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玄海原発プルサーマル裁判 [社会]

玄海原発でのMOX燃料の使用をやめさせる裁判が、あす(8月9日)提訴されます。
http://genkai.ptu.jp/
プルサーマルにNOのクリックを

海外からも多くの支援メッセージが寄せられており、上の「裁判の会」のサイトに掲載されていますが(http://genkai.ptu.jp/message.html)、その中から、英・アクロニム軍縮外交研究所所長で、国際大量破壊兵器委員会の上級アドバイザーを務めたレベッカ・ジョンソンさんのメッセージを日本語訳で紹介します。

オリジナルは研究所の便せんにタイプされています。
http://genkai.ptu.jp/shorui/MOX+opposition+msg+6.8.10.pdf

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(訳を改訂しました。8日21時30分)

玄海原発プルサーマル裁判原告団御中

                      2010年8月6日

私は、玄海原子力発電所あるいは他の動力原子炉での、プルトニウムと混合酸化物(MOX)燃料使用の推進に対する私の懸念を表明するために、このメッセージを書いています。

MOX燃料による重大事故と核拡散の危険の増大が容認できないと懸念し、私たちは、日本の市民の皆さんが、自国でのMOX燃料の使用によるエスカレートする核の危険に反対し、阻止するために起こされた行動を支持いたします。

核技術の初めての使用であった、広島と長崎への原爆投下という恐ろしい被害を日本の人々が経験されて65年を経た今、放射能汚染や、核兵器の製造、使用、拡散という未来の脅威を増大させる核技術へのドアは今こそ閉じるべきです。MOX、プルトニウム、そして高濃縮ウランを使った燃料は今や禁止されるべきで、なくしていくべきです。日本と世界のエネルギー需要を満たすのに、核爆弾のためにかくも容易に入手し転用できるような燃料は必要ありません。それぞれの国の、そして地球的なエネルギー需要は、持続可能で再生可能なエネルギー源の利用を通じて満たすことが可能であり、それがより良い方法です。MOX燃料の使用は、人々の健康増進、環境の保護、そして人間の安全保障という私たちの共通の目標のみならず、核兵器の拡散や、誰によるものであろうとまたいかなる目的であろうと、核兵器が使われるのを食い止めるという緊急の必要性に対しても、いずれも矛盾し、またこれらを損なうものです。

私たちは、玄海原発や全国の原発でのMOX燃料の使用を中止させるための、日本の市民社会による法的・政治的な努力を支持致します。そして皆さんの努力が実を結ぶことをお祈りします。

レベッカ・E・ジョンソン博士
アクロニム軍縮外交研究所 エクゼクティヴ・ディレクター
核軍縮運動(CND) 副代表
国際大量破壊兵器委員会 元・上級アドバイザー
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