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共産党福岡県委員会メンバーが松竹氏除名処分を批判 [反核・平和]

kamiya-blog.jpg共産党の福岡県委員会メンバーである、かみや貴行氏が自身のブログで松竹氏除名処分を批判しています。
3月5日付けの「日本共産党の党内民主主義について」というタイトルの記事です。長いですが、圧縮すると要点は次のようなことかと思われます。

日本共産党福岡県委員会の総会が2月にあり、委員として参加、次のように問題提起したが、不採用となった、とのことです。

“松竹伸幸さんの除名処分決定の根拠となった4つの理由はどれも成り立っていないので、松竹さんの除名処分に関連して記述されている今回の総会への報告部分を削除するとともに、松竹さんの除名処分を見直すように関連地方機関に中央委員会が助言することを、福岡県委員会総会として決議すべきだ” と発言・提起した。

その会議でかみや氏が述べた意見がブログで詳しく説明されていますが、私なりに重要なものをピックアップすると、次のようなことでしょうか。

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−現在の党の委員長選出が選挙によって行われていることを見れば、選挙が「必ず派閥を生む」ものでないことは明白である。さらに、党内での議論ののち決定をして外部には行動の統一をはかるという規約の趣旨から見て、「党内に存在する異論を可視化するようになっていない」というのは悪口どころか現行の民主集中制がめざす“理想”のはずだ。

-処分理由の「分派」活動は、誤った拡大解釈である。

-処分理由に「中央委員会等に意見を言わなかった」ことが挙げられているが、そもそもそれは義務ではなく権利であり、除名処分理由にはならない。
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いずれも全くその通りで、今回の除名事件について当ブログに2度書いた記事の最初の内容とも重なります。

かみや氏は福岡市長選の候補者にもなった人で、党の地方幹部でもあり、今回の彼の発言は党内でも影響は少なくないでしょう。今回の問題はSNSなどネット上でも、党員や一般の人も含め活発に議論されており、その中には共産党の地方議員の方(市議、村議)もいます。

党内での議論をオープンにすることを不必要に警戒し、事実上党員同士のネット上での意見交換さえ「規約違反」とするような一部の風潮をなくしていくことが大事でしょう。前にも書いたかと思いますが、党の内部で上部機関などに意見が言える、回答を求めることができる、などと言っても、その意見が他のメンバーとの間で共有されなければ、封建時代の「目安箱」と寸分違いません。「上」がそれをどれだけ真剣に検討したかさえ、検証不可能なのですから。回答の義務の規定もありませんし。
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宗純

共産党機関紙赤旗にも何回も記事がのった、今回の松竹伸幸「規約違反」除名騒動は今までの類似事件とは大きく様相が違っていた。
同じ時期と言うか、「超左翼おじさん」松竹伸幸と連動して出版されたほぼ同じ書籍を出版した古参党員は何の処分もない不思議。いつもの例なら除名処分の元党員を共産党機関紙赤旗丸写しブログが「反党分子」の反共攻撃云々との禍々しい記事が踊っていて、うんざりさせられるが、今回は何も無し。いつもとは様子が違っていた。
その逆の、
「かみや氏は福岡市長選の候補者にもなった人で、党の地方幹部」「共産党の福岡県委員会メンバーである、かみや貴行氏が自身のブログで松竹氏除名処分を批判しています。」なんてことは今までは起きなかったのです。
私の当初の予測では党執行部と「超左翼おじさん」松竹伸幸の出来レースではないかと思っていたが、八百長プロレスではないとしても何かの裏の事情がありそうですよ。そもそも20年間で共産党が半減し、主力が後期高齢者なのですから離島とか山間僻地の限界集落と同じ状態なのです。
先ず党首公選制や党名変更など簡単に実行出来ることを即座に行って、その後根本的な対策を立てないと駄目で、このまま放置すれば必ず「非武装中立」の旧社会党と同じで必ず消滅します。
by 宗純 (2023-03-08 11:03) 

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