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NETFLIX版「新聞記者」は日本の映像史の時代を画す

1401577.gif2/5 文春がこの映画にケチを付けた件について追記しました
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NETFLIX版 「新聞記者/The Journalist」全6話、全5時間を観了*しました。

5時間を費やして余りある、お釣りの来る作品。テレビの連ドラではこのくらいの時間は簡単に費やすかもしれませんが、内容の濃さはそれとは桁違いです。日本の映像アートの歴史において時代を画するものと思います。「世界同時配信」という意味でも。

それぞれの世代の、それぞれの状況の人々のつらさへの眼差し、抵抗精神の鼓舞。

「主人公」である新聞を巡って、それを作る側だけでなく、それを実際に読者に届ける労働にも、作家の敬意が払われています。

実はこの映画を見るために NETFLIX の契約をしたのですが、仮にこの1本だけでも、(月額)1,490円は元が取れます。
1401577.gif1/24追記:映画の内容は、劇場版「新聞記者」よりも直にリアルに迫ったものです。森友学園と安倍首相を巡って起きた事件のほとんど忠実な再現で、単に固有名詞を変えただけと言ってもいいくらいです。「そこまでやるか!」という感じ。しかも、劇場版にはなかった五輪をめぐる闇も。
thejournalist.jpeg
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*分厚い本を読んだ時「読了」という言葉を使いますが、それに匹敵するニュアンスの造語です。

文春の記事について追記
文春オンラインが1/26に、"プロデューサーが制作経緯巡り、森友遺族に謝罪"というタイトルでケチを付け、2/3に「女性自身」がそれをほぼ丸写ししたような記事を出しました。
文春記事では「という」で終わる伝聞形式が3回、関係者への直接取材の形跡は見られません。引用されている、肝心の赤木さんの言葉もまた「こう語ったという」で引用され、伝聞情報です。
ヤフーニュースに転載された「女性自身」の記事は、"ドラマ『新聞記者』に改ざん疑惑"と、「改ざん」というキーワードをタイトルに埋め込んでいますが、その「改ざん」の内容については一切書かれていないというお粗末さ。これまた独自取材と言えば『日刊SPA!』を読んだ、という程度。
そもそも実話に取材したドラマは、作品化するときにあちこりフィクショナライズするのはあたりまえで、それを誰も「改ざん」などとは言いません。全くお話にならない。
両記事とも、このドラマの影響力を消そうという思惑の方が浮き出ています。
次が両記事のurlです。
https://bunshun.jp/articles/-/51663
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ddd4b764719da38a02a9f1d922a0e8c1255d837
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