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長崎の脱原発運動の集会で話をしました [反核・平和]

6/5内容訂正:講演で「玄海原発からのトリチウム放出が少ない」と言いましたが、誤りでした。前と同様に出しています。詳しくは「玄海原発からのトリチウム放出再開」の記事をご覧下さい。
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長崎で17日,NAZEN長崎の集会に招かれ,1時間あまりのスピーチをしました.以下に配布したレジュメと,スライド46枚のうちから数枚を紹介します.
 →リンク付きのhtmlバージョンも作りました.(2023/4/30 ファイル復旧)
終わったあと,一人の女性参加者から「話が楽しかった」と言ってもらえたのをとてもうれしく思いました.一泊して昨日は「長崎ランタン祭り」で中国雑技を見物,その軽業のもの凄さに圧倒されました.(今日19日が最終日)
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   付録:マイケル・ランドルとアインシュタインのメディア観
      数学による平和教育と,カント「永遠平和のために」の「第三条項」
      不参加による不服従–技術者倫理の教科書から
      歴史書における一揆の記述

暴政に慣れる社会にしていいのか?
― 原発,憲法,軍拡,税,国会・・―
       元佐賀大学理工学部教授 豊島耕一
1 原発問題
 玄海原発最近の話題:使用済み燃料保管量の拡大
九電発表の現在の余裕と拡張量によれば,40年寿命の2034年(3号機),2037年(4号機)に対して,満杯になるまで数年の余裕で(それぞれ6年,2年)保管できる.そのまま「永久貯蔵」になる恐れ.「リラッキング」=すし詰め化.安全余裕の切り詰め.3号機ではMOX燃料が使われているが今回の九電の文書ではこのことに触れず.
2011年佐賀の「熱い夏」,再稼働一番乗りは阻止.2018年3月,3号機再起動,4月に4号機も.環境へのトリチウム放出も再開

 福島原発事故
2005年の九電公開討論会で提起したリスク指標「国民放射能近隣度」の現実化
直後の横須賀基地の線量モニター/関東圏も含む大気・土壌汚染
福島市で大気汚染度を実測.2011年10月21日
   セシウム134: 613 マイクロベクレル/m^3,セシウム137: 829 マイクロベクレル/m^3
福島第一原発の当時の所長,故・吉田昌郎氏「チェルノブイリの10倍の規模の災害になるところだった」(2013/7/9の報道ステーション)
20ミリシーベルト帰還問題 GMカウンタの音で20ミリシーベルトを体感

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