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リターナブル容器の消滅とCO2 [社会]

(末尾に追記あり)
いつも小瓶のビールを買っていた酒屋さんが遠くに引っ越ししてしまい、同じ品物を扱う酒屋を近くに探したが、全く見つからない。大瓶は扱う店があるが、小瓶はなく、また空瓶の引き取りはしないという。結局、それを扱ってくれる、引っ越した元の酒屋さんまで買いに行くことになってしまった。

消費者の利便から言えば、空き缶をリサイクルに出す手間を除けば、軽くて運びやすい缶入りの方を選びたくなる。しかし、グレタ・トゥーンベリさんのおかげでにわかに一般の関心も高まった、エネルギー消費、つまりCO2排出量で比べたらどうだろう。瓶と缶では、輸送コストでは後者が有利、リサイクル(前者では洗浄のみ)では前者が有利なことは明らかだ。では総合的にはどうか。「ガラスびん3R促進協議会」のサイトに比較データがあった。2001年とちょっと古いが・・・。

CO2emi-container.jpg

この評価を信用すれば、やはりリターナブル容器が最もCO2削減に貢献すると言えそうだ。これが店から消えていっていることは重大問題ではないか。

リターナブル容器で酒を売ってくれる店ということで、CM料をもらわなくても宣伝に値すると思うので、店名と電話番号を紹介します。「酒のビッグワン」, 0942-50-9700. 久留米市の中央卸売市場の「中」にあります。文化センターの西。ただし閉店が午後時(土曜は午後1時)、つまり、卸屋さんになったということ? でも小売もしてもらえます。
IMG_1268t.jpg

追記:「日本アルミニウム協会」による評価でも、リターナブルびんが有利のようです。
https://www.aluminum.or.jp/box/junkan/lca.htm
1401577.gif↑'21/7/10にチェックしたら下記のリンクが消えていました!
これに引用されている報告書のオリジナルはこちら。(この元データは'21/7現在、今もあります。)
l8-f6.gif
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