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国立大学「法人化」は失敗 -- 決定の最高責任者が「後悔」 [仕事とその周辺]

2年前は当時の国立大学協会の会長が、そして今日は「法人化」を実行した最高責任者である当時の文部大臣が、「国立大学法人化は失敗だった」 と発言している。

日経ビジネス3月21日、「国立大学法人化は失敗だった」 有馬朗人元東大総長・文相の悔恨

責任をどう取るつもりか聞きたい所だが、当時反対運動を行なった者の一人として、何が問題だったかをリマンドしておきたい。そのために当時の文献などへのリンクを記す。

有馬氏はもっぱら予算が減らされていったことが失敗という「反省」だが、問題はそれだけではない。「法人化」という一見独立性が高まるような名称とは正反対に、国立大学に対する文科省・国の統制が強まるものだったのである。これを多くの人に理解させることができず、阻止できなかった。

まず、2年前に当時の国大協会長、山極寿一氏の発言の時のブログ記事と、そこで引用した「週刊金曜日」に寄稿した文章(2002年4月)。

また、そこからもリンクしているが、反対運動グループ「全国ネット」のサイトと、シンポジウムのまとめのサイトは次。
国立大学独法化阻止全国ネットワーク
独法化問題シンポジウム「大学界の真の改革を求めて」 報告と討論の記録
このシンポには、元鹿児島大学長の田中弘允氏ほか、多くの大学関係者、国会議員が参加している。
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