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ナチスと比べられるような虐殺が、ナチスの時とは違って世界中の衆目の前で [反核・平和]

ナチスと比べられるような虐殺が、ナチスの時とは違って世界中の衆目の前で行われるという、恐ろしい日々が続く。さすがに欧米など諸外国では大規模に、停戦を求め、イスラエルを非難するデモが起きている。日本でもデモは行われているが、外国との規模の違いに愕然とする。これほど無関心な、無感覚な、冷酷な国民なのだろうか。

全国規模の平和運動団体は、そして少なくとも護憲・平和主義を掲げる政党は、メディアに無視されない規模と方法*で、一団体だけで無理なら互いに連携して、大規模デモを実施すべきではないか。

そのような責任を負うべき団体のウェブサイトやSNSをいくつかチェックしてみた。

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動
http://sogakari.com/?p=7105
最新は『日本政府は大虐殺をやめさせろ!12・22外務省抗議行動』( #1222外務省抗議行動 #パレスチナに平和を緊急行動 #FreeGaza )
ツイッター(x)はない。

原水協
http://www.antiatom.org
https://twitter.com/AntiatomOrg
原水禁
http://gensuikin.peace-forum.co
平和フォーラム
http://www.peace-forum.com
https://twitter.com/forum_gensuikin
これら3団体は、パレスチナ、ガザに触れた発信はない。

東京平和運動センター
http://tokyo-peace.net
最新の発信は、2023年11月5日
「パレスチナ・ガザでの虐殺を止めよ!子どもを殺すな!「パレスチナに平和を!緊急行動」が行われる」

* 誰からも見えない、人里離れた公園や広場ではなく、交通の激しい、例えば数寄屋橋交差点を占拠して。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2019-05-04
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沖縄県公安委員会メンバーの総入れ替えを [社会]

地方自治を無視した辺野古「代執行」、完成はン十年先とか。つまりそんな未来の戦争を「予約」するための工事?もはや大成建設と大林組など、大手ゼネコンのためのものではないかと思われます。
玉城知事の苦労はいかばかりかと思います。この際、知事の県公安委員会の「所轄」に伴う権限と委員の任免権[注]を全面行使してください。最も重大な違法行為に対して県警が適正な対応で取締るようにするべきです。つまり、辺野古では、抗議する市民を規制するのではなく、工事を進める業者を逮捕するよう、たとえば山城博治さんを委員に選任するなど、公安委員会メンバーを選定し直すべきです。
こちらに権限、人事権の関係を図にしています。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2015-01-18-1

私としては、次の3人の方々に委員になってもらいたい。
okinawa-koan-iinkai.jpg
(→現在の沖縄県公安委員会メンバー
制度上は知事の権限でも、実際の権力関係、パワーバランスはもちろん条文どおりではないでしょうが、県民の強力な支えがあれば、「強権発動」も十分可能だと、大真面目で思っています。
(21日のフェイスブック投稿とほぼ同じ内容です。)
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[注] 知事の公安委員会委員の任免権は「都道府県の議会の同意を得て」との条件付きです(警察法39条,41条の2)。 現在の県議会の構成は、与党24、野党・中立24となっています(沖縄タイムス2023年11月21日付け
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共産党大会の決議案、加えたり修正すべき点について [反核・平和]

来年1月15~18日に開かれる共産党大会の決議案は、11月15日の「しんぶん赤旗」に掲載され、ウェブサイトにも掲示されている。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-11-15/2023111507_01_0.html

国際、国内情勢の分析と対応・対策については、大まかには妥当と言えると思うが、同時に様々な問題点もある。ここではその問題点について述べる。これまで、繰り返し共産党とその方針などに対してこのブログで意見を書いて来たが、それと重なる部分も多い。(丸囲み数字は「マル1」のように表記しています。)(1401577.gif26日朝、一部字句修正と追加)
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憲法と安全保障

2章(6)(新聞9ページ)
マル1 「抑止力でなく「安心」供与」は尤もであるが、同時に、ジーン・シャープの「市民力による防衛」 [注1]の概念を採用すべきだ。国の内外を問わず、民主主義に対する攻撃の可能性はゼロではない。実際、外からは現在の米軍による県土面積の8.2%(187平方キロ)の占領[注2]、内からは現在、自公による事実上の独裁が行われている。前者に対して、武力でこれを排除しようなどとは誰も言わない。

前回決議にあった「自衛隊の活用」は今回は全く姿を消したが、どうなったのか?誤りだったのか?誤りだったのなら、そう明言すべきだし、そうでなくても何らかの説明が必要だ。この文言が重要でないを使用したことが重大でなかったはずはない。

マル2 南西諸島軍拡問題:対応が遅れたことの反省はないのか?「赤旗」では沖縄の基地問題と言えばほぼ辺野古のことばかりで、「南西諸島」はほとんど報道がなかった。上の、「自衛隊の活用」方針が影響したのではないか?

マル4 「第二に、日米安保体制の世界でも異常な危険性を告発し、日米安保条約を廃棄して、対等・平等・友好の日米関係をつくるための党としての独自の努力を、一貫して行うということである」とあり、それはもっともだが、その戦略・戦術がない。その2つ次の段落、「日米安保条約廃棄の国民的合意をつくるために力をつくそう」も同様。反基地闘争の強化が必要ではないか。

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"Activism for Life" 翻訳出版セミナー第4回の録画公開 [メディア・出版・アート]

seminar4-1d.jpg17日に北沢タウンホールで、ズーム併用で開きました"Activism for Life" 翻訳出版セミナー第4回の録画です。
 引き続きクラウドファンディングへのご協力よろしくお願いします。
 https://camp-fire.jp/projects/view/726223
seminar4-1a.jpg冒頭は豊島の、アンジーさんとのこれまでの関わり、スコットランドでの活動などについてのプレゼンテーション、続いてクラウドファンディングの紹介、最後は3人による座談会と質疑応答です。
長いので、ジャンプ可能な目次を作りました。

seminar4-3.jpg豊島のプレゼン(冒頭から)  youtu.be/pe7NyunGJpw
 〃 佐賀オスプレイ問題   youtu.be/pe7NyunGJpw&t=905
大津留のクラウドファンディング説明 youtu.be/pe7NyunGJpw&t=1130
seminar4-2a.jpg3人による「座談会」     youtu.be/pe7NyunGJpw&t=1520
 〃 アンジーの日本講演ツアーの話題 youtu.be/pe7NyunGJpw&t=2550
 〃 豊島の独房経験     youtu.be/pe7NyunGJpw&t=3570
 〃 県公安委員会について(豊島)  youtu.be/pe7NyunGJpw&t=4360
 〃 警察への対応、国会前の経験(大津留) youtu.be/pe7NyunGJpw&t=4410
 〃 質問:アンジーさんらの組織形態は?(答え:川島) youtu.be/pe7NyunGJpw&t=5090
 〃 彼女が活動を始めたきっかけは?(答え:川島) youtu.be/pe7NyunGJpw&t=5200
後半、録音が聞きづらいところがあります。今後同様のイベントをやる場合は、ズーム中継用とは別にマイクを用意して録音する必要があることを学びました。
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「セミナー」関連記事
第4回
サン-ヒー・チョイさんのメッセージ、「ファスレーン365」日本チームの動画へのリンクあり
第4回セミナー案内
第3回
セミナーでのアンジーさんのスピーチ
第3回の録画
簡単な報告
第3回の案内
第2回
録画
簡単な報告
案内(更新)
案内
第1回
録画
案内


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「非暴力直接行動が世界を変える」翻訳出版・第3回セミナーでのアンジーさんのスピーチ [メディア・出版・アート]

1401577.gif出版されました! https://www.nanpou.com/?pid=178896281
アンジーさんの本の出版セミナー第3回の録画はすでに紹介しましたが(12月8日の記事からリンク)、その冒頭の彼女のスピーチのテキストです。日本語訳、原文の順に紹介します。[引き続き出版資金クラウドファンディングにご協力を]
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「抗議行動がなければ民主主義は死ぬ」

日本とは異なり、英国では非常に多数の、数千人を数える人々が抗議行動中に逮捕され、告訴され、有罪となっています。
例えばファスレーンのような核兵器基地やイスラエルのエルビット社のような兵器製造会社の封鎖をしたり、環境破壊を止めるためのデモで化石燃料の使用をやめさせようと公道をゆっくりと歩いたりすれば、重い罰金刑か禁固刑を課せられます。
職を失うことを恐れたり、子供や身内の世話をしなければならないなど、逮捕のリスクを負うことができない人もいます。
そのような状況にある人たちは裏方で支援したり、罰金支払いのために寄付を募ったり、報道やマスコミに対応したり、服役中の活動家の支援をします。逮捕を覚悟の活動をする活動家一人につきおおよそ5、6人が支援をしています。
日本でもそうだと思うのですが、こちらでは逮捕を怖がったり、心配する人は大勢います。
でも、十分な準備を整え、 友人や家族や運動が支えるならば、思っていたほど悪くないことに気づきます。
実際、恐怖に立ち向かい、人間として強くなることで、とても解放されます。行動を起こしたことに満足できます。
私自身は様々な国で逮捕を経験しました。どのようなことが起こるのか、全くわからないこともありました。
もちろん、他国で逮捕されることのほうが楽な場合もあります。その国の当局は、外国人が逮捕されたときに受けるかもしれない世間の評判を嫌っている可能性があるからです。それで、告訴や提訴はされず、国外退去もしくは逮捕されるだけで済むかも知れません。
18b  Angie inside Naval Base 25th February 2012w800.JPG韓国の済州(チェジュ)島でのことです。平和の島、チェジュの豊穣な土地と水源を破壊しながら建設されている巨大な米軍基地建設に反対して 地元の韓国人と共に抗議行動をしている時に、逮捕され、刑務所に入れられました。[右の写真,原書105頁]
しかし最終的に、私は国外退去させられただけでした。
十分に自由がきく生き方をしていたため、逮捕されても私自身は大変な影響を受けることがありません。一人一人違いますので、その状況によってどうするかは個人の選択に任されることになります。
韓国では、基地建設に反対する運動が継続していること、活動をやめないこと、刑務所に送られても反対運動を続けることから、地域の人々は力を得ています。
時には、この地球の破壊を続ける「通常業務」の状態を封鎖行動などで混乱させるような、一歩も引かない覚悟での抗議行動だけが変化を引き起こせる場合もあります。「抗議行動がなければ民主主義は死ぬ」と書いてあるTシャツを持っています。

私は地球市民であると考えています。そして英国の大企業、投資銀行や軍隊が世界中で何をやっているのか、自覚しています。
英国はその破壊的な収奪・搾取(開発)主義と軍事主義で他国に影響を及ぼしています。私は、私自身が異議申し立ての行動を起こすことで、全身全霊を持って、私の名の下にまた私の意志のもとに、このような収奪や軍事行動が行われていないことを主張します。
私は同志である人々と連帯します。そして、異なる国々の人と共に行動することは大きな喜びであり、またインスピレーションの源です。
この大切な地球を守って、共にここで暮らしたいと、思いを同じくする人々が、世界中どこにでもいることを学びました。
友人や同志は世界中にいます。遥か彼方に住んでいようと、文化が異なろうと、それら人々の存在はとても近くに感じます。
長年に亘って積み重ねてきた抗議行動の私の経験、私の間違い、そして私が学んだことが、みなさんの役に立てば幸いです。
世界中の人々が行動を起こし、それぞれの政府、大企業、軍隊に異議申し立てをしたならば、人々が共生し、素晴らしい地球の資源を分かち合い、生きとし生けるものと共に生きていかれるようになるのではないか。そうなることを願ってやみません。
私たちが住んでいるこの生態系を気候変動と軍事主義が破壊してしまうまでに時間はありません。今、行動しなければなりません。

(次は原語)

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"Activism for Life" 翻訳出版セミナー第4回、サン-ヒー・チョイさんのメッセージ [メディア・出版・アート]

追記あり。
seminar-4-04m29s.jpg"Activism for Life" 翻訳出版セミナー第4回については13日の記事でご案内をしましたが、予定どおり17日に北沢タウンホールで開催されました。ズーム併用で、その録画もありますので、いずれ公開する事になると思います。右はそのシーンから。
この集会に寄せられたチェジュ島在住のサン-ヒー・チョイさんのメッセージを紹介します。彼女はこの本の「付録4 軍国主義」に登場します。
日本語訳、原文(英語)の順です。
アンジーと日本の友人の皆さん
メッセージで集会に参加できることを光栄に思います。

何よりも、アンジー、そして日本の翻訳者やオーガナイザーの皆さん、集会開催おめでとうございます。
アンジーは2012年2月に江汀に来て、3週間ほど村に滞在しました。私は今でも、アンジーが地球の旗を手にグロンビ岩の有刺鉄線の中に勇気を持って入っていったのを思い出します。グロンビ岩は、多くの湧き水と多様な絶滅危惧種が生息する美しい岩の海岸でした。海軍はその海岸を破壊し、強引に海軍基地を建設しました。基地は結局2016年に完成しました。アンジーが有刺鉄線を切断したのは2012年のことでした。彼女はとても自信に満ち、毅然としていました。私たちは彼女の勇気と平和への献身に驚きました。
そして何よりも、私たち全員に対する彼女のメッセージに深い感銘を受けました。アンジーが3度逮捕されたとき、私は警察署で通訳として彼女に付き添いました。警察官に「どこから来たのか」と聞かれたときの彼女の答えを覚えています。アンジーはグロンビ岩から来たと答えました。国籍ではなかったのです。彼女は、私たちの唯一の惑星である地球に生き、地球を大切にする人間のひとりとしてそこにいたのです。
それは私のメッセージでもあります。特に、軍備増強や戦争が私たちの平和と安全を脅かすだけでなく、気候災害を悪化させる時代において、平和を求める私たちの声はより大きく、より広く届くものでなければなりません。ここ済州島の状況はより深刻です。軍と軍需資本は私たちよりも速く動いています。最近、武器輸出でイスラエルと協力関係にある武器製造会社ハンファシステムは、国防省が蓄積した打ち上げ技術を使い、済州の南側の海で韓国初の企業製の人工衛星を打ち上げました。この会社は済州に宇宙センターを建設する計画を立てています。済州島は海軍基地であることを超え、航空宇宙戦争の島になりつつあります。そして済州島だけでなく、太平洋の多くの島々や地域が戦争の前哨基地として強化されていると聞きます。私たちの陸、海、空、宇宙はすべて軍事化されています。私たちの生活は軍事化されています。
しかし、私たち人間はここにいます。平和と正義を求める人々の連帯こそが、非人間的で無慈悲な戦争と軍備増強から地球を救う唯一の選択肢であることを、私たちは知っています。戦争は死です。私たちは生きるためにここにいます。アンジー、そして奮闘している日本のすべての友人の皆さんに挨拶を送ります(congratulations)。皆さんのおかげで、私たちは愛と平和、そして次の世代や地球上のすべての素晴らしい生きものたちに対する責任で、互いにつながり合っていることを、私はいつも思い起こすのです。皆さん、ありがとうございます。

サン-ヒー・チョイ
韓国,チェジュ
Dear Angie and friends in Japan,
It is my honor to join you with a message.

Above all, congratulations, Angie and the translators and organizers in Japan who deserve all the respect for hard work.
Angie came to Gangjeong in February 2012 and stayed in the village for about three weeks. I still remember Angie who courageously walked into the barbed wire of the Gureombi rock, with the Earth flag in her hands. The Gureombi rock was a beautiful rock coast with many spring waters and diverse endangered species. The navy destroyed the rock coast and forcefully built the navy base. The base was finally completed in 2016. It was in 2012 when Angie also cut the barbed wire also. She was very confident and resolute. We were amazed by her courage and commitment for peace.
  But, above all, I was deeply impressed by her message for all of us. When Angie was arrested three times, I was with her in the police station as a translator. I remember her answer to the policeman when he asked her where she came from. Angie answered that she came from the Grurombi Rock. It was not a citizenship.  it was not a nationality. She was there as one of the human beings living on and caring for our only planet, the Earth.
  So it became my message, also. Especially in the era when military build-up and wars not only threaten our peace and safety, but also aggravate the climate disaster, our voice calling for peace should be bigger and wider. The situation in Jeju is much worse here. The military and the arms capital are moving faster than us. Recently, the Hanhwa System, an arms company who cooperates with Israel for arms export, launched the 1st South Korea corporate-made satellite in the south sea of Jeju, using the launch technique accumulated by the Defense department. It plans to build the Space Center in Jeju. Jeju is becoming an aerospace war Island, beyond the navy base. And I hear it is not only Jeju, but many Islands and regions in the Pacific are being enforced to be the outposts for wars. Our land, sea, sky, and space are all being militarized. Our lives are militarized.
  But we, people are here. We know that the people’s solidarity for peace and justice is the only alternative to save the Earth from the inhuman and merciless wars and arms build-up. War is death. We are here for life. So congratulations to Angie and all the hard-working friends in Japan. Thanks to you, I will always remember that we are all connected with love, peace, and responsibility for our next generations and all unspeakable lives on our planet. Thank you, all.

Sung-hee Choi
Jeju, South Korea
サン-ヒーさんのフェイスブック: https://www.facebook.com/gangjeong.sungheechoi

これを読み上げたあと私が、アンジーさんとのこれまでの関わり、活動への参加などをスライドで紹介しました。その中で2分ほどの動画を紹介しましたが、それを含む7分半の「完全版」はこちらです。

*出版のための資金がまだ不足しています。引き続きクラウドファンディングへのご協力よろしくお願いします。こちらです。
https://camp-fire.jp/projects/view/726223
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佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を [社会]

arrest-uk-japan.jpg昨日(12月20日)の、佐賀オスプレイ基地建設差し止めの本裁判提訴と仮処分第3回審尋の際に開かれた集会で、以下を提案しました。同じ内容をチラシ(右は画像)にして、メディアの方々も含め約30枚を配布しました。なお、このチラシを最初に配布したのは9日の「県民集会」です。
23:22追記:押し詰まった29日(金)15時、佐賀市内某所で第一回相談会を開きます。実際に阻止行動をするメンバーだけでなく、後方支援、記録、ギャラリーも必要です。参加ご希望の方はメールでご連絡を。toyosima[アットマーク]ta2.so-net.ne.jp
1401577.gif1/5追記:後継記事「続・佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を」
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今こそ工事阻止行動の再開を

繰り返された「オスプレイは安全」という防衛省の説明が虚偽であり、また、防衛省からの安全性に関する説明に不合理な点はないとした山口祥義知事の発言(2018年8月8日の定例記者会見)の根拠も崩れました。したがって当然、防衛省は基地建設を中止すべきであり、知事もオスプレイ受け入れ・基地建設容認を撤回すべきです。

阻止行動再開の好機
 そして、反対運動を進めて来た私たちは、当初行われたダンプ侵入阻止などの非暴力の阻止行動を再開すべきです。このタイミングを逃すべきではありません。
 阻止行動が行われなくなったのは、警察が逮捕を仄めかしたからと言われますが、逮捕ごときに怯んでいて、戦争を、「新しい戦前」を止められるでしょうか?

裁判を側面から支援
 警察は、抗議する市民の逮捕を考えるのではなく、違法な工事を進める業者と防衛省を取り締まるべきです(自治体警察として)。「住民の会」の有志が工事の差し止めを求める裁判を起こされていますが、仮処分の裁判でさえ時間がかかっていて、その間も工事が進み、税金が浪費されています。警察が工事を止めない以上、市民は「私人による法の執行」として、工事を止める権利があると思いますし、そうすべきだと思います。
 このまま工事が進行すれば既成事実化が進み、運動の気勢を削ぎ、裁判にも悪い影響を及ぼすでしょう。少しでも工事を遅らせられれば反対の県民世論を勇気づけるでしょう。

阻止行動のグループを
 警察はこのような行動を取り締まる方向で動くことは確実なため、直接行動は逮捕のリスクを伴います。一般の人にとって逮捕・勾留は、生活上の大きな困難を来たすので、誰でも取れる行動ではありません。しかし定年退職者などそのリスクを負うことができる人も少なくないと思います(私自身がそうです)。
 そのような人たちを中心に阻止行動のグループを作ることを提案します。警察の理解を得るため、事前に警察法79条の県公安委員会への「苦情申し出」や、直接県警との対話を求める必要があります。そのため佐賀県民の方の参加は不可欠です。(2023/12/9)
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留置場、みんなで入れば恐くない。
一人で入るのも悪くない。
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以下、関連画像と情報です。
(1)市民運動における「逮捕」のイメージ、イギリスと日本。イギリスの運動とそこでの行動の参加者のそれがポジティブなのに対し、日本の活動家のイメージがネガティブであることが分かります。

[左]英国の反核運動「トライデント・プラウシェアズ」の手引書日本語版4章(76頁)から。「手続きと新しい友達とを待つ」 [中央]スコットランドの留置場に一泊したファスレーン基地封鎖行動・日本チーム参加者からの子年の年賀状、2008年 [右]「救援ノート」表紙 救援連絡センター発行、2019年版
DMSCOP~1_r2.jpgNY-Greeting2008.jpgkyuen-note-frontpage.jpg

(2)英国の活動家アンジー・ゼルターさんの本の翻訳出版を進めていますが、そのクラウドファンディングのための3回目のセミナーを開きました(こちらに録画を公開)。テーマはまさに「市民運動における逮捕」。著者のアンジーさんの話の一部を紹介します。
angie11-27.jpg英国では数千人以上の人々が抗議行動中に逮捕 され、有罪となっている。例えばファスレーン のような核兵器基地や、イスラエルのエルビッ ト社のような兵器製造会社の閉鎖をしたり、気 候危機のデモで化石燃料の使用中止を求めて、公道をゆっくりと歩いたりする と、重い罰金刑か禁固刑を課せられる。
家庭や職場の事情で逮捕のリスクを負うことができない人が大半だが、そのよ うな人たちは裏方で支援したり、罰金支払いのために寄付を募ったり、マスコ ミへの対応、服役中の活動家の支援をする。逮捕覚悟の活動家一人につきおお よそ5、6人の支援者がいる。
・・・おそらく日本と同様、逮捕を怖がる人は多いが、十分に準備し、友人や 家族、運動グループが支えるなら、思っていたほど悪くなく、むしろ恐怖と対 峙してより強い人間になることで自分自身が解放され、満足感が得られる。
       →スピーチ全文「抗議行動がなければ民主主義は死ぬ」
(3a)関連リンク(当ブログ内)
県警をめぐる支配・被支配と人事権の関係を図に
「獄中記」(スコットランドでのイージーな留置場体験)
留置室の張り紙(同上)
「防衛力としての、暴政の抑止力としての市民的抵抗」全文転載(『反戦情報』8月15日号)
「”ガラパゴス”状態の日本のデモが暴政継続を許す」(『反戦情報』2021年2月15日号ー4月15日号)
1401577.gif佐賀大学退職・現職教員有志一同で佐賀県にオスプレイ容認撤回を要請(2018年9月)

(3b)関連リンク(外部リンク)
「はっちゃんのオスプレイ反対日記⑨」(6-7月の阻止行動も記録されています。)
同上、英語版:‘Ha'chan's Anti-Osprey Diary-9’ to protect Saga's Great Earth and the Ariake Sea.
オスプレイ反対住民の会(ブログ左コラムに同じリンク)
オスプレイ裁判支援市民の会(同上)
1401577.gifNHKの佐賀のニュースによると、県知事の記者会見で記者から、「オスプレイ」墜落事故を受けて、工事の中断を求めるかどうかという質問が出たそうです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20231227/5080016231.html
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アメリカがイスラエルと同じテロ国家ということをCNN番組が晒す [社会]

バイデンとネタニヤフとの興味深い応酬をCNNが報じたことを牧田寛氏が紹介しています。牧田氏は「誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?」の著者です。
https://twitter.com/BB45_Colorado/status/1735058657501704202
mhiroshi231214.jpg
バイデン大統領は、政治資金パーティの場で、ネタニアフ氏にガザの民間人殺戮について強い警告を行ったと明かしました。
ネタニアフ氏は、合衆国は日本を焼き払い、核攻撃をした。我々も同じ事をしていると明確に拒絶しました。

原文は、CNNの書き起こしサイトにあります。上のリンク先で"japan"を入れればその箇所(次に転載)に行きます。
BARAK RAVID, CNN POLITICAL AND FOREIGN POLICY ANALYST: Good evening, Anderson. Well, I think that, you know, when you read Biden's comments from earlier today, and when -- by the way, everyone who is interested in U.S.-Israel relations, this text is a must. I read it from top to bottom. Biden says amazing things there.
For example, he tells about the phone call he had with Netanyahu, when he tells Netanyahu, listen, you have to be more careful with Palestinian civilians in Gaza, with your airstrikes. And Netanyahu tells him, what do you want from me? What about the carpet bombing you guys did in World War II and the nuclear bomb you threw on Japan?
アメリカがイスラエルと同じテロ国家だということが、はしなくも白日に晒されることになりました。この、第二次大戦の戦勝国の戦争犯罪がいまだに断罪されていないということが、いわゆる「先進国」が引き起こし、関わる戦争の根本原因でしょう。そしてまた、日本国内で歴史修正主義がはびこる遠因ともなっています。
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アンジーさんの本の出版クラウドファンディング継続と第4回セミナー [メディア・出版・アート]

アンジーさんの本の出版クラウドファンディング、12月8日で終了し、86人の方から、376,500円の支援を頂きました。厚くお礼申し上げます。残念ながらまだ資金が不足するため、第二次として継続することにしました。こちらです。
https://camp-fire.jp/projects/view/726223

また、第4回セミナーを対面とズーム併用で、以下の通り実施します。関東圏の方はぜひ会場においで下さい。

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アンジーゼルター著『非暴力直接行動が世界を変える』
翻訳者と本書翻訳の意義について語る座談会

友人の皆様、メディアの皆様

イギリスの平和運動家アンジー・ゼルターさんの"Activism for Life"、邦題「非暴力直接行動が世界を変える 核廃絶から気候危機まで 一女性の軌跡」という本の翻訳出版計画を進めてまいりましたが、ようやく来年初めに出版の運びとなりました。出版社からの「400部買取り」の資金捻出のため、クラウド・ファンディング(CF)第2回目を開始します(第一回目は12月8日に終了)。
出版に先立ち、翻訳者3人から刊行の意義や、和訳の困難さなど、肩の凝らぬ座談会を以下のように開きます。どうぞご参集ください。

日時:12月17日 午後1時半~4時半
会場:北沢タウンホール 集会室1 東京都世田谷区北沢2-8-18
電話:03-5478-8006
最寄駅:下北沢駅[東口 徒歩3分

座談会メンバー

大津留公彦
「ファスレーン365」日本実行委員会メンバー、ブロガー、歌人俳人、新日本歌人協会常任幹事、文化団体連絡会議事務局長、「私が東京を変える」事務局長。

川島めぐみ
翻訳家。書籍「山谷ブルース」「くたばれ、ジャップ野郎!」「電話カウンセリング」、映画字幕「でくの空」「馬毛島クロス」など、社会問題や人権問題に関する書籍などの翻訳を多数手がけてきた。

豊島 耕一
長年、平和活動に関わり、ブログなどで活発にメッセージを発信。アンジー・ゼルター氏が原潜研究所非武器化行動で無罪を勝ち取った後、日本に招待して全国公演ツアーを敢行。「ファスレーン365」日本チームを結成、参加。佐賀大学理工学部元教授。

Sung-Hee Choi(メッセージ.豊島が代読)
韓国・チェジュ島で米軍基地建設反対闘争などに従事

お問い合わせ先:
kimihiko_ootsuru3[アットマーク]yahoo.co.jp(大津留)
atoztransproject[アットマーク]gmail.com(川島)
toyosima[アットマーク]ta2.so-net.ne.jp(豊島)

クラウド・ファンディング(2次)のサイト: https://camp-fire.jp/projects/view/726223
カンパ振込のご案内:
三菱UFJ銀行新宿中央支店 (普)5314271
アイダブルピーエス パレスチナ

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第四回セミナーを兼ねて以下にてzoom配信を行います。
https://us02web.zoom.us/j/9246513214?pwd=VmRKTnFGSXZ0b056WmNJOXBZci90QT09
ミーティングID: 924 651 3214
パスコード: 803142
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大学支配法案、「裏金疑惑」の報道洪水の下でひっそりと [憲法・教育基本法]

これだけ内閣が「裏金疑惑」でその存立根拠さえ危ういのに、その報道洪水の下で、しかもそれを利用してひっそりと進行している、大学を権力と資本に売り渡す法案。
蓮舫議員が「X」で警告を続けている。
今日の毎日の朝刊にはこの問題は1行もない。赤旗さえも。強行採決には強行阻止(非暴力の実力行使)でお願いします。ニュースで取り上げさせるほとんど唯一の手段であり、完全に正当な行為である。他の野党会派もぜひ。
今朝の蓮舫議員のツイートです。もし実力阻止ができないなら審議拒否が次善の選択肢である。
https://twitter.com/renho_sha/status/1734300474994745412
「国立大学法人改正案
自民党、公明党、維新が賛成し委員長職権で今日の委員会質疑が決められました。
立憲民主党、国民民主党、共産党は質疑そのものに反対しましたが、委員会が開かれるのであれば審議拒否はせず質問します。
しかし、こんな短時間で。かつ政治とカネまみれの状況で採決強行には反対。」
蓮舫議員12日朝.jpg
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