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「しんぶん赤旗」は一般市民の反五輪デモを報道すべき [社会]

h-okura210710.jpg昨日(7/10)、IOCバッハ会長が滞在するホテル・オークラの前で「バッハ帰れ」の抗議行動があったが(最初の写真)、やはり大手メディアは完全黙殺。報じたのは、私が知る限りスポーツ紙「東スポ」と独立メディア「田中龍作ジャーナル」だけのようだ。「あの」東京新聞にさえ見当たらない。

624DSC_5248t2.jpg連日五輪中止のキャンペーンを張っている「しんぶん赤旗」には大いに期待したいところだが、やはり一般市民の街頭行動は報道しない。報道するのは、いわば「素性を知った」団体のものだけである。

「反五輪の会」が呼びかけた623世界同時行動の翌日6月24日から今日7月11日までの紙面をチェックしてみた。反五輪の街頭行動で報道したのは、福島市の医療者によるスタンディングデモがほとんど唯一のものだった(2番目の写真,6/24赤旗より)。昨日のバッハ会長宿泊ホテル前での五輪反対デモも、また久留米市でも取り組んだ6月23日の「世界同時行動」も報じなかった。医療者のデモは当然であり、報道も当然であるが、これは一般市民に積極的に参加を呼びかけているものではない。

五輪強行側が最も恐れるのは、「五輪は止められる」という自信が人々に広がることだ。その最大のモーメントは可視化された多数の、そして覚悟を持った人々の行動である。要するに街頭行動、デモである。だからこそメディアはデモの存在そのものを厳重に隠蔽するのだ。これに赤旗までが追随するようでは困る。

「反五輪の会」の623世界同時行動の様子は次のページにまとめられている。久留米市での行動にもリンクされている。(下の画像をクリック)

直接行動の重要性については、エッセイ「ガラパゴス」状態の日本のデモが暴政継続を許すで詳しく論じています。これへの内外の3人の著名人の評価もどうぞ。
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