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「となり町戦争」と、となり国戦争 [反核・平和]

51E4XMQX3CL.jpg久留米出身の作家、三崎亜紀の「となり町戦争」という作品があります。地域の「活性化」のために、となり町どうしで小規模な戦争をする、というものです。映画化もされました。
荒唐無稽と笑うなかれ。今まさに同じことを、「となり国」どうしで始めようとしています。軍需産業や、それにつながる経済の「活性化」のため。
発表時2005年の新聞のインタビュー記事を本に挟んでいました。その中の一節。
「大学3年の時、ゼミで学生に湾岸戦争についてアンケートをしたんです。戦争一般に関する賛否を尋ねた後、湾岸戦争に限定した賛否と『今回は仕方がない』という三択の設問でやりました。結果は、戦争一般には反対なのに、湾岸戦争については『仕方がない』という回答が「多かった」
「私自身、反戦デモをしたけど内心はそうでした。『独裁者を倒すため、今回のは仕方ない』と。ステレオタイプな戦争には反対できても、少し亜流の戦争については『仕方がない』と言ってしまえば、戦争を認める流れはもう止めることができないんじゃないでしょうか」
湾岸戦争の時は、『独裁者を倒すため、今回のは仕方ない』でしたが、今回の「台湾有事」つまり戦争準備を黙認するための言葉は、『独裁政権から台湾を守るためなら、仕方ない』でしょうか?
misakiaki.jpg(この紙面の日付は、裏のニュースから8月17日と思われます。)
4月8日追記:図書館で縮刷版を確認したところ,この日付の前後で全く見当たりません.と言うことは,福岡県ないし久留米市圏のローカル紙面だけに載ったと言うことでしょう.
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