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相変わらず偽善的なテレビメディア [メディア・出版・アート]

今日の「ニュース23」が教育基本法改悪案の委員会採決を報じていた.公聴会の公述人の意見などを紹介して,「現場の声を反映していない」とか,公聴会直後に採決では,その意見を検討することにならない,セレモニー化だ,形骸化だというような趣旨のコメントをしていた.後者については衆院の委員会のことだから,一ヶ月も前の話だ.

ほとんどどうしようもなくなった段階で,つまりこれを見た視聴者,国民の意見が結果に影響を与える可能性がほとんどなくなった段階で,ちょっとだけ報道らしい報道をしてみせる.今度だけではない.いつものことだ.これこそまさに報道の「形骸化」でありセレモニー化だ.天に向かって唾をするとはまさにこのことだろう.どうしようもなく偽善的な,しかも「顔」が筑紫哲也という点でより手の込んだガス抜きセレモニーである.

反対勢力はやはりメディアへの突っ込みが弱すぎた,国会へ向ける勢力の少なくとも10%はテレビに向かうべきだったと思われる.明日はその最後のチャンスかも知れない.国会だけでなく,メディアにも意見攻勢を.

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アドレス
テレビ報道番組 ご意見投稿ページリンク一覧
http://t-t-japan.com/~muranose_rena/blog/rena.cgi/permalink/20061121210414

新聞社の連絡先
http://t-t-japan.com/~muranose_rena/blog/rena.cgi/permalink/20061205003044

国会や政党など,その他の連絡先は,秘書課、村野瀬 玲奈さんに訊ねて下さい.
http://t-t-japan.com/~muranose_rena/blog/

参議院の正副議長と,民主党のアドレスだけ書いておきます.
Chairperson of the Upper House
Ms. Chikage OOGI
chi-oogi@venus.sannet.ne.jp 
FAX +81-3-3592-0407  

Deputy Chairperson of the Upper House
Mr. Giichi TSUNODA
giichi_tsunoda@sangiin.go.jp
FAX: +81-3-3502-8804

the Democratic Party (the largest opposition party)
Mr. Naoto KAN, FAX: +81-3-3595-0090
Mr. Yukio HATOYAMA, FAX: +81-3-3502-5295

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コメント 3

Runner

今回のご指摘は極めて重要な内容だと思います。
たぶん、この番組を見て「ああ、やっぱり彼らは味方なんだ」などと勘違いした人が多くいるでしょうから。
マスコミを味方だと思い込んでいる人、いや、思いたがっている人たちに、そう見えるようにする工作は結構簡単に行えるのだと思います。
そのような仕掛けがふんだんにちりばめられているからこそ、多くの人がマスコミを味方だと勘違いしているのでしょう。
問題はそのメカニズムをどうやって伝えるのかですね。
どこかに「ここを読めば手口がわかる」というふうな、「ブロパガンダ破り」のページみたいなものがあればよいのですが。
by Runner (2006-12-16 01:09) 

コミュニスト

これは、木を見て森を見ず、森を見て木を見ずってことをどう具体化していくかではないのでしょうか?今日もみのもあんたのズバッとでは、TMなどを追及しながらも、最後には「首相はもっと出てきて説明して」「安倍さんに頑張っていただきましょう」って言って終わってしまっているのです。安倍政権と支持者は胸をなでおろしていることでしょう。

こんなやり取りが、スッと入ってしまう思潮の分析が必要なような気がします。多くの国民は、面倒くさい分析やクドクドとした説明・理論は必要ないんだと思います。だから「ズバッと」なんだと思います。

森元首相が、教育基本法反対の請願活動を、生徒をほったらかしている教師と決め付けたのも、こうした国民の雰囲気を読み取ったうえでの言い方ではないのでしょうか?これで日教組を悪者にに仕立て上げ、彼らの支持者を励まし、悪法を通過しやすくするのです。(また長くなった!)
by コミュニスト (2006-12-16 09:08) 

Runner

よく、頭がいいからとか高学歴だからという理由を挙げて「だから私はメディアリテラシーがあるに決まっている」とか「世論操作にひっかかるはずがない」と主張する人を見ますが、これは事柄の本質を全く理解できていませんね。
こういう人に限って、むしろ、引っ掛かりやすいといえると思います。
世論操作というのは一種の奇術のようなものですから、いくら頭がよかろうとその手口を知らない限り基本的に引っ掛かるものだと考えて警戒すべきでしょう。
その意味で、大人気ドラマの「トリック」はとてもよい題材だと思います。
阿部さん扮する物理学者は一応それなりにがんばるのですが、結構、単純なトリックを見抜けなかったりする。しかし、仲間さん扮する奇術師の主人公は自身がいろんな手口に精通しているため、次々とトリックを見破っていくというわけです。
by Runner (2006-12-16 15:40) 

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