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昨年の原水禁世界大会での「ウクライナ平和主義運動」代表スピーチ全文 [反核・平和]

YuriiSheliazhenko.jpg昨年9月の投稿で、その最後の部分だけ紹介していた、「ウクライナ平和主義運動」代表ユーリイ・シェリアゼンコ氏(Dr. Yurii Sheliazhenko)のスピーチ全文を転載します。このほど原水協より許可をいただきました。英語の原文はこちらにあります。(リンク元はこちら

国際会議/セッションII 「平和の国際ルールと核兵器禁止・廃絶運動の役割」

ウクライナ平和主義運動
ユーリイ・シェリアゼンコ

親愛な友人の皆さん、ウクライナの首都キーウからのご挨拶を送ります。

私が住んでいる所で原水爆の廃絶を主張するのはお門違いだと言う人がいるかもしれません。無謀な軍拡競争が進む世界では、「ウクライナは核兵器を捨てたから攻撃された。核兵器を手放したのは間「違いだった」という主張がよく聞かれます。しかし私はそうは思いません。核兵器を保有すれば核戦争に巻き込まれる危険性が高くなるからです。

ロシアがウクライナに侵攻した時、ミサイルが轟音とともに私の家の近くに飛来し、数キロ先で爆発しました。通常兵器の戦争のうちは、私は何千人もの同胞より幸運に恵まれ、まだ生きていますが、自分の街が核攻撃されたら、生き残れるかどうかは疑問です。ご存知のように、爆心地では人体は一瞬にして焼かれ、周辺の広大な地域は100年にもわたり人が住めなくなるでしょう。

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