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京都のXバンドレーダー基地 [反核・平和]

(GN京都セミナー参加者による2日目の抗議行動の動画です.)


原発問題と同じように,技術的に込み入った話であるため一般の人の関心から遠ざけられている問題に,宇宙軍拡があります.福島原発事故では多くの人が原発の危険に気付くのが遅過ぎて,後の祭りとなってしまいましたが,宇宙軍拡つまり宇宙に繰り広げられている兵器システムも恐ろしいもので,これまた大惨事のあとにようやく気付く,ということになりかねません(しかし宇宙兵器は現代の戦争ですでに主役を演じており,その一例は軍事衛星を介したドローン攻撃です).

この,宇宙軍拡の問題に国際的に取り組んでいる市民運動があります.「兵器と核エネルギーの宇宙配備に反対するグローバルネットワーク」(Global Network against Weapons and Nuclear Power in Space,略してGN)という長い名前の団体で,ブルース・ギャクノンとデイヴ・ウェッブが1992年に設立しました.

うろ覚えですが,ブルースの父親が米軍人で,世界各地の基地を転勤してまわる子ども時代を過ごし,大人になって,この世界ネットワークに対抗するには市民の側も国際ネットワークを作らなければいけないと考えた,と言うような話を(多分本人から?)聞いたように思います.

毎年開かれるその年次総会とセミナーが,今年は京都で開かれました.
http://space-peace-kyoto.blogspot.jp
世界の平和運動家が一堂に集まるイベントに参加できる機会は滅多にないので,費用を惜しまず参加することにしました.いろんな意味で収穫の多いものでした.セミナーの内容は次の機会として,2日目(7/31)のフィールドワーク,丹後半島・経ヶ岬のXバンドレーダー基地へのツアーのことを書きます.

京都から貸し切りバスで約3時間,京都北端の田舎にその施設はあります.グーグルマップでは航空自衛隊経ヶ岬分屯基地となっていますが,Xバンドレーダーそのものは隣接する米軍基地にあります.昨年配備され,京都では初めての米軍基地とのことです.

移動式のため,大容量の発電機が常時作動しており,周囲には相当な騒音をまき散らしています.古いお寺に隣接しているので,本来は静かな場所がとんでもないうるさい環境に変えられるという,地域の人にとっては許し難いことではないかと思います.(冒頭の動画)

近々このお寺の祭りがあるとのことで,その間だけの遮音壁を製造していました.祭りの間だけ設置し,終われば撤去されるようです.

*追記:ブルース・ギャグノンさんが私が撮影した上のビデオを自身のブログに引用しています.
http://space4peace.blogspot.jp/2015/08/protesting-at-us-x-band-radar-base.html
*追記2:米軍xバンドレーダー基地反対・京都連絡会のフェイスブックページ
https://www.facebook.com/no.xband.radar
同じく反対運動のスワロウカフェ@京都
http://blog.livedoor.jp/noarmydemo/
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