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入国者は増えているのに感染確認数は逆に大幅に減っている--空港検疫 [社会]

6/14 末尾にグラフ2件追記 ・・ #抗原検査の感度はPCR検査の1,000分の1
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厚労省の検疫データは衝撃的です。空港検疫、入国者は大幅に増えているはずなのに、感染確認数は逆に大幅に減っているのです。次の厚労省ページで確認できます。

空港検疫、6/1に無症状80名含め104名の感染者が見つかっているのに、
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26014.html

大幅に入国者が増えたはずの今日6/11はわずか計12名、
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26172.html

理由は、入国時の検疫を大幅に緩和したためです。つまり、大量の無症状の感染者が入ってきているということでしょう。新しい株が入ってきても分からない。このままでは第七波は必死。なぜこんな馬鹿なことをするのか意味不明です。確かにヨーロッパは大半で検疫を緩めていますが、北米は堅持のよう。コロナ対策の優等生だった台湾は、「ゼロコロナ」を放棄した途端に死者が急増しています。

5/15-6/11までまとめた表がtwitterにあります。
https://twitter.com/WU0VnGMduPDtYS3/status/1535546781206908928

国立遺伝学研究所の川上浩一教授(https://twitter.com/koichi_kawakami)は、検疫復活、抗原検査でなくpcr検査を、と必死で訴えています。
#市中無料PCR検査の継続を求めます
#空港検疫でのPCR検査を求めます

左が6月1日(表の上部だけ)、右が6月11日です。
qr-ap0601.jpgqr-ap0611.jpg

もう一つの問題は、空港にせよ国内にせよ、感度の悪い(pcrの千分の1、この記事参照)抗原検査を優先させているということがあります。第6波のオミクロンの大流行は、空港検疫が抗原検査だったことが大きな理由と思われます。しかしメディアはこの検証をしていない。かつて「pcr検査不要論」というデマが、今や「抗原検査とpcr検査は同等」というデマに入れ替わりました。
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6/14追記:sunaさん @sunasaji が前後の検疫陽性数グラフをツイートしています。
https://twitter.com/sunasaji/status/1536376599410802689
FVJNXDtagAAFnrl.jpeg
右の空白の四角は、誰が考えても、実際に減ったのではなく、感染者が素通りしたということでしょう。入国者は増えているので、おそらくこの空白の面積以上に。

もう一つ、対策を緩和すると感染も死者も増えるというデータ。
Mugen UJIIE (氏家 無限)さん @carpe_diem0820
https://twitter.com/carpe_diem0820/status/1536267127069585408
元データ
https://ourworldindata.org/covid-cases
FVGvJYmaUAAO0IJ.jpeg

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