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新型コロナ患者数推計値リンクを左コラムトップに [社会]

an-nai.jpg新型コロナ感染者数の発表が5月8日で中止されたため、まさに日本は五里霧中の状態です。しかしモデルナ社が患者数や陽性率の推計値を公表していますので、これが唯一の情報源かも知れません。そこでこのサイトへのリンクを左コラムトップに置きました。

そのサイトのトップにあるグラフの現在の表示です。
1401577.gif6/5追記:2都市での下水サーベイランスのページも追加しました。
moderna-estimate230603.jpg
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外国の軍隊に対する非暴力抵抗 [反核・平和]

YuriiSheliazhenko.jpg先日、ウクライナ戦争をめぐっての講演会があった・・いや、実は主催者側。質疑応答の中で、武力侵略に対して非暴力によって抵抗するという方法もあるのではないか、と質問した。ウクライナでもそのような勢力があり、昨年の原水禁大会でも「ウクライナ平和主義運動」のユーリイ・シェリアジェンコ氏がリモート講演している(ブログに一部を引用)。過去の例では、チェコやバルト3国がソ連に軍事侵攻・占領された際も同じような非暴力の抵抗が起こり、長い間主権が蹂躙されたが、時間をかけて独立を回復した。このような事例もあるが、どう思うか、というような趣旨である。

残念ながら講師には質問の意図があまり伝わらなかったようで、「向こうが軍隊で攻めてきた時に非暴力というのはどうか。私は逃げた方がいいと思いますけど」と言うようなスレ違いのやりとりに始終した。

cover.jpgその質問で私が何が言いたかったかを、エリカ・チェノウェスの「市民的抵抗」の中に見出した。なにしろ長大で、時間を見つけては少しずつ読み進めるというペース。たまたま数日前にその一説に到達した。その部分を引用する。この本のテーマの中心は、独裁政権に対する民衆の効果的な抵抗の方法であるが、以下の部分では、まさに外国の軍事力に対する国家的防衛の問題にも触れている。

なお、シェリアジェンコ氏の講演について、全文転載の許可を原水協からもらったので、出来るだけ早く転載したいと思います。(北西ロシア平和運動/フィンランド湾南岸公共評議会のオレグ・ボドロフ氏のメッセージも)
1401577.gif*関連記事 「憲法九条下での国防」....マイケル・ランドルの「代替防衛」論について
4章 市民的抵抗と運動に対する暴力 (p.287-292)

インドの塩の行進は、大英帝国ではなくヒトラーに対する闘いであったら、非暴力を維持できたか?

これはよくある質問だ。だから、こう質問したくなる憶測を注意して考察してみよう。欠点のあるいくつかの憶測がとう質問したい気持ちにさせるのだ。第一は、大英帝国がインドやその他の場所で寛容な植民地制度を営んでいたという考えだ。第二は、ヒトラーの政権は非暴力抵抗に遭ったことがなく、ほんの少しでもそうした動きがあれば握りつぶしていたという考えだ。これらについて、それぞれもう少し詳しくみてみよう。

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「表現」行為のあまりにも狭い理解、道学者然たる塩川議員の発言 [社会]

kushubuchi3.jpg18日の衆院本会議で、れいわの櫛渕万里議員が投票のため壇上に登った際、「与党も野党も茶番」と書かれた紙を広げた行為に対する懲罰動議が、25日、衆議院本会議で可決された。立憲までこれに賛成するなど、全く不当なことだが、より我慢がならないのは、賛成はしなかったものの、共産党までが櫛渕議員を批判していることだ。(写真はテレ朝ニュースから)
shiokawa.jpg        
26日の赤旗に、25日の衆院議院運営委員会での同党の塩川鉄也議員の発言が載っている。曰く、投票のための壇上で「与党も野党も茶番」と書かれた紙を広げた行為は許されない、壇上は言論と表決の場であることを踏まえるべき、と言う。

これは「言論」と言う言葉を余りに狭く解釈した議論だ。実際過去に、議場内で野党議員がバナーを掲げた行為はいくらもある。その時こんな議論は出ていない。言論や表現行為は、暴力や暴力的なものでない限り、幅広いスペクトルを持つ。単に言葉や文字と、それが示す限りの意味だけでなく、主張する者の決意や覚悟を表現するためには、言葉以外の表現方法も重要である。今回の櫛渕議員の方法はまさにそれである。上の塩川議員の発言はこのようなことを全く理解しない、言わば道学者然たる態度だ。

長周新聞の27日の次の表題の記事こそが正鵠を射ている。
下品な輩が騒ぐ「議会の品位」 本会議場で「与党も野党も茶番!」と訴えたれいわ・櫛渕議員に与野党が懲罰動議
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/26705

赤旗の紙面の写真は榊山さんのフェイスブックから借用
https://www.facebook.com/sakakiyama.jun/posts/pfbid0YikB6fd9Z52HimcepztkHVHVaTKPh1VSLvQGf5V7cdr8WLPEjZBxUvF3bB6V2Nfl
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21時30分追記:立憲や共産のこのような態度の背景には、「市民的抵抗」の概念に対する無知があるのだろうと思われます。NHK-Eテレが今年1月に放映した「100分de名著」のジーン・シャープの回テキストを読むことをお勧めします。または中見真理教授の話を聞いたらどうでしょう。直後にブログに書きました。
*我田引水ながら、拙稿「『ガラパゴス』状態の日本のデモが暴政継続を許す」もよろしく。プラス、2019年の長崎でのトーク「暴政に慣れる社会にしていいのか?」の文字起こしも。
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29日さらに追記:長周新聞は櫛渕万里議員の5月25日の演説全文を転載しています。全面的に賛同します。
櫛渕氏とは2000年、核廃絶に関する会合で同席した記憶があります。おそらく3月4日の三軒茶屋しゃれなあどでの、「東北アジアの非核地帯化をめざして」というシンポジウムで、と思います。こちらはそのイベントを含む「アンジー・ゼルター日本講演ツアー」の日程表です。
http://ad9.org/goilsupt/maytimetour.htm
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映画「大統領の陰謀」,現代のウッドワード記者は? [メディア・出版・アート]

一昨日,NHK-BSで放映された「大統領の陰謀」を,主に録画で見ました.
次のNHKサイトからコピペ:「1972年6月、民主党本部のビルへの不法侵入者が逮捕されたのをきっかけにニクソン大統領の側近や関係者がさまざまな不正や違法行為に関与していたことが明らかになり、アメリカを揺るがす政治スキャンダルとなったウォーターゲート事件。」
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=38647

最後の方の,「全情報機関が絡む」,「みんなグル」の会話,まさに今の日本の権力機構そのものではないでしょうか.付け加えて,「メディアもグル」[1401577.gifこの件追記あり].
この部門を担当するNHKのスタッフからの,報道などのスタッフへのメッセージに違いないと,根拠のない妄想を膨らませたくなる番組でした.
主役は言わずと知れたロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン,この2人のスーパースターも今や80代.
ネットはもちろんパソコンもまだ普及する前の,ワープロではなくタイプライター,電話も黒電話の時代.小道具も楽しめます.
スパイ活動に.jpegみんなグルだと.jpeg 憲法修正1条.jpeg報道の自由.jpeg 主役2人.jpeg

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屏水中学校の校歌「カラピアノ」 [趣味]

YouTubeからの移転4件目は,母校・屏水中学校の校歌,カラオケならぬカラピアノです.5年前の録音,久しぶりに同窓会をやるというので,アップロード.

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ゼレンスキー大統領の芳名録/President Zelensky's note [社会]

ゼレンスキーの芳名録が公開され、ウクライナ語の原文と仮訳を外務省が発表している。
President Zelensky's entry in the visitors' book has been made public, and the original Ukrainian text and a provisional translation have been published by the Ministry of Foreign Affairs. He visited the Hiroshima Peace Memorial Museum on May 21.

zelensky in hiroshima.jpg原文:Глибоко вражений відвіданням Музею. Жодна держава світу не має пережити такий біль і руйнування. Ядерному шантажу не місце в сучасному світі.

日本語仮訳:(平和記念)資料館の訪問に深く感銘を受けた。世界中のどの国も、このような苦痛と破壊を経験することがあってはいけない。現代の世界に核による脅しの居場所はない。

英訳(DeepL):I am deeply impressed by the visit to the Museum. No country in the world should have to go through such pain and destruction. Nuclear blackmail has no place in the modern world.

ゼレンスキーの芳名録の外務省訳での"脅し"の語は、DeepLでは"blackmail"となっているが、次のようにdeterrenceも同じことだ。昨年12月のブログ記事に書いたように、deterはラテン語の’de’と’terrere’が語源で、"脅しつけて止めさせる"という意味である。つまり「核抑止」=「核による脅し」の居場所もないはずだ。相手がやれば「脅し」、自分らがやれば「抑止」、こんなシンプルな言葉のマジック、マジックとも言えないほどの子供だましが、なぜ大手を振ってまかり通るのか、まさに不可思議。

The word "脅し" in the Ministry of Foreign Affairs translation of Zelensky's note is "blackmail" in the English translation by DeepL, but as we will see below, deterrence has the same meaning. As we wrote in our blog post last December, the word "deter" is derived from the Latin words "de" and "terrere," meaning "to threaten to stop. In other words, if there is no place for "blackmail," there is no place for "nuclear deterrence," or "nuclear threats. How can such simple word magic, such childish trickery that cannot even be called magic, be allowed to go unchecked? It is nothing short of a mystery.
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