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耳納連山スーパー3D映像 [趣味]

当ブログの「特異」ネタ、スーパー3D写真です。右目用と左目用の写真を、相互に数メートルも(基線長)離れた位置から撮影し、得られる視差から遠距離まで立体感を持つ映像体験を得るというものです。当ブログで取り上げた写真で最も基線長の長いものは、ほぼ地球の直径によるもので、満月に近い月を撮影しました。これだけ基線長が長いと、月ほどの遠方の物体でも立体感が得られます。「盆のような月」ではなく、文字通り「球体」としての月です。こちらをどうぞ。
https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2009-10-04#rot

さて、前置きはそれぐらいにして、筑後平野の南に屏風のように立つ耳納連山のスーパー3D写真を撮りましたのでご紹介します。基線長は7mほど。人間の両眼の感覚は7cmほどなので、その100倍、つまり身長170mもの巨人の視覚を体験します。次の画像をpc画面上で適切なサイズにして、右目で右の写真を、左目で左の写真を見てください(平行法)。3枚並んで見えるようになったら、真ん中が立体像です(クリックで拡大)。山のいくつもの尾根の凹凸まで見えますか?中央に見える白いタワーは福岡県森林林業技術センターです。
mtminou.jpg

DSC_5341tr.jpgいかがですか、リリパット国の風景は?

裸眼で見るのはあまり容易ではなく、こちらの記事で紹介したビューワーを使うと楽です。なお、雲が異常に近くに見えるのは、2枚のシャッターの間に雲が動いたためと思われます。

上のような視覚を持つ巨人になるには、カメラを高く持ち上げなければなりません。つまり「身長」もそれなりに大きく。このために右の写真のように、庭木の剪定用のロッドの先端(ハサミの所)にスマートホンを取り付け、タイマーをセットした後、引き起こして立て、シャッターが降りるのを待ちます。それでも長さは3mしかないので、いわば寝そべった巨人の視覚です。そのため前景は視差が大きすぎで見づらいため、画像の下の部分は大きくカットしています。なんとかドローンを使って100mぐらいの高度から撮影したいものです。

また、ビューワーも、上のような「古典的」なものでなく、今時はヘッドマウントディスプレイ(HDM)を使うべきでしょう。
1401577.gif2/17追記:「ハコスコ」という超簡易型"HDM"があるのを知りました。スマートホンを2つの虫眼鏡で見る箱です。現在、Rakutenで入手可能、早速注文しました。超廉価ですが、送料が本体価格の4倍以上。
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