世論調査

（9日のフェイスブックとほとんど同じです。）
世論調査の結果を8日の新聞が報じている。
内閣支持率７ポイント減、５７％　「任命拒否は問題」３７％　毎日新聞世論調査
下がったとは言え、ほとんどまともに国会答弁もできないような首相の内閣に支持率が５７％もあるとは驚きだ。ニュースはNHKだけ、購読紙も特に政権寄りのもの、という人口が相当多いためだろうか。（もちろんほとんどの大手紙が、報道機関というより半ば情報隠ぺい機関と言うべきかも知れないが。主要メディアでは国会答弁の実態はほぼ知りようがない。）

しかし世論調査の方法にも異常な高さの原因があるのかも知れない。この記事の末尾に次のように簡単に方法が書かれている。

「調査は、携帯電話のショートメール機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯７２６件・固定３１４件の有効回答を得た。」

ロボット任せという、随分と横着なやり方だ。もし自分にこのような電話やメールが来たら、相手の確認のしようがなければ無視するだろう。（本物の電子メールで、真贋が見分けられれば答えるだろうが。）つまり、これに回答する人というのはおそろしくお人好しの人の割合が多いのではないか。そのようなお人好しであれば、あのような首相、内閣でも信用してしまう、恐らくそんなところかも知れない。
なんども繰り返すが、マスメディアから独立した、綿密な世論調査が必要だ。

もう一点、学術会議任命拒否についての次の部分。

「菅政権が学術会議のあり方について見直しを検討していることについては、「適切だ」が５８％で、「適切ではない」の２４％を上回った。「わからない」は１８％だった。野党は「論点のすり替えだ」と批判するが、学術会議の改革を求める声も強いことがうかがえる。」

おそらく回答者のほとんどがこれまで学術会議のことなど考えたこともないだろう。それどころか、初めてこの名前を聞いたと言う人が大半だろう。（私にしても、今回の件で知らないことが多いことが分かった。）それなのに政府の「見直し」の考えにすぐに同調してしまう。これは要するに、「メディアに露出した言説が勝ち」と言うことを証明している。つまり、学術会議側の、これに負けない言説流布が必要ということだ。むしろ「行動」で示すことが重要だろう。
（ブログ記事「今回任命された人は辞令を返上すべきである」参照。）

コメント 2

>もし自分にこのような電話やメールが来たら、無視する
つまり、これに回答する人というのはおそろしくお人好しの人の割合が多いのではないか。

には大いに納得。
相手が確実に分かる場合でも、自分の政治信条を正直に喋るなどあり得ないのである。
選挙の投票とは大違いで、相手側には此方の住所氏名が分かっているのですから、左翼なら絶対に怖くて答えられない。とするのが正常な判断です。
今回の記事は素晴らしい出来上がりなのですが、・・・
一行だけ、
「初めてこの名前を聞いたと言う人が大半だろう」は間違いか、何かの勘違い。
「おそらく回答者のほとんどがこれまで学術会議のことなど考えたこともないだろう。」
は正しいが、学術会議の名前ぐらいは日本人なら全員が知っているのですよ。
そのうえで、日本学術会議よりも答弁を拒否する政府自民党（菅義偉首相）の方が少しだけ、ごく僅差だが権威や信用が高い（学術会議の方が低い）と判断したのでしょう。
要するに、噓八百を連発する政府自民党（菅義偉首相）よりも、本来なら正しいはずの科学者の方が、一般市民からは胡散臭く思われている危機的状況に陥っていた。

その原因は案外簡単で、インチキ臭い地球温暖化やフクシマの核事故終息など、真っ赤な嘘が日本学術会議などが放置した責任が大きい。これでは信用を無くして当然です
by 宗純 (2020-11-12 08:33) 

「おそらく回答者のほとんどがこれまで学術会議のことなど考えたこともないだろう。」
は正しい判断だが、
続く、
「それどころか、初めてこの名前を聞いたと言う人が大半だろう。」は間違いですよ。あるいは何かの勘違い。
日本学術会議ですが、その名前ぐらいなら誰でも知っている。

（私にしても、今回の件で知らないことが多いことが分かった。）
その通りで、
科学者の最高権威として日本学術会議の名前は知っていても中身については、ほとんどの人が何も知らなかった。

そして、一番の問題点とは科学の最高権威としての日本学術会議の信用力が、答弁拒否の菅義偉首相の数分の１しかないことでしょう。
自分たちが最高だと思っていたのに、いつの間にか、科学の権威が地に落ちていた。
今まで学術会議は地球温暖化詐欺に無力で、あるいは積極的に詐欺に協力していたのです。
フクシマの未曾有の核事故にも無力化、あるいは一部では隠蔽に協力する始末。今起きている摩訶不思議な新コロ騒動でも無力で、わが日本国独自の謎の隠れ国策、ＰＣＲ検査抑制策にも無力。破壊的カルト宗教「ＰＣＲ検査スンナ派」のやりたい放題なのですから、日本学術会議など科学の権威や信用が地に落ちるのは自業自得、当然な成り行きです。



by 宗純 (2020-11-13 08:47)