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「獄中記」 [身辺雑記]

逮捕されてストラスクライド警察の牢屋に入れられました.読書に退屈すると部屋のサイズを測ったりして時間を過ごしました.

セルのサイズ(単位はcm)
奥行き 298 ± 3
幅   209 ± 3
高さ  286 ± 5

(物差しとして,両手を広げた長さなど自分の身体と,支給してもらったA4サイズの紙の縦の長さを使用)

ベンチレーターからのノイズがかなりうるさく,特に低周波のハム音が部屋とほぼ共鳴しており,部屋の隅で(当然)音圧の腹となっています.ここに枕を置いて寝るため最悪.足を折り曲げて頭がベッドの中央(両側の壁から等距離の点)に来るようにすると,そこは節で音圧が最小になるので,しばしばこの姿勢を取りました.

絶対音感はないので曖昧ですが,記憶を再現して楽器と合わせてみると,ピアノの鍵盤の真ん中のG#の2オクターブ下の音と推定.つまり104Hz.部屋の幅をλ/2*として求めた81Hzとほぼオーダーは一致します.

釈放されるとき,この音響環境の悪さについて所長(たぶん)と話をしました.私はさほど神経質ではないのでオーケーだが,神経質な人にとってはこのハム音は拷問のようなものだ,是非改善を,とアドバイスしました.これに対して所長は,この留置場の建物はすごく古くて間もなく取り壊されるので,その問題はなくなるだろうと答えました.

つまらん「獄中記」でした.


メモに使った鉛筆.はじめは片側に消しゴムが付いていましたが,「削ってくれ」と頼んだら両切りにされて返ってきました.書かれている文字は,“West Dunburtonshire Community Safety Partnership” です.

* 当初“2λ”と書いていましたが誤記です.

次の記事で,室内に張ってあった張り紙の全文を紹介しています.

どうしてこの形状の買い物かごが無いのか? [身辺雑記]

1401577.gif2016年1月に,ここで取り上げたバスケットを見つけました.末尾に写真.
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ある大手スーパーチェーンがレジ袋を有料化するというニュースがありました.それで,前々から思っていることを書きます.それは,スーパー店内用のかごがちょうどすっぽり内側にはまるようなものがあれば,全く便利な買い物かごとして使えるということです.

右の図解を見ていただければお分かりでしょう.

何年も前からそのようなサイズのかごを売っていないか気を付けていますが,未だに見つかりません.かご屋さんか,その知り合いの方がおられたら,是非作って下さい,作るように勧めて下さい.


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1401577.gifこの記事を書いて9年近くたって,ようやくこのバスケットを見つけました.久留米郊外のスーパーで買い物をしていたら,先のお客さんが違う色のバッグに詰め替えてもらっているので,「どこにありますか?」と聞くと,このスーパーで売ってるとのこと.さっそく買いました.→実際の写真 biobascket.jpg

おぼろ大橋 [身辺雑記]

なんと,けさ配達されたしんぶん赤旗日曜版に,この前の日曜に行ったばかりの「朧大橋」のことが大きく一面に出ていました.さっそくその時に撮った写真を何枚か掲載します.
橋から南東に伸びる道路が山の中に消えているのが,つまり細い道にしかつながっていないのが地図で確認出来ます.地元では「まこと橋」と呼ばれています.
追記:「まこと」とは自民党の大物政治家のことですが,彼は平和憲法擁護の発言をしているので,フクザツです.

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2019/11/23追記:12年後の現在,奥の道も大きくなって山奥の集落に繋がったようです.グーグルマップで確認

フェニーチェ劇場の椿姫 (DVD) [身辺雑記]

性奴隷(従軍慰安婦)問題に関する安倍妄言については、「低気温のエクスタシー」さんが有用な情報のクリップを続けておられるので、ぜひごらん頂きたいと思います。予想通り、「狭義の強制性」の証拠が次々に露わになっているようです。
http://alcyone.seesaa.net/

さて、またオペラのDVDを買ったので、その紹介です。[以下、である調に転調]

これまた超有名な、ヴェルディの椿姫、La Traviataだ。原題の意味は、辞書を引いてみたら、traviatoは「道を踏み外したもの」つまり不良ということのようだ。よくこれを椿姫と「訳」したものだと感心する*。

買った店は、前の「フィガロの結婚」と同じく福岡のソラリアステージのタワーレコード。この十年ほど、クラシックのレコード/CDを売る店、スペースがどんどん減って、福岡ぐらいの大都市まで出かけないとほとんど在庫にバラエティーがない。その福岡でもクラシックのスペースは狭くなる一方だ。ロックやポップ、ヒップホップもいいが、バランスが気になる。

買ったDVDは、ベネチアのフェニーチェ劇場の再建のこけら落としで上演されたもので、2004年11月のライブ録画。どの歌手も熱演で、どんどん物語に入り込んで行けるので、とてもいい買い物をしたとは思う。でもはじめはぎょっとしてしまう。

タイトルシーンからしてそうだ。だれか家族のものが部屋に入って来たら、ポルノビデオを借りてきたのかと思うかも知れない。(しかも、そのヒロインのヴィオレッタ役がかなりの“お姉さん"なのだ。)

ヴィオレッタは娼婦なので、リアルさを出そうということなのかもしれないが、この「リアリズム」はどうもピンとこない。でもしばらくすると慣れてくる。そして主役やアルフレートたちの歌と演技に次第に引き込まれていく。

ヴィオレッタの恋人アフルレートのお父さん、ジェルモンはいかにもそれらしい服装とスタイル。ケンタッキー・フライドチキンの店の前のおじさんを連想してしまう。

最後の、ヴィオレッタが病に倒れるシーンに、なぜか砂嵐のテレビが置いてある。あれは意味不明。

一緒にキューバ音楽のCDを、ジャケットを眺めて当てずっぽうで一枚買った。これもなかなかいける。
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* あとで付録の解説を見たら、もとになった小説のタイトルが「椿姫」La Dame aux Camélias とのことだ。


密かに撮った写真を恋人に見せるアルフレート


ミュージカル“シカゴ”を思わせるようなシーンも


有名なジェルモンのアリア、プロヴァンスの海と陸



「コンマス」? [身辺雑記]

きのう日曜の夕方は,バイオリンソロのコンサートに出かけた.ウイーンフィルのコンサートマスター,ライナー・ホーネックさんの演奏を,三輪郁さんがピアノ伴奏する.早めに会場に着いたので,指定席だったら“S席”に相当するような,前から数列目の座席に座った.

ピアノ独奏の時もそう思うのだが,第一曲目というのは,何となくまだ楽器がよく目覚めていなくで,遠慮がちに,はにかんで音を出しているように聞こえる.それとも単にこちらの気持ちのせいだろうか.

しばらくすると楽器は十二分に鳴りだしていて(あるいは自分の耳がウオームアップして),演奏者も,会場も,「乗ってくる」という感じ.2曲目はバッハの有名な無伴奏曲「シャコンヌ」.生で聴いたのは初めてだった.たった一本の楽器で,オーケストラとは言わないまでも,室内楽ほどの多様さと豊かさを感じさせる.「人生のすべてが込められている」というような評論があったような気がする.たしかに・・・.

私の座席の前と右は女子高生の大集団がぎっしりと埋めている.隣で,「フィルハーモニーの“フィル”ってどういう意味かなあ」と話し合っている.「“満たす"って意味かなあ」とか.

私もあんまり気にしたことがなかったが,少し考えて,正解らしいことが思いついた.そこで,ついつい職業病の説明グセが出て,女子高生の会話に介入してしまう.

「“フィロソフィー”っていうでしょ?」
「哲学?」
「うん,“ソフィー”は知識で,“フィロ”は愛する,“つまり知を愛する”.だから,フィルハーモニーは,ハーモニーを愛するって意味じゃないかな.」
「あー,すごい!」

感心してもらってうれしかったが,もし間違っていたら大変.あとで辞書で接頭辞“phil-"を引いてみて確かめた*.

そのあとの女子高生同士の会話で「“コxxス”を呼ぶなんてすごいね」というのが耳に入った.すぐに「コンマス」,つまりコンサートマスターのことと推測した.つまり,彼女らはおそらくオーケストラ部か何か音楽サークルのメンバーで,その業界用語を使ったということだ.

音楽より言葉の話になってしまった.

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*リーダース英和から
phil-, philo-
「愛する」 「…に親和的な」 「…びいき」 の意 (opp. mis-).


信号機の「改革」 [身辺雑記]

通勤路の信号機の一つがどう考えてもあまりにも非効率なのだ.交差点が全く空になっているのに,(私も含め)車がたくさん待っている側の信号がいつまでも青にならない.気になったので数日間計測してみると,その「無駄時間」はいつもほぼ13秒だった.これを車の台数で積分すると1日でものべ数時間になるのではないか.とにかく相当なタイムロスと燃料の浪費になる.ついに警察に電話してみた.

応対した係りの人は,横断歩道の青信号の最小時間の制限などがあるので空になる時間もやむを得ないというようなことを言っていた.しかしそれから一週間ほどしたあと,この交差点の信号のタイミングが激変していた.この三日間というもの,この交差点を一度も停車せずに通過している.あきらかにタイミングの変更がなされている.

私の電話とこの変化との因果関係はもちろん分からない.たまたま再調整の時期だったのかもしれない.でもひょっとすると,とも思う.もしそうならこの担当の係の人に大いに感謝しなければいけない.

その「ひょっと」したというの想定の上での話だが,電話した時に「xx大学のyamamotoですが・・・」と,職場名を付けて名乗ったのが影響したのかも知れない.となると複雑な気持ち・・・,と言っても,想定の二乗のレベルで,ほとんど妄想に近い領域の話なのだが.

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閑話休題.教基法改悪問題をはじめ,深刻な状況がひしめいています.このさい安倍内閣にとって不利なネタになるものは何でも積極的に取り上げなければいけません.イーホームズの藤田社長が孤軍奮闘していましたが,ようやく朝日新聞がアパグループの問題を記事にしました.
http://www.asahi.com/national/update/1101/TKY200611010316.html
「しんぶん赤旗」も負けないようにやってほしいものです.この件で同紙編集部にメールを送っていますが,もう一週間も経つのに返事がありません.いつもたいてい数日で受領のメールが来るのですが・・・.メールが増えたのに対応出来ないということなのか,それとも別な理由があるのか,知る由もありませんが.


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記事の総目次を作りました [身辺雑記]

これまでの記事の総目次を作りました.項目ごとに分類しています.
トップ
http://www.geocities.jp/chikushijiro2002/blogindex060528.html

各項目へ直行:
憲法九条教育基本法政治反核・平和学生運動大学原発・環境
社会メディア・アート古典・故事仕事とその周辺雑記

5月25日未明に総アクセスが20万を超えました.1日平均にしますと388アクセスになります.ご覧いただいた方,どうもありがとうございます.今後ともよろしくお願いします.


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風変わりな時計 [身辺雑記]

「この非常時」ですが,ちょっと雑談です.風変わりな時計を手に入れたので,自慢したくなりました.「ダリ時計」だそうです.少し前の記事にナイスをいただいたディックさんのページで紹介されていたもので,見たらすぐに欲しくなりました.
http://blog.so-net.ne.jp/lickdick/2006-05-12-4


山仕事 [身辺雑記]

今日は村山の共同の手入れ作業の日.日当6千円,不参加だと出不足金4千円ということもあり,参加した.もちろんただお金のためということでもない.年数回の山仕事も悪くはないものだ.朝8時過ぎに家を出て林道の集合場所に向かった.作業は枝打ちと間伐だが,チェンソーなど使ったこともない私は,もちろん手鋸を使っての枝打ち専門だ.その作業をちょっとサボって,仲間の間伐の様子を「取材」したのがこの写真.

根元を切ってもまわりの木に引っかかったりして,なかなかきれいに倒れない.そのままにしておくと風でこすって立っている木の表面を痛めるので,さらに分断してきちんと着地させなければならない.切れた直後に幹がどう動くか分からず,大変で,しかもかなり危険な作業だ.撮影している私も,廻りで切られた木が自分の上に倒れてこないか,始終注意していないといけない.木の高さと,倒れたときの水平距離とは直感的に一致しないので,ほんとに油断できない.だから被写体に密着などもってのほかで,ロングショットの写真ばかりになった.


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くまもとアートポリス [身辺雑記]

日曜日に地域のグループで温泉旅行に行きましたが,その途中「道の駅」にアートゾーンがありました.さっそくパチパチとシャッターを切りました.やはり一眼レフは切れ味がいい.

 ↓ クリックすると3枚の写真が見られます.(2020/6/27リンク修正)

六ヶ所村でのプルトニウム生産の話題を間もなく取り上げるつもりです.