「攻められたらどうするのか」--Sentinelさんへのお答え [憲法・教育基本法]
3日の記事のコメント欄への回答です.
>私が貴方達に聞きたいのは一つ。国防だけ。
>Q.もしも、貴方達が望む「米軍も自衛隊も抑止力もなくなった日本」になって、
>中国とロシアが攻めてきたとします。
>自衛隊も米軍もない状況で貴方が国を動かせる立場だとしたらどうやって反撃する
>んですか?是非教えていただきたい。
>by Sentinel (2005-10-05 21:13)
Sentinelさん
やっぱりコメント欄への長い文章がなぜかダメなので,ここでお答えします.
せっかく最も急所となる質問を出していただいたのに,答えが遅くなりすみません.質問の点に限定して,ダイレクトにお答えします.
その答えは,「反撃しようがないから反撃しない」です.もちろん,国際司法裁判所への提訴や,安保理への提訴という法的手段などは最大限に取るとしても,急場には間に合わないし,安保理も,ご質問の想定によれば,攻撃してくる相手が「拒否権」を持っているわけですし.
そら見ろ,ダメじゃないか,と仰るでしょうが,この問題は比較の問題なのです.絶対的に安全を確保できる方法などあり得ず,どちらがより国民の犠牲が少なくてすむか,そして主権の維持ができるのか,という相対的な比較の問題なのです.自衛戦争を構えて,それで相手が思いとどまり,独立も国民の生命も守れる,というケースも有り得るでしょうが,逆に,大規模な軍事衝突になって大変な犠牲が出る,その上敗戦で主権も奪われる,ということもあるのです.
自衛戦争に訴えなければ,生命の犠牲はないか,格段に少ないでしょう.しかしそのかわり国土の蹂躙を許し,独立を失う,ということになるでしょう.どちらを選ぶのか,という問題なのです.
外国の歴史を見てみると,たとえばポーランドの例が思い浮かびます.1944年の「ワルシャワ蜂起」と,1981年のソ連の挑発に対する「無抵抗」との比較です.前者は20万の市民の命が失われましたが,後者では死者もなく,その後の気の長い努力で民主派が勝利をおさめ,主権を回復しました.
あるいは,1968年8月のソ連の戦車によるチェコのプラハ占領(正確にはワルシャワ条約機構軍)に対して,チェコは軍事力で反撃せず,しばらく傀儡政権の時代が続きましたが,その後独立を回復しています.
「何がなんでも最後まで戦う」という態度は,スポーツの試合ならそれでいいでしょう.政治的な闘いでもそれで大いに結構です.実際,国立大学の「独立行政法人化」問題で,私たち反対派は,ほとんど勝ち目がなくなった国会最終盤まで,「大学の自治を守る」ために,あらゆる手段で,新聞広告のための数千万円の支出も含めて,戦いました.それでよかったと思います.しかし戦争は違います.たとえ戦争で勝利したとしても,そこで殺される人にとっては,すべてが失われるのです.「大義に殉じた」などと言っても,それは生き残ったものの修辞学にすぎません.死んでも良かったのかどうか,死者への世論調査は不可能です.もちろん,戦争は犠牲者を選びません.近代戦では,戦闘員よりも民間人の,しかも子供など弱い立場の人の犠牲がずっと多いのです.
日本の過去の例でも,あれだけの軍隊でも国土を守れませんでした.太平洋戦争の末期,あくまで「本土決戦」を最後まで戦うべきだった,と思う人は少ないでしょう.あの段階で白旗をあげたのは,ほとんどだれもが正解だと思うし,むしろ遅すぎたという人が多いでしょう.
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関連記事・文書
1)「もしわが国が侵略されたらどうするのか?」という問いかけについての確率論
2)石橋政嗣氏の「非武装中立論」 (さわりの部分,第二章後半が全文読めます.)
2024/3/17追記:すぐ上の「代替防衛」は、その後2016年に翻訳出版されたジーン・シャープの「市民力による防衛」に発展しています(→関連記事の一つ「ジーン・シャープは米帝の手先だった?」)。原書は1990年刊なので、日本ではなんと26年ものタイムラグがあります。また2009年に出版された「無防備平和」(谷百合子編・高文研)も重要です。
その選択の結果、チベットなどで発生している民族浄化のように戦争するより大量の死者がでるかもしれません。
占領されて言論の自由などを期待するのは甘すぎるのでは?
前大戦の場合、日本を統治したのがたまたま比較的まともなアメリカだったせいで特定アジア国家に対して同様の対応を期待するのは夢想としかいいようがありません。
by no name (2005-10-07 04:10)
安全保障というのは総合的なもので、軍事的攻撃を受ける事態は、紛争が段階を踏んでエスカレートしたらそうなる、ということです。そうなる以前に、外交戦略とか、食糧・エネルギー安保とかを実行していくべきです。イラクのように、占領されても反撃する抵抗運動(ブッシュ氏以下権力者はテロリストという)が、最善の手段とは言えないでしょう(スイス民兵組織も同じ問題)。現に、抵抗運動を理由にスンニ派勢力が民族浄化されてると僕は思います。
by 半共分子 (2005-10-07 10:49)
こんにちは、ちょっとコメント。
小森陽一さんがイラク戦争で行われた「戦争の口実」が何であったか示してくれたことに例えられるように、九条を変えるのと、変えないのとでは、どちらがより平和に対して「現実」的であるかと言う事だろうと思います。
平和も、戦争状態も、未来に何が起きるかは誰も保障はできない。ならば、特定の国と軍事同盟を結ばない、その決意の表れであり保障としての九条は変えるべきではない、一言で言えば私はそういう立場ですね。
トラバさせてください。
by くま (2005-10-10 15:53)
> 占領されて言論の自由などを期待するのは甘すぎるのでは?
そんなことはどこにも書いていません.
“侵略されたらこれこれのようなひどいことになるかもしれない”ということをいくらあげつらっても,それだけではダメで,本文中にも書きましたように,他のケースとの比較をしなければ議論になりません.
by yamamoto (2005-10-10 20:25)
つまり,関連文書の1番目に書いている,自国の軍備それ自身による危険との比較です.改憲派の側が「自国の軍隊はつねに防衛者であり,侵略者ではありえない」という「理想論」を前提とする限り,いつまでも水掛け論になるでしょう.
by yamamoto (2005-10-10 20:25)
では、例え自国の軍備の危険性を許容してでも残虐な中共がチベットや中央アジアで今現在行なっている虐殺を日本で起こるのを回避したいという思想を認めていただけるのでしょうか。
チベットや中央アジアは非武装中立と無抵抗の結果、あのような事態になっているのですから。
by no name (2005-10-11 04:00)
私は、yamamoto氏の考え方に賛成です。確かに、これは比較の問題ですね。どちらが、より被害が少ないかといえば答えがはっきりしていますね。
話し合うことなく、戦うことで解決しようとする限り、結局は、どちらにも大なり小なり死者は出るわけですからね。
by am (2005-10-12 21:27)
>答えがはっきりしていますね。
はっきりしていませんよ。
相手に話し合いに応じる気が無ければ非武装は危険すぎるし、戦わず中国に占領されたチベットや中央アジアでは民族浄化の嵐です。
もし、凌駕していなくとも相手に「攻めても元が取れないぞ」と思わせるだけの防衛力があったら防げた犠牲です。
by no name (2005-10-13 03:53)
私は、チベットや中央アジアの情勢はあまりくわしくないのですが、まだ民主化なってないんですか?
by am (2005-10-13 07:39)
no nameさん
>凌駕していなくとも相手に「攻めても元が取れないぞ」と思わせるだけの
>防衛力があったら防げた犠牲です.
そうは断定できないでしょう.そうかも知れないし,逆にもっと大きな犠牲が出たかも知れない.イラクにはなにがしかの軍備がありましたが,あのようにアメリカに徹底的にやられてしまいました.ベトナムもそうです.ベトナムの場合は,膨大な犠牲のあと,勝利はしましたが・・・.
それから,何か名前らしい名前を名乗っていただけませんか?
by yamamoto (2005-10-13 10:37)
イラクは軍備を生かすだけの政治力・外交力・戦略が無かったのです。日本が9条に縛られて戦力を有効活用できないのと同じです。
ベトナムは共産化による粛清でさらに多くの犠牲と難民が出ました。北の正規軍のために使い捨てにされ多くの損害を出したベトコンは戦後粛清されています。アメリカが勝っていれば出なかったかもしれない犠牲です。
国家を防衛するのに国民がどのような意識を持てばいいかはスイス政府発行の「民間防衛」という本が詳しいです。それによれば敵国の謀略による非武装化に迎合するなどとんでも無い話だと分かります。
あと、ハンドル名を変える気はありません。私は無名の一国民です。
by no name (2005-10-13 21:15)
敵軍が侵略のために軍の集結を終えた直後に先制攻撃を行い、集結した軍を叩けば我が軍の犠牲は最小限ですみますよ。
戦場も国外になりますから、民間人の犠牲も最小限です。
>後者では死者もなく,その後の気の長い努力で民主派が勝利をおさめ,主権を回復しました.
大嘘は駄目ですよ。ポーランドの主権回復はソビエトがアメリカの軍事・経済力に屈したからです。また、ソビエトの指導者がゴルバチョフという僥倖に恵まれたからです。
アメリカとゴルバチョフという外部からの僥倖がなければ、民主派の努力は千年たっても実ることはなかったでしょう。。
by むにゅう! (2005-10-13 22:04)
少し日本を例に取って見ましょう。
まず日本の戦略とは専守防衛による生存です。
アメリカ相手では軍事防衛不可能なので政治・経済的に防衛します。(安保・国債)
特亜周辺国家が渡海作戦を実施するとして
1.索敵レーダー網と早期警戒機に支援された制空戦闘機隊を排除して制空権を取る
2.護衛艦群と潜水艦艦隊を排除して制海権を取る
3.内陸から発射される地対艦ミサイルを空爆で破壊
4.陸自機甲師団を凌駕する装甲兵力を(標的になりやすい低速輸送艦で)揚陸する
これだけの事を可能にする軍備にはとんでもない金(今の日本の防衛費以上)がかかりますし、実施したとしても相当の損害を覚悟しなくてはなりません。それこそが日本の狙いです。
軍隊というものはただ数をそろえればいいものではありません。戦略の実現に適した装備をそろえる必要があります。イラクには足りなかったものです。
9条の改憲は以上の防衛行動においてより迅速な反撃を可能にするために必要だと考えています。
ちなみに上記の戦略に基づいて揃えた軍備では専守防衛に特化しすぎているために対外攻撃には非常に不適切もしで侵略に使用した場合、コストパフォーマンスが悪すぎて元が取れません。
なら侵略に適した装備を備えたらどうするのかといわれるかもしれませんが、防衛可能な戦力を保持するのが大前提なためさらに金のかかる侵略向け装備を充実させるのは日本の財政では自殺行為でしょう。
by no name (2005-10-13 22:08)
>「大学の自治を守る」ために,あらゆる手段で,新聞広告のための数千万円の支出も含めて,戦いました.それでよかったと思います.
巻き添えにされた学生や国民にとっては、「大学の自治」とやらのために無駄な税金を支払わされたということですね。
最初から、大学を法人化しておけば無駄な税金の支出も国会審議の手間も必要ありませんでしたね。
by むにゅう! (2005-10-13 22:08)
no name さん
>防衛可能な戦力を保持するのが大前提なためさらに金のかかる侵略向け装備を充実させるのは日本の財政では自殺行為でしょう。
核兵器を装備して報復戦力を充実させておけば安くあがりますよ。
by ほるほる (2005-10-13 23:53)
http://www.mskj.or.jp/chinika/9506cnkspecialissue.html
虐殺というのは、このことなんでしょうか?
もし、そうだとしたら、中国国内でも、文化革命とやらで、けっこう人権蹂躙されてたんでないでしょうか?だとしたら、チベットだけ特別弾圧されていたというより、国民の不満分子が弾圧されていたとみてもいいような?(勘違いだったらごめんなさい)もちろん、これは大問題ですが。
by am (2005-10-14 00:07)
>チベットだけ特別弾圧されていたというより、国民の不満分子が弾圧されていたとみてもいいような?
チベットは侵略されました。それに民族浄化は不満分子の弾圧とは比較になりません。
問題は非武装無抵抗で中共に占領されるとチベットや中央アジアのような民族浄化をくらって日本民族そのものが無くなってしまう可能性があることです。
そんな目にあうくらいなら相打ち覚悟で軍備を整えた方がまだ生き残る人が多くなる可能性が高いでしょう。
そしてこの考えは現在国際社会で圧倒的多数派だということです。
もし非武装中立が正しいのならまず中国にそれを実現させてみてください。
まあ、かの国でそんなことを言ったら身の安全は保障できませんが。
by no name (2005-10-14 06:27)
そんなに、簡単に日本がそうなる?香港は、問題なく、中国に返還されたようですが、、。
by am (2005-10-14 07:12)
>そんなに、簡単に日本がそうなる?香港は、問題なく、中国に返還されたようですが、、。
ならない保障はどこにもありません。特に過去に実績のある相手では。
そんな相手に占領されてから幸運を期待するよりまず占領されないように防衛する方がずっと確実です。占領されたら反撃のチャンスはほとんどないのですから。
世界のほとんどの国はそうしているんですがなんで日本だけ非武装中立などという不利な立場を選ばなくてはならないのでしょうか。
それほど非武装中立が好きなら日本を最後にして欲しいです。そしたら安心して賛同します。
by no name (2005-10-14 20:04)
現時点では、中国も日本を警戒していますし、日本も中国を警戒していますね。そこが問題ですね。せっかく歴代の総理が、友好に道をつけてくれたのだから、それを維持する努力は忘れてならないと思います。
by am (2005-10-14 20:38)
あと、それだけ危険視している中国に、それを覚悟で、多国籍企業はどんどん進出してきましたよね。このへんと、今の右よりの思想はリンクするのか、しないのか、気になるところでもあります。
by am (2005-10-14 20:40)
経済に国境はありませんが安全保障には国境は重要です。
それとこの程度では右よりといわないほうがよいと思います。
非武装中立が極左的な考えなのであって私程度ではせいぜい中道です。
もっと侵略的な考えの場合右よりと言うべきでしょう。
by no name (2005-10-15 06:25)
右より の 意味は、以前より相対的にという意味です。右か左かのはっきりした境目はないと思いますから。
by am (2005-10-15 07:03)
確かに日本においては右左はあまり意味がありません。
なぜなら日本の極左は売国で、極右は極左の偽装なのですから。
中国が日本を警戒するのは日本の防衛的軍備を正しく評価していないということです。日本が中国を警戒するのはその攻撃的軍備や特務艦の領海侵犯や領土問題の無茶な要求を考えればむしろ不足気味です。
だいたい文化・民度が違う隣国同士が警戒しあうのはむしろ自然でアメリカでさえ対日本作戦を持っています。日本国民の感情に配慮して公表しませんが作戦番号に間が開いているのがそれだといわれています。
それを承知の上で国交を展開するのが現在の国際関係の主流です。
重ねて言います。非武装中立をしたいなら日本を最後にしてください。そしたら喜んで賛成し協力します。
by no name (2005-10-15 08:10)
それでもなお、この不安定な極東で日本のみを非武装中立化させようというのなら、それは外国の扇動による日本の無力化工作としか判断できません。
簡単なことです。世界中全てとはいいません。日本をちょっと後回しにして米露韓朝中を先に非武装中立化させるだけて私のような懐疑主義者も味方につけることが可能になるのです。ぜひお願いします。
by no name (2005-10-15 08:30)
日本が最後に、非武装中立になるから、その前にいったん、皆さんのレベルに合わせた軍事体制にさせてくださいということですね。私もその気持ちはよくわかります。が、日本が占領状態から復帰する条件になったサンフランシスコ条約がありますからね。国際的に認められるかどうか疑問ですね。もちろん、長い年月はかかるでしょうが、少しでも各国が非武装中立に努力するようよびかける努力は、庶民の側から必要でしょうね。
by am (2005-10-15 08:52)
もし非武装中立を選び、A国に侵略されたとします。
皆殺しならまだいい。考えてみてください…ナチスに侵略されたフランス人は、徴兵されてロシア侵略に参加することを強要されたのでは?
もちろん非暴力不服従…でも目の前で家族を拷問されてもそれを貫ける人は何人いるでしょう。全国民をそこまで訓練するのは非人道的と断言します。
日本人はもう二度と武器を取らない、人を殺さないという誓いはよし。
でも、その結果A国日本州民として徴兵されて、B国で南京大虐殺に等しい虐殺強姦、そして従軍慰安婦狩りをやらかした孫の武勇伝をあなたはどう聞きますか?
ホロコーストに協力させられ…隣人である僧侶神官牧師、共産党員を狩り出して家族ごと虐殺することを強要され、しかもやらなければ自分も家族ごとやられる状態で、やらずにいる覚悟はありますか?
ならば、非武装を貫くには、僕は全国民に「バトル・ロワイヤル」の爆弾入り首輪のようなものを付けて侵略されたらみんなで死ぬ、という形にするほかないと思います。
僕はスエーデンやスイスのように、軍事力を持ちながら民主主義の力でそれを乗りこなし、平和外交にも力を入れて戦争をしない国になりたいですが。
by Chic Stone (2005-10-15 11:05)
いますぐ、本当の非武装中立とはいかないまでも、方向性としては正しいと思います。よりそちらに近づくか、遠ざかるかで意見は分かれるところでしょうが。
A国との関係は、確かに難しいと思います。そのへんになってくると私も確実なことは言えませんが、「拒否できない日本」という本の中で、年次改革要求書についての解釈が出ています。これに対して、民主主義が機能すればいいのでしょうが。現状は、そうでないように思えます。マスコミ以外の情報にもふれながら、いろんな見方で、考えていき、賢い判断ができる国民になっていくこと(だまされない)が、人権侵害行為に対応していける力になるのでないかと思っています。
by am (2005-10-15 13:46)
はじめまして
民間防衛という本は知ってますか?
http://nokan2000.nobody.jp/switz/
by nokan2000 (2005-10-15 15:27)
ネットで概要を見ると、A国との関係があてはまりそうですね。
by am (2005-10-15 16:27)
国連軍に安全保障を依頼、そのかわり、国としては、非武装中立をめざすという選択肢もありますね。(そういう方向へいくように、各国が努力する。)日本政府にも、A国だけでなく、周辺国との関係をよくするよう努力してほしいですね。(それもA国に制限されている?)
by am (2005-10-15 16:37)
背景に多国籍企業がある?と、つい勘ぐってしまいたくなりますね。
by am (2005-10-15 16:57)
日本にそんなことを強要するのはてっきりC国の十八番だと思いましたが。
言論の自由のあるA国相手ならある程度の抑制が期待できますが。
それと民間防衛を読めば日本での状況はマスコミや教育機関に浸透している某民族への警戒が必要なことが判ります。
by no name (2005-10-15 20:07)
スイスも、今の日本やA国と共通点はありますね。背後に右よりの多国籍企業があるという点で。私は、そう読みとりました。まあ、そのままこの本を信じる人もいるでしょうけど、いつかは、どちらが正しいかわかることだと思います。改憲だって、A国からの外圧でしょう、おそらく。この本のことを、そのままA国に置き換えれば、ぴったりじゃないですか。そのために、マスコミ等も動員して、あの手この手で、やっているとも、考えられますよ。
by am (2005-10-15 21:46)
え、だって日本のマスコミはA国に対しては遠慮がありませんが秘密協定をむすんでいるC国やK関係にはひどく及び腰じゃないですか。
A国は日本に対して平和を隠れ蓑にして防衛力を無力化しようとしていませんがC国やK関係は日本を無力化しようとあの手この手を使ってきています。
民間防衛で武器無き侵略を試みてくる敵国は日本に当てはめるならまちがいなく特亜諸国だと考えられます。少し読み違えをしているのではありませんか。
by no name (2005-10-15 22:07)
スイスも、まわりに社会主義国ができていたから、ああいった記述になったのでしょう。日本はA国より占領されています。その後の状況はぴったりですね。あとは、状況証拠がどちらが、どれだけあるかでだいたい想像できそうな。。。まあ、そこは、専門家にまかせますが。
by am (2005-10-15 22:14)
ちょっと説明不足でしたが、社会主義を新自由主義とおきかえれば、まったく同じことがいえると、そういう意味です。A国は新自由主義を支持していますから。
by am (2005-10-15 22:28)
>日本はA国より占領されています。
これはいったい何の冗談ですか。もしこれが本当なら非武装中立うんぬんを話し合うこと自体が無意味です。いくら議論したって占領下では実現できないのですから。
はっきりいって非武装中立という売国的暴論を議論できること自体、日本に言論の自由がある証拠でしょう。特亜諸国でこんなことを言ったら国家反逆罪で身に危険が及びます。
私は日本は民間防衛の中では独立を保っているものの特亜諸国の非戦闘侵略が中期段階にある段階だと判断しています。ここで非武装中立のような平和を隠れ蓑にした売国謀略を許せば本の中の実戦力による侵略において不利になると考えています。
ま、占領されるとしても自国民を千万単位で殺しまくっているC国よりA国のほうがましですがそれほどA国がめざわりならA国の関与無しに特亜諸国からの防衛が可能な核も含めた軍備を備えねばなりません。
by no name (2005-10-15 22:29)
A国から占領されたことがあった。という意味だったんですが。勘違いされたようで、失礼。
でも、それなりの負担を日本もしているので、別に安保ただのり論とはいえないと思います。ただ、問題は、日本の政治までいろいろ干渉してくることでしょうね。そこを、なんとか国民の民主的な力でなんとかすればいいんですが、現状では、敵もあっぱれというか、ほとんどの人は気づいてないのでは。
by am (2005-10-15 22:36)
A国に占領されたことは他の連合国に占領されるよりましでした。最良とはいいませんが彼らにも都合があるのでそこまで非難はしません。でもいつもいつもこんな幸運が続くとは思えません。占領そのものを避ける必要があります。
安保は日本にとって現在のところ経済的利益です。在日米軍+増援の軍備を揃えるのは経済的に見て不可能です。
しかしA国は敵ですか。確かに国家間に真の友人はいませんので気を許しすぎるのは危険ですがあえて言うならあまりにも理不尽な内政干渉をしてくる特亜諸国よりもましな敵でしょう。そしてあまりにも強大なのであからさまに敵対するより利用した方がいい相手です。純軍事的防衛が不可能な唯一の国ですから。
by no name (2005-10-15 22:47)
そのとおりだと思います。敵対するよりうまくやることを考えるべきです。韓国などは、その点、A国に言うことを言ってますね。そのへんをうまくやることは、高い給料をもらっている政治家の仕事でしょう。
by am (2005-10-15 22:50)
>韓国などは、その点、A国に言うことを言ってますね。
日本より危険な情勢でA国により頼っていながら言いすぎて見捨てられかけてますけど。
無人偵察機を売却してもらえなかったり機密情報を流してもらえなかったり。
現場レベルでは撤退論すら出ている危険な状況です。
韓国がやっていることはうまくやっているのではなく敵対行為に近いものです。A国の堪忍袋は日本より破れ易いのに。
ちなみにうまくやるといっても相手を選びます。A国相手なら得られるものが多いのですがC国は反日国家なので一定の距離を保って利用し尽くすしたたかさが日本にも欲しいものです。
by no name (2005-10-15 23:04)
まあ、そのへんのかけひきのうまい政治家に頑張ってもらいたいですね。ただ、現状は、多国籍企業が国家と同じかそれ以上の力をもっているといっていい状況なので、そうそう簡単ではないとは思いますが。
by am (2005-10-15 23:21)
遅ればせながら・・・.
情けないことに,やはり細切れ投稿しかできません.
no nameさんが,アメリカに対する(将来の可能性としての)自衛戦争を放棄されたのは妥当だと思います.(2005-10-13 22:08)
by yamamoto (2005-10-16 09:24)
やっぱりダメです.記事にします.
by yamamoto (2005-10-16 09:27)
あ、むにゅう!さんはblog界隈では有名な荒らしですので
皆様相手にすることの無き様お願い致します。
by 安穏 (2005-10-17 19:07)
9条があろうがなかろうが、日本政府が現状を「有事」だと決めてしまえば国民世論をもって「自衛隊」を動かすことは可能です。(いくら、インターネットが普及したからといって、大抵の情報はマスメディアから流れ、掲示板などはその情報を集めることしかできません。いくら誤報であっても)政府が公開した重要な情報はすぐにマスメディアに流れ出します。「有事」と言われて反対する国民はあまりいませんから世論調査を取っても「自衛隊出動支持」が圧倒的に多くなり、それを元に国会の審議を中止して(超法規的に)首相の決断で先制攻撃を仕掛けることは法律さえまもらなければ可能です。
別に、私は改憲論者ではありませんのでこれを理由に改憲しろということではありません。ただ、憲法を変えないと国が滅ぶというのが現実主義のように語られるのに疑問を持って、本当に現実主義的に書いてみました。
「自衛戦争」って誰が決めるんですかね?アメリカのイラク攻撃はアメリカにとって「自衛戦争」かもしれません。多くの国が憲法に「平和」と言う言葉をとっているのではないかと思いますが「自衛」は認めてたりしそうです。いまだに侵略戦争があるということは「自衛」という大義名分が使われているってことですよね。
日本っていう国は幸か不幸か資源のない国なので、占領することにあまり意味のない国です(軍事拠点にするとか日本が攻撃してきたというような事例は別です)。そして、すべての国境が海という、自然の壁を持っていたりします。世界一安全な国といわれるゆえんでもあります(犯罪がテレビに取り上げられる割合と警察官像科による検挙数はあがりましたが、実際は大して増加していません)。そして、まわりを見てください。英語の頭文字〝D〟の国は石油不足でパイロットの訓練時間は通常の数分の一で旧式機が多く(重村氏の本による)、海軍は工作船しかありません(潜水艦や普通の艦船もあるみたいですがへぼいです)。ミサイルの破壊力はテニスコート二面分と聞いたことがあるのでたいした脅威ではなさそうです(核はつめるように小さくできていないようです)。
西に目を向けると世界一人口の多い国があります。その対面には対抗勢力がいて張り合っています。もしその国が大艦隊を日本に向けると場合によって対抗勢力の近くを通ることとなり日本が宣戦布告する前に対抗勢力が宣戦布告する可能性が高いです。そして、その国は軍拡をしていますがまだ海軍貧国です。
北には「東方征服」という名前の都市を持つ国がいます。この国は、前にあげた二つの国と同様謎の国ですが、自衛隊が北方護衛から南方護衛に計画(?)を変えたという話を聞いたことがありますがそれが本当ならばあまり危険ではないかもしれません。何十年も前、この国が社会主義国であったころ攻めてくると言われながら攻めてこなかったそしてその当時より弱体化している様子を見ると一安心です。
つまり、日本は攻められる要素があまりなく、戦争があっても局地戦争である可能性が高いわけです。もうだんだん、占領支配というやり方が古くなっていくのかもしれません。いまや、五万の兵士よりも一人のビジネスマンの方が怖いかも知れません。大企業の国際進出により、血を流さなくとも植民地支配が可能になったとも言えます(謀略によって精神的に破壊されるという意味ではなく、大企業が現地の利益を吸い上げるという意味です)
アジアで文句が言えるのは経済力か軍事力がそれなりにある国です。インドネシアやフィリピンが日本に対して不満を持っても大声で言うことはできません。なぜなら、日本の支援を受ける身だからです。例えば、自分が家族でない誰かに養っている場合不満があってもなかなか言い出せないと思います。で、経済力か軍事力がある某国がいわゆる「特定アジア」として目立ってしまうだけです。フィリピンでは「マカピリ(愛国者という意味)」と呼ばれた対日支援者が今でも差別を受けている訳です。もし、彼らにとって60年前の日本がよいものであるなら対日協力者は英雄です(いくら迫害をその後受けたとしても)。
by つよぽん (2005-10-21 23:55)
はじめまして。
トラックバックありがとうございました。
ここはさまざまな意見が活発に交わされておりまして勉強になります。
せっかくですので私も意見を述べさせてもらうと、やはり私も軍備増強へと走る今の世の中に恐怖を感じざるを得ないという立場です。
日本に限らず米国や中国もふくめナショナリズムが台頭してきています。
これは2001.9.11の同時テロが国家というものを揺るがし始めたことでその流れが強くなった気がします。
先日新聞で「国家」の本質とは暴力を正当化を許された唯一の存在であるというようなことが書かれた論文を読みました。
国家が、暴力占有の権利を揺るがす新たな勢力を排除するために結束を固めようとするのはごく自然のことかもしれません。
私も、テロリストか国家どちらを支持するかといえばもちろん国家を支持します。
しかしながらその結果として支持を得た国家(=暴力)同士が近隣で刺激しあうことはさらに危険です。
なぜならその力は第二次大戦当時とは比べ物にならないほど強大でありひとたび衝突がおこれば単なる地域紛争で済まない可能性があるからです。
われわれ人類は既に自らを何回も全滅させるだけの兵器を持ってしまっています。
「専守防衛」という名のもとひとたび攻撃を行ってしまえば暴力の連鎖を避ける事はできないでしょう。
なぜならその攻撃を受けた相手が相手国の「専守防衛」などという大義を受け入れることなどありえないからです。
そうなればもう取り返しがつきません。どちらか、もしくは双方が全滅するまで攻撃が続くことになるでしょう。
もし、われわれ人類が過去の2度の大戦から学ぶことができるのであれば、たとえ困難だとしても、少しでも暴力を排除する道を選ぶべきでしょう。
by TAC (2005-10-30 00:52)
某国が攻めてきたとします。
まず重要攻撃目標、東京に原爆または水爆ミサイルが飛んできます。
例のミサイル防衛システムが配備されていたとしても、値段と名前だけで打ち落とせないのはご承知の通りです。
なので何発かは必ず落ちます。
あなたがその時国会議事堂にいた内閣総理大臣だとして、その状態からの反撃を考えてください。(たぶん即死ですが)
総理が即死しないとしても、日本の重要なポイントは同時攻撃されます。爆撃機じゃなくてミサイルだからね。
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RPGゲームやってる人はわかると思うけれど、先に即死相当のダメージが入れば反撃受けないでしょ?
今みたいに武器破壊力が上がって、かつ逃げ場もない狭い国だと、いわゆる外国とは違って限定された選択肢しかないと思う。
「降伏しないと、また水爆ミサイル飛ばしますよ」ってTV/ラジオから流れたら、市民としては士気ゼロです。自衛隊だけがんばっても無理。
by itochan (2005-10-30 19:18)
TBありがとうございます。
ただ、ここの議論は私には全くの不毛な議論に思えます。
質問の立て方が間違っている。
by KUMA0504 (2006-05-05 10:56)