人質殺害事件メモ

後藤さん，湯川さん人質事件は，最悪の結果になったようだ．今の時点で思いつくことをメモ．
１）殺害実行犯とそれを企画，命令したものの訴追
　「イスラム国」支配とされる地域は，イラク，シリアにまたがっているが，両国ともICPOに加盟している（もちろん両国とも警察力は及ばないので，今のところ形式的なものにならざるを得ない）．また，ICC（国際刑事裁判所）の対象となる犯罪も行われているので，この手続きも必要．
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２）遺体の返還
　２人の死亡は遺体が帰るまで確認できない．また，上記の刑事告発のためにも重要なはずだ．

３）政府の対応の検証
　数ヶ月間も何をしていたのか？

３）事件の政治利用の危険
　ショック・ドクトリンとして，この事件が日本の軍国化に利用される可能性大．九条も一層危くなった．「マスによるマスメディア」が重要
http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2014-11-30#multitudemedia
　もともと，アフガン，イラク戦争以来のアメリカの戦争政策が起源．アメリカが「マッチポンプ」であることの認識を広げることの重要性．「集団的自衛権」はこのマッチポンプに加わること．

４）共産党の対応—池内ツイート事件について
「オール与党」の状況のなかで，有力野党として責任が重いだけに，またブロガー自身が党員であり責任の一端を担っているので詳述する．
　池内ツイートは当たり前のことを言っただけ．志位氏の反応が異常．これでは「一朝有事」に「挙国一致」の一端を担ぐメンタリティーと疑われても仕方がない．また，報道された志位コメントには「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中」と，「全力」と全面肯定する表現があるが，しかし政府の姿勢や対応を疑う見方も多い．
　また，報道に「志位氏は『議員本人の判断で削除した』」とあるように，削除は命令や指示によるものではなさそう．であれば池内氏も削除すべきではなかった．池内氏はツイッターのひとことではなく，なぜ削除したかのきちんとした説明が必要．もちろん志位氏本人にも釈明と自己批判を求めたい．
　他の党員の皆さんもこの問題で積極的に発言して欲しい．党規約５条と１７条１項を正しく解釈することが重要．
　http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2005-12-24-1#art5and17
これに党員や支持者が沈黙するとすれば，「共産党が安倍政権と全力で闘っている最中に，不規則に発信することは不適切」ということなのか？？

コメント 1

投稿者の方へ：ペンネームは固有名らしいものを使って下さい．「通りすがり」はダメです．
by yamamoto (2015-02-04 17:57)