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オミクロンに「ファクターX」なし?,学術会議の対応は? [社会]

covid-world24Jan2022.jpg新型コロナの日本流行に関しては、「ファクターX」などと言って油断させるような言説もあったが、もはや日本も欧米の仲間入り。人口当たり感染者数でカナダを追い越した。いや、検査が、最近は特に追いついていないようなので、多分もっと上か。
(画像は ourworldindata から)

日本学術会議は何をして来たのかちょっと調べてみたら、動きは早かったものの、第二部のメンバーが足を引っ張ったようだ。この機関への世論の視線が薄かったようだ。「任命拒否問題」ばかりに--もちろんこれも重大問題だが--目を奪われていたようだ。

日経、昨年12月15日の記事から抜き書き:
日本学術会議、コロナに関する政策を提言できず
"委員長らが20年2月上旬に作成した「執行部案」は、1民間会社や大学・研究機関など可能 なあらゆる組織を支援し協力を求め、総力を挙げて検査体制を拡充2感染症指定医療機関以 外の医療機関が軽症患者に対応できる環境や体制を整備3医療の行き届かない国への支援を 強化――と政府へ具体的な対策を提言している。のちに大きな課題となる検査体制や軽症 患者への医療対応に言及している点が注目される。"

"「(新型コロナ に対応している)専門家に任せることが重要であり学術会議からは意見すべきではない」と の主張と「専門家に任せるというのは3・11の経験から間違った道筋に陥る」との考え方が 真っ向から対立した。"

"情報発信委員会は「案」を練り直し、2月27日開催の幹事会懇談会に提出したが、同懇談会 は「第2部の反対を主な理由として破棄した」(活動記録から)。"
(→第2部は生命科学)

(20年10月 会員候補の任命拒否問題が表面化)

"またこの経緯は、学術会議が政府から独立して異なる見解を口にできない実態を示している。政府予算で運営される政府機関の一つであっても、学術の立場から政策提言することに学術会議の本来の存在意義があるのではないだろうか。"
(引用終わり)

ourworldindata のグラフからは、台湾やNZがオミクロン株もしっかり抑え込んでいることがわかる。
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