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ウクライナ戦争についてのロバート・ケネディ・ジュニアの分析 [メディア・出版・アート]

以前から私は、犯罪の原因について議論することが犯罪者を免罪することではないように、ウクライナ戦争の遠因について議論することはプーチン擁護ではないと言っています。しかしこの話題で「NATOの東方拡大」について語ると、平和運動の一部から「それはプーチン擁護」の反応が返ってくるような雰囲気が、少し前まであったようです。今はどうでしょうか?

次の、アメリカのコメンテーター、タッカー・カールソンによるロバート・F・ケネディ・ジュニアのインタビューは、この事情を、しかも衝撃的な内容を、とても詳細に語っているように思います。もちろんこれまでよく言われたことも含まれます。(→参考:ウクライナ侵攻に関する英国の地理学者デヴィッド・ハーヴェイの論説*)
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ShortShort Newsのツイッターが字幕付きで切り取っています。
https://twitter.com/ShortShort.../status/1691414674632478720
オリジナルは8月15日付け(現地時間)のこちらのツイッター。
https://twitter.com/TuckerCarlson/status/1691228480556429312
特に重要と思ったところのShortShort Newsの字幕を次にコピーします。全編見るかとうかの判断材料にどうぞ。

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(10分経過後)
そこからの歴史を切り取って、アメリカや西側の政府は誰もが 「ロシアがクリミアを侵略してこれが始まった」と言うが、
プーチンの立場で考えてみてください。
ところで、私はプーチンの擁護者ではない。
彼はウクライナに侵攻した。違法行為だ。
私の息子はウクライナに行き、ハリコフで命がけで戦ったんだ。
プーチンの言い訳をするつもりはない。彼がやったことは残酷だった。
それは違法行為で不必要なことだった。しかし、挑発行為における我々の役割を理解しなければならない。

(12分13秒)
自分たちの文化や言語を実践することも許されない。
そしてドンバスとルガンスクで投票が行われ、90対10でロシアへの加盟が決まった。
ロシアはノーと言い、プーチンもノーと言った。ロシアは受け入れられない。ただ、あなた達を守る協定には署名しょう。
そこで、フランス、ドイツ、ロシアとミンスク合意という協定を結んだ。
ミンスク合意では、ドンバスとルガンスクはウクライナの一部として残すが、半自治区とし、自分たちの言葉を話せるように、そして、そこに住むロシア人は政府による暴力から守られることになる。
ロシア議会やウクライナ議会はミンスク合意を批准しようとしなかったが、フランスは合意し、ドイツも合意し、プーチンも合意した。

(13分30秒)
そこでゼレンスキーが2019年に出馬する。
なぜ彼が当選したのか?
彼が選挙に勝ったのは、平和を掲げて立候補したからだ。
彼はミンスク合意に署名すると約束して立候補した。
彼は大統領に就任したらすぐに、ミンスク合意に署名し、ロシアとの和平に決着をつけると皆に言った。
ゼレンスキーは大統領に就任直後に突然方向転換した。何が起こったのかはわからない。しかし、合理的な推測では、アメリカ政府が彼にそれはできないと言ったのだろう。
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(転載終わり)
ちなみに、ロバート・F・ケネディ・ジュニア(1954年1月17日生)はジョン・F・ケネディ元大統領の甥で、2024年の大統領選に民主党から立候補しています。
Forbes Staff の Sara Dorn の記事によると(2023.06.16)次のように保守派の記者からは嫌われているようです。

「数々の陰謀論を広めてきたことでも知られ」、「米国の銃問題や新型コロナウイルスの起源などをめぐって事実に基づかない主張を繰り返した。」
https://forbesjapan.com/articles/detail/63919
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*このデヴィッド・ハーヴェイの論説記事のページビューは現在までに64,747にもなります。)
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