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「フォースの覚醒」を「主権者の覚醒」のメタファーに [メディア・出版・アート]

民主主義にとって無力感こそが最大の敵です.無力感を蔓延させることで人々を実際に無力にします.したがって自らが実際は持っている力に気付くことで自らをエンパワーすることが重要.映画スターウォーズの「フォースの覚醒」のタイトルをこの意味で再定義して流行らせたらどうでしょう.映画はつまらなかったが,映画のタイトルは再定義することで再利用出来そうです.
その「フォースの覚醒」のコピーをいただいて,若者の主権者としての活性化=覚醒,のためのポスターをしろうと仕事で作ってみました.もちろんこのままでは著作権上問題ありでしょう.プロの作家の方,このコピーは使えませんか?応援のクリック歓迎
(素材画像は映画「スターウォーズ」のサイトのギャラリーから)→[2021/6/6] 見当たらないのでこちらをどうぞ
powerawakens.jpg
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コメント 4

バッジ@ネオ・トロツキスト

下部の3行の一部には、少し誤解の余地があると思いますね。
「君の言葉・・・」では、独断論や相対主義の許容も招くのではないでしょうか?
ここは、少し陳腐でも、やはり「真実の言葉・・・」のような主語の方がヨリ適切だと思いますがね。
2行目は賛成しますが、3行目の「君」も、複数形か「人々」の方が良いと思います。字数揃えに拘り過ぎると意味(=概念)の正確性が犠牲になる。そこまで字数揃えに拘らなければならないほどの形象性はない3行だと思います。

なお、こういうコンセプトのポスターを作ることには大賛成です。
by バッジ@ネオ・トロツキスト (2016-01-15 14:44) 

yamamoto

コメントありがとうございます.アイデアを評価していただいてうれしいです.
この短いフレーズにいろんな意味や思想を込めることは無理と思って,アパシー,無力感からの解放ということだけにフォーカスしました.ですから思想的には左でも右でも利用可能なものになっています.
私としては,この種のコピー,ポスターは,それが使われる場面によって,その思想性が文脈的に定義されるのを期待したいと思いますが,甘いでしょうか?
「アベ政治を許さない」という標語も,やはり左でも極右でも使えます.この「書」の政治性もやはり使われるシーンによって定義されていますね.
by yamamoto (2016-01-15 15:09) 

バッジ@ネオ・トロツキスト

>私としては,この種のコピー,ポスターは,それが使われる場面によって,その思想性が文脈的に定義されるのを期待したいと思いますが,甘いでしょうか?

即自性や要素性、質料側面を軽視・等閑視し、関係性だけに把握を一面化すると、故・永井潔師が批判していたソシュール言語学の偽りの門戸を開きますよ(詳しくは永井『鱓 [ごまめ]の呟き』<光陽出版>や、ドイツ実証主義論争史を)。

by バッジ@ネオ・トロツキスト (2016-01-15 20:24) 

バッジ@ネオ・トロツキスト

なお、永井師は、上記の『鱓の呟き』などの中で、ソシュール言語学と共にチョムスキー説についても、彼の政治的立場に対する肯定的評価と分けて厳しい批判を加えていますのでご参照を。
師であった古在重由氏から「頭が良い男」と終生評価され続けた永井師は日本社会が誇るべき哲学的巨人でしたから、一度師の著書にお目通しあれ!
by バッジ@ネオ・トロツキスト (2016-01-16 01:01) 

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