夏の欧州旅行メモ - その3 [趣味]
「『サモトラケのニケ』の超3D写真」,「アヴィニョン」の2つのタイトルで,夏の欧州旅行のことを書きましたが,その3回目,ランダムなメモです.
ユーロスターとユーレイルパス
(写真はロイヤルオペラハウスのトロバトーレについてのガーディアンの評から.記事は末尾に追記)
ユーレイルパスはヨーロッパを鉄道で周遊するにはとても便利で安い方法です.普通列車だけでなくたいていの急行も予約なしで,もちろん切符をいちいち買わないで即,乗れます.予約(+追加料金)が必要なのはTGVや都市間特急ICEなど.ただし,ロンドンと大陸(パリ,ブリュッセル)を結ぶとても便利なユーロスターは要注意.これらの国をカバーするパスを持っていても,かなり前に(多分1週間ほど前)予約しないとパスが使えません.しかもパス使用前提ではネット予約もできないのは致命的で,これでは事実上パスは使えないに等しい.
それと知らず旅行の日程の終わり頃,パリからロンドンに日帰りしようと思ってパリ北駅に行き,切符売り場の窓口でユーレイルパスを見せましたが,結局フル運賃を支払うはめになってしまいました.
大陸とイギリスを行き来するユーロスターは国境を越える飛行機と同じで,30分以上前に保安ゲートを通り,パスポートチェックを受けなければなりません.イギリスEU離脱が騒がれましたが,国境管理ではもともと離脱同然ということのようです.
シューマンの家
ライプチヒのシューマンの家を訪ねました(→マップ).市中心部からは少し外れていて,駅から徒歩15分ぐらい.
ドイツではサウナ=ヌーディストエリア
キッシンゲン音楽祭が開かれる町バート・キッシンゲン(Bad Kissingen)は美しい温泉町でもあります.その大きな温泉施設KissSalis Thermeというところに行きました.温泉は巨大なプールで,お湯はぬるめ.体を洗ったりもしません.まさにただの温泉プール.
びっくりしたのは同じ建物の一角にあるサウナです.たしかに旅行ガイドそう書いてあった記憶はありますが,ヌーディスト・ゾーンでしかも混浴です.最初水着でちょっとうろつていると係の人に「水着はダメ」と(英語で)注意されました.サウナ室内も同じ.しかもタオルは体に巻くのではなく,足まで含めて自分の体が直接床などの木の面に触れないために使うもののようです.だからみんな素っ裸.ちなみにこのサウナもかなりぬるめでした.(右の航空写真で建物の左下に伸びている部分はサウナ領域の延長でヌーディスト・エリア)
駅の通路にピアノ
フランスの鉄道の駅で,だれでも弾けるようにピアノが置いてあるのには驚きました.しかも2カ所も.アヴィニョン中央駅にアプライトピアノ,そしてパリ北駅のユーロスター乗り場に行く途中の通路にはなんとグランドピアノが.アヴィニョン駅のはピアノメーカーの宣伝のためのようで,会社の名前と何か宣伝文句が小さく書いてありました.旅行者が次々に弾いていました.パリ北駅のは空いていましたが,ちょっと弾いてみる勇気はありませんでした.
追記:
ロイヤルオペラハウスのトロバトーレ
「ロンドンに行くならコヴェントガーデンでオペラを見なさい」とピアノの先生に勧められて,その時の演目だったトロバトーレを予約していました.指揮はジャナンドレア・ノセダ.チケットは決して安くはないですが,それでも東京などで同じレベルのものをを見る料金の半分以下でしょうか.
地下鉄から降りて方角が分からなかったので若い女性の通行人に尋ねると,すぐに指差して教えてくれました.“Enjoy !”の挨拶も.
作品はもちろんのこと,オーケストラも歌手も素晴らしかったのですが,問題は演出.主な役どころが何人もやたらとナイフを振り回し,不必要としか思えない虐待シーンが繰り返されます.せっかくの素晴らしいアリアにも拍手する気になれない.隣の席の人もその時同じように拍手していませんでした.
明らかにダーイッシュ(ISIS)を連想させますが,必然性も感じられず,これでは単にそれに「慣れさせる」ことにしかならないと思いました.メディアの批評はどうかとネットで新聞サイトを見ると,やはり演出に問題ありの評がThe Guardianにありました.(記事冒頭の写真もこのサイトから拝借)
https://www.theguardian.com/music/2016/jul/03/il-trovatore-review-royal-opera-david-bosch-gianandrea-noseda
他方,タイムズの方は特にそのような言及はなし.(こちらは全文を読むには登録が必要)
http://www.thetimes.co.uk/article/opera-il-trovatore-at-covent-garden-rccvfn26n
ユーロスターとユーレイルパス
(写真はロイヤルオペラハウスのトロバトーレについてのガーディアンの評から.記事は末尾に追記)
ユーレイルパスはヨーロッパを鉄道で周遊するにはとても便利で安い方法です.普通列車だけでなくたいていの急行も予約なしで,もちろん切符をいちいち買わないで即,乗れます.予約(+追加料金)が必要なのはTGVや都市間特急ICEなど.ただし,ロンドンと大陸(パリ,ブリュッセル)を結ぶとても便利なユーロスターは要注意.これらの国をカバーするパスを持っていても,かなり前に(多分1週間ほど前)予約しないとパスが使えません.しかもパス使用前提ではネット予約もできないのは致命的で,これでは事実上パスは使えないに等しい.
それと知らず旅行の日程の終わり頃,パリからロンドンに日帰りしようと思ってパリ北駅に行き,切符売り場の窓口でユーレイルパスを見せましたが,結局フル運賃を支払うはめになってしまいました.
大陸とイギリスを行き来するユーロスターは国境を越える飛行機と同じで,30分以上前に保安ゲートを通り,パスポートチェックを受けなければなりません.イギリスEU離脱が騒がれましたが,国境管理ではもともと離脱同然ということのようです.
シューマンの家
ライプチヒのシューマンの家を訪ねました(→マップ).市中心部からは少し外れていて,駅から徒歩15分ぐらい.
ドイツではサウナ=ヌーディストエリア
キッシンゲン音楽祭が開かれる町バート・キッシンゲン(Bad Kissingen)は美しい温泉町でもあります.その大きな温泉施設KissSalis Thermeというところに行きました.温泉は巨大なプールで,お湯はぬるめ.体を洗ったりもしません.まさにただの温泉プール.
びっくりしたのは同じ建物の一角にあるサウナです.たしかに旅行ガイドそう書いてあった記憶はありますが,ヌーディスト・ゾーンでしかも混浴です.最初水着でちょっとうろつていると係の人に「水着はダメ」と(英語で)注意されました.サウナ室内も同じ.しかもタオルは体に巻くのではなく,足まで含めて自分の体が直接床などの木の面に触れないために使うもののようです.だからみんな素っ裸.ちなみにこのサウナもかなりぬるめでした.(右の航空写真で建物の左下に伸びている部分はサウナ領域の延長でヌーディスト・エリア)
駅の通路にピアノ
フランスの鉄道の駅で,だれでも弾けるようにピアノが置いてあるのには驚きました.しかも2カ所も.アヴィニョン中央駅にアプライトピアノ,そしてパリ北駅のユーロスター乗り場に行く途中の通路にはなんとグランドピアノが.アヴィニョン駅のはピアノメーカーの宣伝のためのようで,会社の名前と何か宣伝文句が小さく書いてありました.旅行者が次々に弾いていました.パリ北駅のは空いていましたが,ちょっと弾いてみる勇気はありませんでした.
追記:
ロイヤルオペラハウスのトロバトーレ
「ロンドンに行くならコヴェントガーデンでオペラを見なさい」とピアノの先生に勧められて,その時の演目だったトロバトーレを予約していました.指揮はジャナンドレア・ノセダ.チケットは決して安くはないですが,それでも東京などで同じレベルのものをを見る料金の半分以下でしょうか.
地下鉄から降りて方角が分からなかったので若い女性の通行人に尋ねると,すぐに指差して教えてくれました.“Enjoy !”の挨拶も.
作品はもちろんのこと,オーケストラも歌手も素晴らしかったのですが,問題は演出.主な役どころが何人もやたらとナイフを振り回し,不必要としか思えない虐待シーンが繰り返されます.せっかくの素晴らしいアリアにも拍手する気になれない.隣の席の人もその時同じように拍手していませんでした.
明らかにダーイッシュ(ISIS)を連想させますが,必然性も感じられず,これでは単にそれに「慣れさせる」ことにしかならないと思いました.メディアの批評はどうかとネットで新聞サイトを見ると,やはり演出に問題ありの評がThe Guardianにありました.(記事冒頭の写真もこのサイトから拝借)
https://www.theguardian.com/music/2016/jul/03/il-trovatore-review-royal-opera-david-bosch-gianandrea-noseda
他方,タイムズの方は特にそのような言及はなし.(こちらは全文を読むには登録が必要)
http://www.thetimes.co.uk/article/opera-il-trovatore-at-covent-garden-rccvfn26n
2016-09-15 00:30
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0