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広い意味の「外交努力」と「市民力による防衛」の両方が必要 [反核・平和]

今日の毎日の書籍の広告に、以前紹介したことのある、花岡しげる著『自衛隊も米軍も、日本にはいらない! :「災害救助即応隊」構想で日本を真の平和国家に』の巨大な広告が出ている。出版社の気概を感じさせる大きさで、私も広く宣伝したいと思うし、新版ということなので、買いたいと思う。
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同時に、ジーン・シャープの「市民力による防衛」の148-149ページにある、次のような記述もまた重要である。
国家が国家を攻撃するのをやめさせたいと望み、さらに国家の〈市民力による抑止能力〉を強化したいと望んでいるなら、その国家は他国の人々から尊敬と共感とを得るのに成功するだろう。(中略)このことはまた、 その国家が進めている対外関係の特質を積極的に認識することを通じても達成されるだろう。そういった措置の中には、ある種の対外援助・緊急援助活動・その他積極的な外交関係の樹立があるだろう。ともあれそういった政策は、市民力による防衛を採用している国々への敵意を減少させ、好意を増大させることになるだろう。必ずしも決定的だとは言わないにしても、そういった政策は、ある状況下では、攻撃の機会を減少させることができるだろう。とはいえ、そのような政策だけでは、不十分であろう。それにもかかわらず社会が攻撃されるかもしれないから、やはり社会を防衛する適切な力量が必要不可欠である
このような「市民力」の養成は一朝一夕にできるものではなく(岸田政権が進める殺傷機械による能力も同様だろうが)、長期の取り組みが必要であり、護憲派は、この花岡しげる氏の理論や、かつての石橋政嗣氏の「非武装中立論」と同時に、ジーン・シャープを学び実践することが重要だと思う。そのような取り組みは、組織的なものとしては、まだほとんど見られないのではないか。
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