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ハッキングされた無人攻撃機のリアルタイム映像 [反核・平和]

引き続き無人攻撃機(drone, UAV, Predator)の話題.
NPJのサイトで東京新聞18日の「武装勢力が米軍無人機の映像傍受 市販ソフトで、攻撃回避」という記事が目に止まった.米・国防情報当局高官の話をウォールストリート・ジャーナルが報道したのを孫引きする形で,「イラクやアフガニスタンで駐留米軍の無人偵察機が上空から撮影した映像が、武装勢力に傍受されていた」,米軍の軍事作戦を予測し攻撃から逃れるために利用していたとみられる」というのである.

一体通信路のどこで傍受したのだろうか?「わずか2千円ほどの市販ソフトで傍受した」とあるので,インターネットかと思われるが,攻撃機からのリアルタイムの映像を送るのに,そのような「公衆回線」を使ったりするものだろうか?それとも攻撃機からの電波を直接受信したのだろうか?疑問に思ってウォールストリート・ジャーナルのもとの報道を当たってみた.

Insurgents Hack U.S. Drones
$26 Software Is Used to Breach Key Weapons in Iraq; Iranian Backing Suspected

しかし,回線がどこで傍受されたかはさすがに軍事機密に属する(破られているとはいえ)のだろう,全く記述はない.この記事によると,なんとこのリアルタイム映像(video feeds)は暗号化されていないというのだ.コスト高や通信スピードの低下の懸念がその主な理由のようだが,有料の衛星放送でも暗号化されている時代なのに,非常に不思議だ.

ところで,オバマ政権になってからこの無人機による攻撃が増えているらしい.空軍は将来これを主力にするつもりのようで,2010年の予算要求では,航空機のうち36%が無人機だという.現行のPredator(肉食獣?)から新型のReaper(死神)に変わり,これを作っている会社General Atomicsはこの新型を375機売れると期待している.ちなみにこの新型でも映像フィードの暗号化はされず,盗聴されるだろうという事情通(people familiar with the matter)の見方を同紙は伝えている.

General Atomics社はこの無人機が主力「商品」のようで,同社のウェブサイトにはこの卑怯なテロの道具が堂々とタイトルバナーとして掲げてある.オバマ政権が続けば彼はこの「死神」を大量に買い続け,人々の頭上を飛び回らせることになる.ノーベル平和賞受賞者が375もの「死神」を世界各地に送り出し,あちこちに「911」を作り続ける,なんとも皮肉な,そして恐ろしい展開になったものだ.

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