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政府主導の学校式典での異常な「マスク外し」、各教育委員会への働きかけを [社会]

17日追記:市教委に電話、以下の手紙を委員長・委員に伝えてくれるとのことです。1401577.gif
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政府・文科省主導の、学校の式典での「マスク剥がし」は異常かつ健康に生きる権利の侵害です。私の居住地である久留米市の教育委員会会議に対して、委員への手紙(メール)を事務局に送りました。会議は2月28日10時、市役所で開催の予定です。以下、その全文を転載します。
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久留米市教育委員会委員長
    井上謙介様
委員
    喜多村浩司様
    江頭理江様
    中野浩美様
    内村直尚様
    御厨千秋様
                豊島耕一 (xx町在住)
委員会におかれましては、市の教育の向上のために日々のご努力のことと厚くお礼申し上げます。
委員会の会議が間近であると伺いましたので、コロナ対策について一つ要望を申し上げます。
ご承知のように、政府は、新型コロナ対応に関連して、ことしの卒業式では、「合唱のときなどを除き、児童・生徒や教職員は、マスクを着用しないことを基本とする」との方針を表明しています。貴委員会におかれましては、教育の場への、このような政府による押し付けがましい発言にとらわれることなく、生徒と教職員の安全を第一に考え、科学に基づいた判断をしていただくようお願いします。

そもそも、学校で行う式典の在り方も含め、教育行政に関しては市町村の教育委員会に第一の権限があり、これを差し置いて政府が口出しするかのごときは越権行為だと思いますが、さらに、コロナ感染対策の点でも、全く異常というほかありません。安全対策を求めるのではなく、それに逆行するような介入であり、もしこの「マスク外し」が、同調圧力などで事実上の強制になれば、安全を守ろうとする個人の権利を侵すことにさえなります。

現在、感染者数は小康状態にありますが、メディアが「行動制限のない年末年始」なるフレーズを連呼する中、1万1千人という、一ヶ月としては最大の死者を出したのはつい先月のことです。東京などを中心に新しい変異株への置き換わりが伝えられる中、このあと何回の「波」を経験しなければならないか、誰も予想はできません。

マスクに関しては、コロナの主な感染経路が空気感染(エアロゾル感染)であることと、不織布マスクは静電気によりウイルスのような微粒子も補足することから、感染予防に大きな効果があることは常識です。外国でも、状況に応じてのマスク着用を国民に呼びかけています(注1)。また、先月の「ダボス会議」でいかに厳重な感染予防策が取られたかは、アメリカの経済誌「フォーブス」の記事に詳しく書かれています(注2)。

生徒も教師も、誰も好んでマスクをしたいと思っている人はいないと思います。もし貴委員会として、各学校に式典でのマスク非着用可能を呼びかけられるのであれば、その前提として、会場の空気が十分安全な状況にできる方法、例えば強力な換気装置の導入、多数の空気清浄機の設置、かつ生徒間の「ソーシャルディスタンス」の確保などの対策を取られるようお願いします。換気状況の確認には二酸化炭素濃度のモニターが必須です。

以上、よろしくご配慮をお願いします。

2023年2月14日


1) 例としてフランス保健省の告知の翻訳参照
 https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-02-10
2) ダボス会議の感染予防策についての「フォーブス」の記事の翻訳参照
 https://pegasus1.blog.ss-blog.jp/2023-02-10-1
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