実施し、27日頃に最初の阻止行動を実施する予定です。詳細は週明けにもお知らせします。
https://www.facebook.com/kouichi.toyoshima/posts/pfbid0arLiAXs9ZZfuzs8d4isnG8rE64t4rwsJp4QxCGruP3gKvi1p4Fwmksug2e246dRMl
2024-01-10 12:56
nice!(0)
コメント(1)
上にある「私人による法の執行」、つまり基地建設阻止行動の具体化についての記者会見を、今週金曜19日午前11時から、佐賀県庁記者会見室で行います。メディアの方々、また一般の方もどうぞおいで下さい。
by yamamoto (2024-01-16 10:09)