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ウ戦争の軍需拡大で経済潤うというおぞましい話を無邪気に伝えるドイツTV [メディア・出版・アート]

2日朝NHK-BSがレピートしたドイツZDFのニュース、さっそくフェイスブックに書いていましたが、改めてこちらにも。ウ戦争の軍需拡大で経済潤うという、世にもおぞましい話を実に無邪気に伝えていました。戦闘機工場新設の鍬入れ式です。25年に完成とか。それまで戦争を長引かせるのか?
https://www.zdf.de/nachrichten/heute-19-uhr

侵略戦争を深く反省したはずのドイツも、ここまで落ちぶれたのですね。
日本の9条の世界的意味・意義が一層強まります。同志たち、ガンバロー。

一連の画像の下に、ネットの無料文字起こしを利用して、ナレーションを紹介しています。
zdf230801.jpgIMG_4990.jpgIMG_4994.jpegIMG_5003.jpeg

----ナレーション----
ロシアのウクライナへの軍事侵攻により、ドイツ軍需産業の売上高が急速に伸びています。F35戦闘機の機体の一部がドイツで製造されることとなり、ドイツの貿易業ラインメタル者が社が新たな工場をノルトライン・ヴェストファーレン州に形成します。2025年に稼働する予定です。

オランダ国境に近いヴェーツェ空港ではたくさんのシャベルが用意されていました。軍事産業界や軍・政界から集まった人たちです。ラインメタル社の社長がヴュスト州首相の横に並びます。軍備が突然重要になっています。

防衛産業は長年政治からもなおざりにされてきました。ラインメタル社社長です。「そうでしょうが、私は25、30年以上前から我が社の重要性を確信してきました。民主主義、平和そして我が国の平和、主権を守る戦いのためにです。」

ヴュスト州首相です。「過去を振り返るのではなく前を見ましょう。我が国の防衛力を高めるため速度が増すのはいいことです。工場建設はそのための決定です。」

ベーツ社(?)工場ではアメリカのF35戦闘機の胴体を製造します。将来的にはドイツのトーネード戦闘機の代替機となる予定です。

この工場だけでも400人の雇用を見込んでおり、さらに下請け企業に1500人の雇用が生まれる予定です。しかし専門家は防衛産業の拡大はゆっくりすぎるとします。「ドイツの製造能力が低すぎます。ドイツの軍備を2040年でなく急ぎ出動できるよう軍備を整え、同時にウクライナを支援し、NATOでの責務を果たすためには、製造能力を大幅に拡大する必要があります。

例えば弾薬は20年でなく、2年以内に生産可能でなくてはなりません。州首相によればラインメタル社との工場建設に関わる最初の話し合いから今日の鍬入れ式まで6ヶ月で、ウクライナ危機は産業プロジェクトの実現をこれまでにないテンポで早めています。
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観光ツアー途中のレストランで、「そろそろどこかで戦争でも起きてくれないことには、日本経済も立ちゆかなくなってきますなあ」という、政界・財界の有力者のあからさまな戦争待望論に、流石に周囲の人は当惑したと言う話を以前の記事で紹介したが、実質同じことが堂々とテレビで語られる時代。
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