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佐賀オスプレイ配備、自治会長らが「条件闘争」、小説「となり町戦争」とのアナロジー [社会]

昨日(3月24日)のNHK佐賀のニュースで、「オスプレイ」の佐賀空港への配備計画をめぐり、地元の自治会長らが条件次第で容認の姿勢を示したことが報道された。

「また、自治会長らは、騒音対策として川副地区のすべての世帯について窓を二重化すること、ミサイル攻撃に備えた地下シェルターの整備などが必要だという考えを示しました。」

ospray-saga.jpgつまり、オスプレイ配備が戦争のための計画であることを、この自治会長たちは認めたということだ。隣国にとっての「敵地」となることを。オスプレイ配備(佐賀市への自衛隊基地の新設)がなければ、地下シェルターなど必要ないからだ。

この自治会長らの姿勢を見て、昨日投稿の「となり町戦争」の一節を思い出した。自治体による「戦争事業」を始めるにあたっての住民説明会の様子である。88ページを引用する。

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「となり町戦争」と、となり国戦争 [反核・平和]

51E4XMQX3CL.jpg久留米出身の作家、三崎亜紀の「となり町戦争」という作品があります。地域の「活性化」のために、となり町どうしで小規模な戦争をする、というものです。映画化もされました。
荒唐無稽と笑うなかれ。今まさに同じことを、「となり国」どうしで始めようとしています。軍需産業や、それにつながる経済の「活性化」のため。
発表時2005年の新聞のインタビュー記事を本に挟んでいました。その中の一節。
「大学3年の時、ゼミで学生に湾岸戦争についてアンケートをしたんです。戦争一般に関する賛否を尋ねた後、湾岸戦争に限定した賛否と『今回は仕方がない』という三択の設問でやりました。結果は、戦争一般には反対なのに、湾岸戦争については『仕方がない』という回答が「多かった」
「私自身、反戦デモをしたけど内心はそうでした。『独裁者を倒すため、今回のは仕方ない』と。ステレオタイプな戦争には反対できても、少し亜流の戦争については『仕方がない』と言ってしまえば、戦争を認める流れはもう止めることができないんじゃないでしょうか」
湾岸戦争の時は、『独裁者を倒すため、今回のは仕方ない』でしたが、今回の「台湾有事」つまり戦争準備を黙認するための言葉は、『独裁政権から台湾を守るためなら、仕方ない』でしょうか?
misakiaki.jpg(この紙面の日付は、裏のニュースから8月17日と思われます。)
4月8日追記:図書館で縮刷版を確認したところ,この日付の前後で全く見当たりません.と言うことは,福岡県ないし久留米市圏のローカル紙面だけに載ったと言うことでしょう.
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シューマンのファンタジー・ハ長調、第3楽章 [趣味]

YouTubeからの移転5件目、シューマンのファンタジー・ハ長調、第3楽章。2021年夏、「おりなす八女」のベーゼンドルファーで弾きました。年に数日の一般開放の時です。ところどころのミスやもたつきはごめんなさい。(4/24再アップロード。冒頭の無音部分にハサミを入れました。)

スライド画像の撮影地は、ライプチヒ、佐賀、ホーエネムス、久留米。
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故・吉岡斉教授の未公開資料/映画「妖怪の孫」 [メディア・出版・アート]

(4/14 吉岡氏追悼文2018を追記)
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NHK福岡が3月10日に放映した、故・吉岡斉教授の仕事。ザ・ライフ「ある原子力学者の遺言 ~未公開資料が語る~」
NHKプラスでの公開は3/24までですが、デイリーモーションにアップロードされました。

次は番組で紹介されたある官僚の告白。TV画像からコピー...まさに、ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」そのものです。是正のヒントは丸善の科学技術倫理の教科書の「責任ある組織上の不服従」の項目にあると思います。
嘘を承知で.jpg

yokainomago.jpg同様の病弊は、3月17日に封切られたばかりの映画「妖怪の孫」にも見られます。今日(20日)福岡・KBCシネマで鑑賞しました。その中の、2名の覆面官僚のインタビューは、この国の政治中枢の壊れ方の凄まじさを物語ります。上のNHK福岡の作品に出てくる官僚の独白(上の画像)にも通じます。これらの作品を見ることは日本を変えることにつながると思います。

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NHKがYouTubeに私の「著作権侵害」を申し立てた動画の一つ [インターネット・ブログ]

2月8日、突然YouTubeが、「著作権侵害」を理由に私のチャンネルを全面閉鎖しました。NHKニュースを短くクリップして上げていたもの3件に対して、NHKから申し立てがあったのが理由とのこと。しかしどれもすでに何年も前から上げているもので、今になってなぜ突然なのか、全く釈然としません。YouTubeにメールで問い合わせるも、機械応答しか返って来ません。日本支社のウェブにある連絡先も、アメリカ本社の住所とファックス番号しか掲載されていません。とりあえず、NHK側と交渉してみようと思います。
全ての(おそらく100本近い)動画が全くブラックアウト状態なので、すでにピアノ演奏を3本、別の場所に上げました(3月1日8日のブログからリンク)。
ここで、その問題の動画の一つ、NHKが「著作権侵害」とした動画をアップロードします。2019年3月12日のニュースウオッチ9です。下にナレーションの書き起こしなど、元のYouTubeに付けたコメントを書きます。

タイトル:「NHKニュースがつい本当のことを言ってしまう--放射線量の基準」
 (クリックで動画開始)
NW9-190312.jpg
NHKニュースが、一般人に許される放射線量の基準のことでつい本当のことを言ってしまった。昨日(3月12日)のニュースウオッチ9で有馬キャスターが福島第一原発に入ってレポートしていたシーンである。

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「さよなら原発 大牟田市民のつどい」に参加 [社会]

昨日、12年目の「3・11」は、佐賀での昼のスタンディングの後、大牟田の集会でのスピーチと、イベントを二つ「はしご」しました。後者でのスピーチ原稿をこちらにアップロードします。(参加者全員に配布されましたが、僅かな字句修正と、注の追加をしています。20分という長さの関係で省略したり、またアドリブで加えたこともあります。)

大牟田の集会、話を始めると、何となく不安で、やりにくいという感覚があったのですが、理由が今になって分かりました。静かに熱心に聴いていただいているのは分かったのですが、参加者のほぼ全員がマスクをしているためほとんど顔の表情が読めず、聴衆の反応を感じ取りにくかったためと思われます。「リアル」の集会(この言葉そのものが新語ですね)での長いスピーチも何年もなく、これも久しぶりでした。聴いていただいた皆さん、お世話いただいた皆さん、どうもありがとうございました。(主催者から提供いただいた写真)
ohmuta2023.3r.jpgohmuta2023.0r.jpg
会場の築町公園の近くに、3・11震災・原発災害の避難者支援の拠点として発足したNPO法人「つなぎteおおむた」の事務所があり、同日夕方に開かれた「キャンドルナイト」では、そこからの差し入れの「芋煮」(こちらのダゴ汁)を美味しくいただきました。

以下、スピーチ原稿です。

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岸田首相の原発回帰策は温暖化対策への妨害
             豊島耕一(元佐賀大学・理工・物理)
岸田内閣の原発回帰
昨年夏に岸田内閣が原発回帰、老朽原発の運転期間の野放図な延長を言い出してから、政府は福島原発事故を忘れたかのような流れになっています。岸田首相は原発の安全審査などで原発が止まった期間を運転期間から差し引くことで、実質的に“60年超”運転を可能にする方針を2月10日に閣議決定しました。それを2月13日に規制委員会が承認してしまいました。しかし全員一致ではなく、一人の委員が反対、「多数決」での決定となりました。

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シューマンの「詩人の恋」,第1曲と第16曲カラピアノ [趣味]

01shumann-heine.jpg何年も前からYouTubeで「こっそり」公開していた録音ですが、前に書いたようにチャンネル全体が閉鎖されてしまい、復活のための活動はまだ出来ていません。そこでとりあえずごく一部を、別の場所にアップロードします。
3月1日の屏水中校歌カラピアノに続いて、シューマンの「詩人の恋」第1曲と第16曲(終曲)の、これまたピアノ伴奏パート、つまり「カラピアノ」です。この2曲は今はもう弾けなくなっていて、目下、復活練習中です。スライドを付けた"diaporama"形式。そもそもこの第16曲の後奏(2分45秒あたり)の美しさに惹かれてピアノの練習を始めました。(画像クリックで演奏開始)(6/5 第16曲はVimeoに変更)
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共産党福岡県委員会メンバーが松竹氏除名処分を批判 [反核・平和]

kamiya-blog.jpg共産党の福岡県委員会メンバーである、かみや貴行氏が自身のブログで松竹氏除名処分を批判しています。
3月5日付けの「日本共産党の党内民主主義について」というタイトルの記事です。長いですが、圧縮すると要点は次のようなことかと思われます。

日本共産党福岡県委員会の総会が2月にあり、委員として参加、次のように問題提起したが、不採用となった、とのことです。

“松竹伸幸さんの除名処分決定の根拠となった4つの理由はどれも成り立っていないので、松竹さんの除名処分に関連して記述されている今回の総会への報告部分を削除するとともに、松竹さんの除名処分を見直すように関連地方機関に中央委員会が助言することを、福岡県委員会総会として決議すべきだ” と発言・提起した。

その会議でかみや氏が述べた意見がブログで詳しく説明されていますが、私なりに重要なものをピックアップすると、次のようなことでしょうか。

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−現在の党の委員長選出が選挙によって行われていることを見れば、選挙が「必ず派閥を生む」ものでないことは明白である。さらに、党内での議論ののち決定をして外部には行動の統一をはかるという規約の趣旨から見て、「党内に存在する異論を可視化するようになっていない」というのは悪口どころか現行の民主集中制がめざす“理想”のはずだ。

-処分理由の「分派」活動は、誤った拡大解釈である。

-処分理由に「中央委員会等に意見を言わなかった」ことが挙げられているが、そもそもそれは義務ではなく権利であり、除名処分理由にはならない。
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屏水中学校校歌・カラピアノ [趣味]

YouTubeに上げていた屏水中学校校歌のピアノ伴奏です。別の動画に対する突然の「著作権侵害」の理由で閉鎖、まだ本格的な交渉ができていないので、とりあえず別の場所に上げました。校歌の「カラオケ」ならぬ「カラピアノ」です。画像クリックで再生します。卒業式が間近のようなので。(Dailymotionにもアップロード)
卒業おめでとう!

作詞は丸山豊、作曲は森脇憲三です。
http://www.heisui.kurume.ed.jp/program/kouka.html
6/10追記:vimeoにも
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