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オスプレイ基地建設阻止行動で工事は半日止まる [社会]

(1/28 私が持ったプラカード画像を1401577.gif末尾に追記)
朝9時からゲート前で座り込みを開始しましたが、業者側が我々を「忖度」したのでしょうか、ダンプは1台も姿を見せませんでした。午前中は全く動かなかったようです。1時間のアクションで半日止めたことになり、予想以上の成果です。参加の皆さん、ご苦労様でした。取材のメディアの皆様もお疲れ様でした。
サガテレビが夕方ニュースで伝えました。これは、同局がYouTubeに上げた動画。

局のサイトにもあります。→ https://www.sagatv.co.jp/news/archives/2024012715615
なお、団体名は「オスプレイストップ!9条実施アクション佐賀」、略称「9条実施アクション佐賀」に決まりました。次の行動日は2月24日(土)13時ー14時です。しかしこの程度の頻度では効果も限定的なので、何か工夫を考える必要があるでしょう。
1401577.gif1/28追記:佐賀新聞も報じています。 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1184568
西日本、朝日、毎日、讀賣は、ネット上では見当たりません。
沖縄タイムス https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1298663
1401577.gif朝日が29日に報道。 https://www.asahi.com/articles/ASS1X6X89S1WTTHB005.html
ーーーーーーー
私のプラカードです。
heiwani-kurasu.jpegshikataga-aru.jpg
                              ↓
                          原稿画像ファイル
右の画像下のQRコードのリンク先です。
佐賀県公安委員会への苦情申し出(1/9) http://ad9.org/osprey/plea.pdf
抗議行動の趣旨・呼びかけ(1/19) http://ad9.org/osprey/pressrelease240119.pdf
県警本部長宛の手紙(1/25) http://ad9.org/osprey/toMr.Jun-ya-Nakamura.pdf
次は、上のQRコードにはありませんが、阻止行動の参加者全員に署名を求めている「非暴力と安全のための誓約書」です。
http://ad9.org/osprey/pledge-A4.pdf
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オスプレイ基地建設阻止行動開始にあたっての佐賀県警本部長への手紙 [反核・平和]

本日(1月25日)午後、仲間が佐賀県警本部を訪ね、以下の県警本部長宛の手紙を届けました。
http://ad9.org/osprey/toMr.Jun-ya-Nakamura.pdf
19日の記者会見資料(誓約書を含む)も添えました。

なお、これまでの関係書類を以下に置いています。(古い順)
 佐賀県公安委員会への苦情申し出  1月9日
  http://ad9.org/osprey/plea.pdf
 抗議行動の趣旨・呼びかけ(プレスリリース) 1月19日付
  http://ad9.org/osprey/pressrelease240119.pdf
 非暴力と安全のための誓約書
  http://ad9.org/osprey/pledge-A4.pdf

では、上のPDFと同じものを、以下にテキストで紹介します。
----------

佐賀県警察本部長 長村順也様

はじめまして。豊島耕一と申します。
貴職および職員の皆様の、市民の安全安心を守るための日々のご努力に敬意を表します。

私は、佐賀空港西側の隣接地での自衛隊駐屯地工事は違法であると考え、これを止めるための活動を行なっている市民グループの一人です。今週末、27日早朝に現地で行う抗議行動についてのご理解をいただきたく、お手紙を差し上げます。

ご承知かと思いますが、先日私たちは、警察法第七十九条一項に基づき、県公安委員会に対して、上記工事が違法であるにもかかわらず、これを県警が取り締まらないのは不当であるとして、苦情を申し出ました。それに対してまだ返事を受け取っていませんが、日々建設工事は進んでいますので、やむを得ず、苦情申し出の文書の項目2に挙げました「私人による法の執行」としてこの工事を止めるための非暴力の行動を取ることといたしました。日時は1月27日で午前9時に開始する予定です。

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阻止行動開始の記者会見、YouTube版 [反核・平和]

vimeoで公開していた19日の基地建設阻止行動開始の記者会見スライドショーを、友人がYouTubeで公開してくれました(私はNHKの不当な言いがかりで営業停止中)。拡散力のあるこの動画サイトに期待します。
33AA7FF1-28CF-4745-9574-5FA4CA0AA559-YouTube.JPEG

21日の投稿と同じく、内容の各部分にリンクした目次を付けます。興味ありそうなところにジャンプしてご覧下さい。

違憲行為であること https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=110
始める理由 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=160
違法性 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=210
戦争で島を取り戻す? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=260
維新・丸山議員の発言と防衛省の説明 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=285
オスプレイの行動半径 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=320
県公安委員会の義務 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=360
私人による法の執行 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=420
非暴力原則 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=450
裁判との関係 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=540

質疑
人数は?どう集まったか https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=620
阻止行動日程 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=710
メンバーの居住地は? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=780
阻止の方法 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=870
昨年6月の阻止行動の例 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=920
これからの予定、何人集まる? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=950
何を狙っているか https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1000
心理的効果 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1038
参加者は退職者ばかりか? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1110
なぜ今のタイミングか?もっと早くできなかったのか? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1190
軍拡のネタはなんでもいい。武器産業のため。 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1260
非暴力による国家防衛 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1310
元九大教授、「9条はインクのシミ」? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1370
規約は? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1390
逮捕の危険への対処 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1510
逮捕は戦術のうち? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1570
いつまでやる? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1620
オスプレイだけではない。佐賀市への自衛隊新基地建設という問題 https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1700
環境問題は? https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1740
伊佐さん、「沖縄言論統制史」のことなど https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1810
エンドロール https://youtu.be/OUP-VqB5JGw&t=1970
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佐賀オスプレイ基地建設阻止行動予告の記者会見、スライド付き録音 [反核・平和]

saga-np-web-240120.jpg(末尾にスライド画像一覧, さらに動画の各パートに飛べる目次1401577.gif沖縄タイムスも報道(末尾に画像)
佐賀オスプレイ基地建設阻止の直接行動予告の記者会見の詳細を19日の投稿でお知らせしました。録音にもリンクしましたが、それに記者会見資料などを同期して、音声付きスライドショー(ディアポラマ)にしました。
また、この27日の阻止行動の宣伝チラシ(暫定版)を、末尾に添付します。
この記者会見記事を佐賀新聞がウェブ無料公開してくれています(右の画像)。


IMG_5736.JPG
以下、スライド画像一覧です(会見の写真を除く)。図の下のリンクは関連ブログ記事。

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佐賀オスプレイ基地建設阻止の直接行動予告の記者会見に8社9名が出席されました [反核・平和]

今日の記者会見、驚いたことに、8社*9名もの方が出席してくれました。地元のサガテレビがカメラ取材。これは夕方の放送を期待しましたが、ありませんでした。明日の各紙の紙面に期待したいと思います。
録音はしばらくこちらで公開します。
次の記事のスライド付き音声を視聴ください。
* 朝日、毎日、読売、佐賀、西日本、共同(2名)、時事、サガテレビ。
出席していただいた記者の方々にお礼申し上げます。
1401577.gif20日の佐賀新聞が報道。1401577.gif同じく同紙がウェブ無料公開(数秒広告視聴後)。
参加された方が撮影してくれた1枚です。
33AA7FF1-28CF-4745-9574-5FA4CA0AA559.JPEG

以下、配布した文書2点の内容です。
-------
抗議行動の趣旨・呼びかけ                    2024/1/19
                市民有志(文案 豊島耕一)

私たち市民有志(仮称:九条実施アクション・佐賀)は、違法なオスプレイ基地建設を止めるための「私人による法の執行」として、工事現場への車両等の出入りを阻止する行動を実施します。

このような行為は道路交通法に抵触する可能性がありますが、その違法性よりもより重大な違法行為を制止するためのやむをえない行動であり、違法性が阻却されるものと考えます。

この工事を憂慮される皆様には、県の内外を問わず、また阻止行動以外の現場の見守り・応援なども含め、多くの方々の参加を呼びかけます。

理由
屋久島沖での米軍オスプレイ墜落事故とそれによる飛行の全面停止で、繰り返された「オスプレイは安全」という防衛省の説明が虚偽であり、また、防衛省からの安全性に関する説明に不合理な点はないとした山口祥義知事の発言(2018年8月8日の定例記者会見)の根拠も崩れました。したがって当然、防衛省は基地建設を中止すべきであり、知事も佐賀市長も、オスプレイ受け入れ・基地建設容認を撤回すべきです。

安全性の問題とは別に、6月12日に着手した佐賀空港西側の隣接地での駐屯地工事は、工事の対象となる土地の地権者全員の同意を得ておらず、違法なものです。実際、複数の地権者が工事の差し止めを求めて裁判を起こしています。

osprey-saga-boeisho201704p3.jpg工事の違法性はそれだけではありません。国の最も重要な法規である憲法9条に明白に違反します。駐屯地の主な使用目的として配備が予定されるオスプレイは、2017年4月の地権者説明会で配布された防衛省のパンフレット「陸上自衛隊の佐賀空港利用について」によれば、「島嶼防衛や奪回」を目的に新設される「水陸機動団」を「島嶼部に迅速に投入する」ためとされています[1,右の図]。つまり、あからさまに隣国との軍事衝突=戦争の準備のためであると述べているのです。
radius-of-action.jpgさらにその行動半径も、2014年に住民説明会などで使った資料[2]にある図では、1回の空中給油で行動半径が1,100キロにも及ぶとされ、朝鮮半島全域と中国大陸の東部もその範囲に入ります。このような能力と目的を持つ行為が「戦争の放棄」を定めた憲法9条に違反することは明らかです。

このような違法行為は、それがたとえ国などの行政によるものであっても、「法の支配」の原則からして許されるものではなく、当然警察は取り締まりの対象とすべきです。そのため私たちは1月9日に、佐賀県公安委員会に対して、警察法第七十九条一項に基づき、苦情の申し出を実施しました。

残念ながら、県警は半年以上にわたってこの違法行為を放置しており、今後も取り締まりをする様子が見えません。そこでやむを得ず私たち市民有志が、「私人による法の執行」として、この工事を少しでも止める行動を取らざるを得ないと判断しました。日々、ダンプ1台ごとに一体いくらの税金がドブに捨てられているのでしょうか。これを見るに耐えないと感じている市民の方も少なくないと思います。一般の方々も、別紙の「非暴力と安全の誓約書」に署名していただいて、この行動に参加されることを呼びかけます。また、阻止行動には加わらずに周囲で見守る、あるいは写真・動画などで記録する「ギャラリー」も多数必要です。この場合は誓約書への署名は不要です。

行動原則
私たちの行動原則は「非暴力と安全」です。阻止行動では、現場での作業員や警備の方々、あるいは警察の方々との対立や緊張も予想されるため、それが決して暴力的な事態に至らないように、また事故などで私たちも含め関係者が怪我をしないように、最大限の配慮を行います。そのため私たちは、身体的暴力はもちろん、暴言や声を荒げるなどの言葉の暴力を否定することも含め、完全な非暴力で臨みます。

裁判との関係について
「住民の会」の有志の方々が工事の差し止めを求める裁判を起こしています。また私たちの多くがこれを支援する「市民の会」のメンバーでもあり、これを全面的に支援しています。しかし仮処分の裁判でさえ時間がかかり、その間も工事が進み税金が浪費されています。少しでも工事を遅らせられれば反対の県民世論を勇気づけ、また真っ当な判決が書けるよう裁判官の心も後押しすることにもなると思います。そのように、裁判への応援にもなることを期待しています。
                   以上

[1] 防衛省、「陸上自衛隊の佐賀空港利用について」、2017年4月。3ページの図。
 https://www.mod.go.jp/rdb/kyushu/topics/168sagatikensyasetumei/siryou.pdf
[2] 防衛省・自衛隊、「陸上自衛隊ティルト・ローター機等の佐賀空港への配備について」、2014年9月。5ページの図。
 https://www.mod.go.jp/rdb/kyushu/topics/107sagasityoukai/260901sagapanfu.pdf
--------------
第一回目の阻止行動は、1月27日(土)、8時50分、佐賀空港第4駐車場に集合して、実施します。多数の見守りの方々の参加をお願いします。
--------------

非暴力と安全のための誓約書

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オスプレイ佐賀基地建設への反対行動再開で19日に記者会見 [反核・平和]

asadesu7h42m1.jpgオスプレイ佐賀基地建設への反対行動を再開します。
今週の金曜19日11時から、佐賀県庁の記者会見室で記者会見を開き、詳細を説明します。本日、以下の案内を県政記者室に届けました。(写真は昨年6月の建設予定地入口での抗議行動を伝えるKBCテレビから。)(当時の記事にあと3枚)
なお、団体名称は「仮称」とあるように、変わる可能性があります。また、最初の行動日は1月27日(土)、早朝からを予定。
マスコミ各位

「違法なオスプレイ駐屯地建設工事を止めるための抗議行動」についての記者会見のお知らせ

 お世話になっております。
 屋久島沖での米軍オスプレイ墜落事故とそれによる飛行の全面停止で、繰り返された「オスプレイは安全」という防衛省の説明が虚偽であり、また、防衛省からの安全性に関する説明に不合理な点はないとした山口祥義知事の発言の根拠も崩れました。したがって当然、防衛省は佐賀駐屯地建設を中止すべきであり、知事も佐賀市長も、オスプレイ受け入れ・駐屯地建設容認を撤回すべきです。
 また、安全性の問題とは別に、6月12日に着手した佐賀空港西側の隣接地での駐屯地工事は、工事の対象となる土地の地権者全員の同意を得ておらず、違法なものです。
 私たち市民有志(仮称:9条実施アクション佐賀)は、違法なオスプレイ駐屯地建設を止めるために、工事現場への車両等の出入りを阻止する抗議行動を計画しています。
 つきましては、抗議行動の趣旨や計画をお知らせするために、以下の通り、記者会見を開きますので、取材・報道していただければ幸いです。

◆日時 1月19日(金)午前11時から
◆場所 佐賀県庁・記者会見室

 なお記者会見の場で、抗議行動の具体的な日時を説明し、「抗議行動の趣旨・呼びかけ」文書をお渡しします。

        2024年1月16日
        市民有志(仮称:9条実施アクション佐賀)(暫定代表氏名)
関連書類:佐賀県公安委員会への、オスプレイ基地建設工事を取り締まるよう苦情申立て
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国際司法裁判所のイスラエルによるジェノサイドを裁く法廷を完全無視するテレビ [メディア・出版・アート]

ICJ翻訳.jpg昨日、国際司法裁判所でイスラエルによるジェノサイドを裁く法廷が開かれました。テレビがこれを完全無視する一方、ネットではアルジャージーラのライブに翻訳字幕を付けた人もいます(右の写真)。

他方、今日昼のNHKニュースはこれに一言も触れずに終わりました。録画で確認-このこと自体が重大ニュースです。今朝のNHK-BSの8時からの「ワールドニュース」では、ドイツ(下の画像)とスペインが報道していました。フランス2はなかったので編集で切ったのかと思いオリジナルをチェックしましたが、ゼロでした。
https://www.france.tv/france-2/journal-20h00/5574954-edition-du-jeudi-11-janvier-2024.html
(他方、ネットのfrance 24は詳しく報道)
新聞では、毎日がネットで報じているものの、朝刊はゼロ。赤旗は「始まる」との記事。こちらは目下、災害時の無料公開モードです。
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2024-01-12/20240112-005.pdf
IMG_5709t.jpg
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佐賀県公安委員会に、オスプレイ基地建設工事を取り締まらない「不作為」で苦情申立て [社会]

sagaken-koan-iinkai.jpg1401577.gif1/14:末尾に予定を追記。
昨日(1月9日)、佐賀県公安委員会に、オスプレイ基地建設工事を取り締まらない「不作為」で苦情申立てをしました。その文書を公開します。
公安委員会付きの2名の警察官の方が応対され、佐賀新聞、サガテレビ、読売の3社が、私たちの申し立てに同席取材、佐賀新聞はその日のうちにネットにニュースとして流しました。

「『駐屯地工事止めるため取り締まりを』 反対市民ら、佐賀県公安委に苦情申し出」
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1174097

(以下の提出文は、1月4日に掲載した原稿をわずかに修正したものです。)
佐賀県公安委員会 御中

警察法第七十九条一項に基づき、以下の通り苦情を申し出るものです。速やかな対応とご回答をお願いします。

一、佐賀空港西側の隣接地での駐屯地工事は違法であり、これを止めるための取り締まりを行うこと。
二、貴殿がこれを行わない場合、やむを得ず私たちが「私人による法の執行」としてこの工事を止めるための非暴力の行動を取る場合がありますが、その際に平穏な環境が維持されるようご配慮をいただきたい。

理由:
佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画に関し、防衛省は6月12日、佐賀空港西側の隣接地で駐屯地工事に着手しました。しかしこの計画は、工事の対象となる土地の地権者全員の同意を得ておらず、違法なものです。実際、複数の地権者が工事の差し止めを求めて裁判を起こしています。
工事の違法性はそれだけではありません。国の最も重要な法規である憲法9条に明白に違反します。駐屯地の主な目的とされるオスプレイは、2017年4月の地権者説明会で配布された防衛省のパンフレット「陸上自衛隊の佐賀空港利用について」によれば、「島嶼防衛や奪回」を目的に新設される「水陸機動団」を「島嶼部に迅速に投入する」ためにオスプレイを使用する、としています。つまり、あからさまに隣国との軍事衝突=戦争の準備のためであると述べています。その行動半径も、2014年に住民説明会などで使った資料[注]にある図では、1回の空中給油で行動半径が1,100キロにも及ぶとされ、朝鮮半島全域と中国大陸の東部もその範囲に入ります。このような能力と目的を持つ行為が「戦争の放棄」を定めた憲法9条に違反することは明らかです。

前者の違法性に対しては、警察法第二条(警察の責務)が、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査にあたる、と定めることにより、また後者に対しては、同法第三条の「この法律により警察の職務を行うすべての職員は、日本国憲法及び法律を擁護し、不偏不党且つ公平中正にその職務を遂行する旨の服務の宣誓を行うものとする」との趣旨に鑑みて、いずれも貴殿の取り締まりの責任に属すると考えられます。その責任に応えていただくことを要請致します。
もし貴委員会と県警とが上記の行為を放置するとすれば、やむを得ず「私人による法の執行」が必要と思われます。そのような例としてよく知られているのは、痴漢行為の現行犯を目撃した場合の私人逮捕ですが、もちろん対象となる違法行為は痴漢行為に限られるものではありません。
もし私たちがこのような法の執行行為を行わざるを得ない場合、その場の平穏な環境が維持されるようご配慮をお願いします。
市民有志
    (2名連署)

2024年1月9日

[注] https://www.mod.go.jp/rdb/kyushu/topics/107sagasityoukai/260901sagapanfu.pdf
[注]にある問題の図はこちらです。
radius-of-action.jpg
なお、次の段階の行動、つまり「私人による法の執行」については、今週土曜日(13日)14時から、本庄公民館でミーティングをします。関心のある方はお集まり下さい。
---------
関連記事
佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を
続・佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を
県警をめぐる支配・被支配と人事権の関係を図にしました
---------
1401577.gif1/14追記:昨日(13日)佐賀市の本庄公民館で6名でミーティング。その結果、来週金曜の19日にも行動の趣旨・計画などを発表する記者会見を実施し、27日頃に最初の阻止行動を実施する予定です。詳細は週明けにもお知らせします。
https://www.facebook.com/kouichi.toyoshima/posts/pfbid0arLiAXs9ZZfuzs8d4isnG8rE64t4rwsJp4QxCGruP3gKvi1p4Fwmksug2e246dRMl
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アンジー・ゼルター「非暴力直接行動が世界を変える」出版記念会、東京、2月13日 [メディア・出版・アート]

(A4L-J-edition.jpg1401577.gif2/5 大久保氏の講演タイトルを追記しました.)
アンジー・ゼルターの”Activism for life”、邦題「非暴力直接行動が世界を変える」の出版記念会を東京で2月13日に、以下のとおり開催します。多数の方のご来場をお待ちします。(右は書店用チラシ→PDF)
(2/9追記)インフルもコロナも増えているようです。出来るだけマスク着用をお願いします。
       ———— 記 ---------
「非暴力直接行動が世界を変える 核廃絶から気候変動まで 一女性の軌跡」
 翻訳出版記念会

ライト・ライブリフッド賞他、数々の賞に輝く非暴力に徹する活動家アンジー・ゼルターの”Activism for life”(冒頭に邦題)の翻訳出版記念会を以下のとおり行います。

日時: 2024年2月13日(火)19時-20時45分
場所: 東京ボランティア・市民活動センター
〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階
https://www.tvac.or.jp/

講演: 大久保賢一さん(日本反核法律家協会・会長)
     1401577.gif法律家から見たアンジーのメッセージ
       --その底流にある思想、9条の国はどう生かすのか--

メッセージ:浦田賢治さん(早稲田大学名誉教授)
リモートで著者アンジーさんがスピーチ(逐次通訳付き)
ほか

2024年2月初めに出版予定
価格 2300円+税
出版社 南方新社(鹿児島)
前書きはピースボート共同代表、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲氏(この記念会にも出席予定です。)

出版資金のためのクラウドファンディングを実施しています。(2024年2月17日まで)
アドレス1401577.gif(訂正) https://camp-fire.jp/projects/view/726223
参加費は頂きませんが本を一冊お買い上げ下さい。(クラウドファンディングに応募頂いた方を除く)
activism4life-J-edition.jpg
関連記事:

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続・佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を [社会]

先月21日の提案「佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を」の具体化についてです。

police-a2357.jpgまず先月29日に佐賀市内で、5名という少人数ながら、具体化についての「相談会」を持ちました。そこで次のような原則的な問題での合意を図りました。また「苦情申し出」の日程などを決めました。(詳細なまとめは下の「メモ1」参照)

- 「私人による法の執行」であり合法的な行為であること
- 阻止行動などに当たっては、言葉使いも含め、完全非暴力に徹する
- 実際の阻止行動に参加するメンバーに非暴力を徹底するため、事前に「誓約書」への署名を求める
- 事前に警察法79条に基づく県公安委員会への「苦情申し出」を行うなど、佐賀県警との対話の機会を持つ

本日、佐賀県公安委員会への「苦情申し出」の文案をメールで検討、下記の「メモ2」の内容で、1月9日(火)午後3時半、佐賀県警本部で実際に申し立てを行います。ご賛同いただける方、関心をお持ちの方は是非お集まり下さい。

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