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釜山での結婚式 [身辺雑記]

今月はじめに親類の結婚式で釜山に行きました.日韓のカップルの誕生で,韓国にはじめて親戚が出来ました.

ソウルは何度か行きましたが,釜山は初めて.高速船ビートルが湾に入ると,視界に入ってきた巨大な港湾設備に圧倒されます.ちょうど博多湾岸全部が港湾施設になったような規模で,さすがに韓国最大の物流拠点です.また国際的な物流の大きさを実感します.SANY0038w540.jpg

SANY0064-25w350.jpg結婚式は日本とはだいぶ違っていて,「式」はオープンで,通りがかりの人でもだれでも参加できるらしい.面白かったのは,新婦がなにやら不満めいた台詞を言ったあと,それに応えて新郎が参加者からご祝儀を集めて廻るシーンです.片方の靴を脱いで,それにお金を入れてもらう.まるで,市民団体の集会で主催者がカンパを集めるような・・・.

SANY0079-06w350.jpgSANY0086t.jpgモダンなスタイルの式のあとで,同じビルの小さな畳の部屋に移って,親族だけでの伝統的なスタイルの式がありました.新郎が新婦をおんぶして部屋を一周したり,二人で広げた布に新郎の父が栗をスローして,受け止めた栗の数だけ子供が授かるというセレモニーなど,いろいろと印象的でした.

3人もカメラマンがいて,しかも全体を通じて彼らがすべてを支配しているという感じ.結婚式をカメラマンが記録しているというのではなく,カメラマンのために,撮影のために皆が演じている,という調子です.まるで映画かコマーシャル撮影のためのイベントのよう.要所要所の決定的なシーンでは,カメラマンが「ウナ・ドゥール・セ!」(と聞こえた)と大声で号令をかけ,それに新郎新婦など被写体がポーズを決めます.シャッターが切られた後も,カメラマンがディスプレイで入念に確認し終わるまでは,全体がフリーズ.OKだとカメラマンが被写体に深々と礼をして,「アクション!」となります.

ビートルの3時間の旅は,行きはとても快適でしたが,帰りは1階船室の最後部で,エンジン音が非常にうるさい.だんだん我慢できなくなり,席が空いていた2階に移りました.それにしても釜山は,そして韓国はほんとに近いです.
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