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佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を [社会]

arrest-uk-japan.jpg昨日(12月20日)の、佐賀オスプレイ基地建設差し止めの本裁判提訴と仮処分第3回審尋の際に開かれた集会で、以下を提案しました。同じ内容をチラシ(右は画像)にして、メディアの方々も含め約30枚を配布しました。なお、このチラシを最初に配布したのは9日の「県民集会」です。
23:22追記:押し詰まった29日(金)15時、佐賀市内某所で第一回相談会を開きます。実際に阻止行動をするメンバーだけでなく、後方支援、記録、ギャラリーも必要です。参加ご希望の方はメールでご連絡を。toyosima[アットマーク]ta2.so-net.ne.jp
1401577.gif1/5追記:後継記事「続・佐賀オスプレイ基地建設、今こそ工事阻止行動の再開を」
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今こそ工事阻止行動の再開を

繰り返された「オスプレイは安全」という防衛省の説明が虚偽であり、また、防衛省からの安全性に関する説明に不合理な点はないとした山口祥義知事の発言(2018年8月8日の定例記者会見)の根拠も崩れました。したがって当然、防衛省は基地建設を中止すべきであり、知事もオスプレイ受け入れ・基地建設容認を撤回すべきです。

阻止行動再開の好機
 そして、反対運動を進めて来た私たちは、当初行われたダンプ侵入阻止などの非暴力の阻止行動を再開すべきです。このタイミングを逃すべきではありません。
 阻止行動が行われなくなったのは、警察が逮捕を仄めかしたからと言われますが、逮捕ごときに怯んでいて、戦争を、「新しい戦前」を止められるでしょうか?

裁判を側面から支援
 警察は、抗議する市民の逮捕を考えるのではなく、違法な工事を進める業者と防衛省を取り締まるべきです(自治体警察として)。「住民の会」の有志が工事の差し止めを求める裁判を起こされていますが、仮処分の裁判でさえ時間がかかっていて、その間も工事が進み、税金が浪費されています。警察が工事を止めない以上、市民は「私人による法の執行」として、工事を止める権利があると思いますし、そうすべきだと思います。
 このまま工事が進行すれば既成事実化が進み、運動の気勢を削ぎ、裁判にも悪い影響を及ぼすでしょう。少しでも工事を遅らせられれば反対の県民世論を勇気づけるでしょう。

阻止行動のグループを
 警察はこのような行動を取り締まる方向で動くことは確実なため、直接行動は逮捕のリスクを伴います。一般の人にとって逮捕・勾留は、生活上の大きな困難を来たすので、誰でも取れる行動ではありません。しかし定年退職者などそのリスクを負うことができる人も少なくないと思います(私自身がそうです)。
 そのような人たちを中心に阻止行動のグループを作ることを提案します。警察の理解を得るため、事前に警察法79条の県公安委員会への「苦情申し出」や、直接県警との対話を求める必要があります。そのため佐賀県民の方の参加は不可欠です。(2023/12/9)
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留置場、みんなで入れば恐くない。
一人で入るのも悪くない。
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以下、関連画像と情報です。
(1)市民運動における「逮捕」のイメージ、イギリスと日本。イギリスの運動とそこでの行動の参加者のそれがポジティブなのに対し、日本の活動家のイメージがネガティブであることが分かります。

[左]英国の反核運動「トライデント・プラウシェアズ」の手引書日本語版4章(76頁)から。「手続きと新しい友達とを待つ」 [中央]スコットランドの留置場に一泊したファスレーン基地封鎖行動・日本チーム参加者からの子年の年賀状、2008年 [右]「救援ノート」表紙 救援連絡センター発行、2019年版
DMSCOP~1_r2.jpgNY-Greeting2008.jpgkyuen-note-frontpage.jpg

(2)英国の活動家アンジー・ゼルターさんの本の翻訳出版を進めていますが、そのクラウドファンディングのための3回目のセミナーを開きました(こちらに録画を公開)。テーマはまさに「市民運動における逮捕」。著者のアンジーさんの話の一部を紹介します。
angie11-27.jpg英国では数千人以上の人々が抗議行動中に逮捕 され、有罪となっている。例えばファスレーン のような核兵器基地や、イスラエルのエルビッ ト社のような兵器製造会社の閉鎖をしたり、気 候危機のデモで化石燃料の使用中止を求めて、公道をゆっくりと歩いたりする と、重い罰金刑か禁固刑を課せられる。
家庭や職場の事情で逮捕のリスクを負うことができない人が大半だが、そのよ うな人たちは裏方で支援したり、罰金支払いのために寄付を募ったり、マスコ ミへの対応、服役中の活動家の支援をする。逮捕覚悟の活動家一人につきおお よそ5、6人の支援者がいる。
・・・おそらく日本と同様、逮捕を怖がる人は多いが、十分に準備し、友人や 家族、運動グループが支えるなら、思っていたほど悪くなく、むしろ恐怖と対 峙してより強い人間になることで自分自身が解放され、満足感が得られる。
       →スピーチ全文「抗議行動がなければ民主主義は死ぬ」
(3a)関連リンク(当ブログ内)
県警をめぐる支配・被支配と人事権の関係を図に
「獄中記」(スコットランドでのイージーな留置場体験)
留置室の張り紙(同上)
「防衛力としての、暴政の抑止力としての市民的抵抗」全文転載(『反戦情報』8月15日号)
「”ガラパゴス”状態の日本のデモが暴政継続を許す」(『反戦情報』2021年2月15日号ー4月15日号)
1401577.gif佐賀大学退職・現職教員有志一同で佐賀県にオスプレイ容認撤回を要請(2018年9月)

(3b)関連リンク(外部リンク)
「はっちゃんのオスプレイ反対日記⑨」(6-7月の阻止行動も記録されています。)
同上、英語版:‘Ha'chan's Anti-Osprey Diary-9’ to protect Saga's Great Earth and the Ariake Sea.
オスプレイ反対住民の会(ブログ左コラムに同じリンク)
オスプレイ裁判支援市民の会(同上)
1401577.gifNHKの佐賀のニュースによると、県知事の記者会見で記者から、「オスプレイ」墜落事故を受けて、工事の中断を求めるかどうかという質問が出たそうです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20231227/5080016231.html
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