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教育委員会委員への手紙—学校再開問題と「国葬」への対応 [社会]

末尾に「国葬」反対の久留米でのスタンディングの案内を追記学校の換気システム工事
他の教育委員会関連投稿:教育委員会を傍聴−校則問題が話題に東京のコロナはせっかく減少傾向にあるのだが...教育委員会への働きかけを教育委員会の傍聴(2回目)
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すぐ前の記事で、コロナ禍での学校再開の問題について教育委員会にアクションを起こすべき、と書きましたが、昨日、私の住む市の教育委員会の委員に、事務局を通じて、今月25日の会議に向けて手紙を送りました。また、「国葬」への対応についても追加しました。
以下、その全文を紹介します。ご参考まで。
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久留米市
教育委員各位
           (住所・氏名)

委員会の会議が間近であると伺いましたので、2点、要望を申し上げます。

1. 岸田首相は9月27日に「国葬」を実施すると表明しています。おそらく文科省から、県教委などを通じて、各学校に弔意を示す行為や半旗の掲揚を求めて来るのではないかと思います。「国葬」そのものに法的根拠がないだけでなく、もし学校に(暗黙にせよ)押し付けられるとすれば、大きく評価の分かれる特定の政治家に対する弔意を強制することになり、内心の自由も侵します。
教職員個人、あるいは生徒個人が弔意を表明することを妨げてはなりませんが、学校という機関としては上記の行為を受け入れることがないように、ぜひご各学校にご指導をお願いします。

2. 新型コロナの流行は依然高止まりの状態にありますが、間もなく新学期を迎え、学校が再開するとまた再び増加に転じる恐れがあります。皆が不安なだけでなく、県内・市内の医療機関も危機的状態にあると想像され、これ以上の増加はどうしても避けるべきです。
つきましては、学校再開については次の2点にご留意いただくようお願いします。

(1)カレンダー通りに機械的に再開するのではなく、感染状況を見極めること。
(2)再開にあたっては、教職員・生徒全員に、少なくとも週1回のPCR検査を実施すること。(抗原検査の感度はPCRの千分の1なので半分近い無症状の感染者を見逃します。)

なお、2(2)につきましては、このような対策は、すでに1年前からフランスの学校とドイツの保育所で実施されていることを、NHKの衛星放送が現地のニュースとして伝えています。(次に録画を上げています。)
フランスの学校 https://youtu.be/ZXr42UDRPHY
ドイツの保育所 https://youtu.be/4IbR2Mf97Pg

以上です。よろしくお願いします。
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コロナ下での学校の対策についての新しい情報です。アメリカでは、教室の換気のための、建物に組みんだシステムを導入する学校も出てきているという、アメリカNBCが伝える8月18日付けのニュースです。これが理想でしょうが、日本ではすぐには間に合いません。
For some students, back to school will mean better-ventilated classrooms
https://www.nbcnews.com/science/science-news/students-back-school-will-mean-better-ventilated-clasrooms-rcna42857
その冒頭部分のDeepL翻訳です。
オハイオ州南東部のギャリポリス市学区の生徒たちが夏休みから戻ってくると、約400万ドルの改修工事によって空気がきれいになった教室に座っていることでしょう。
この学区では、かつて非効率だった5つの学校の暖房、換気、空調システムを改修し、より高い等級のフィルター、自動化、紫外線照射を備えた新しい機器を追加しました。
約2,000人の生徒を抱えるこの地区にとって、これは相当な額の投資であり、連邦政府によるコビッド救済資金で賄われています。学校の指導者たちは、2年間にわたるパンデミックによる混乱の後、これで安心できるのではないかと期待しています。・・・

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