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新学期に備えるフランスの学校 [社会]

24日のフランス2のニュースをNHK-BSがレピートしています。学校再開にあたり定期的な全員検査の有効性について議論しています。文字起こししたので、動画の下に
書きます。(25日追記:画質、音質の良いものに差し替えました。)


以下、主な部分の文字起こしです。

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新学期を10日後に控え、多くの学校がいかに感染を抑えるかで頭を悩ませています。小学校の場合、従来の感染対策の変更はなく、陽性者が1人でも出ればそのクラスは閉鎖となり、児童が隔離されます。親にとっては、再び頭の痛い状況です。

「最も恐れているのは以前のように再び外出制限になることです。」
「クラスに陽性者が出たら学校が休みになるので、その対応を考えなければなりません。」

休み時間の感染予防に学校での検査を推奨する専門家もいます。今年6月683校で50%の児童が参加する実験が行われました。その結果1週間に1回の唾液検査で感染者の数が24%減少しました。何より、この反復検査により、感染している子供たちのクラスを閉鎖させずに済みます。

「毎週の反復検査により学級閉鎖を90パーセント防ぐことができるでしょう。つまり、児童にとって失われる日々を90パーセント減らすことができるのです。」

しかしフランス中でこの検査を行うことは可能なのでしょうか。50パーセントの児童に定期的に検査を行うには5万校以上の学校で週に300万回以上の検査を行わなければならず、しかもそれが7日ごとに繰り返されます。

教職員組合の人です。
「1週間(?)ごとの検査では十分ではありません。学校内の感染状況より良く知るためにはもっと頻繁に検査を行うべきです。」
新学期には学校での検査が行われますが、規模は小さく、最も感染拡大している県で週に60万回の唾液検査が行われる予定です。
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