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「もはや臆病なインテリは有害である」 [メディア・出版・アート]

3ヶ月ほど前の新聞コラムですが,とても気に入ったのでFBだけでなくこちらでも「シェア」します.法政大学教授・山口二郎氏の「けんかの作法」という文章で,国のトップ,そしてメディア界にならず者がはびこっていることを警告しています.このような状況では,インテリもそれなりの気迫が必要だ,という趣旨.ネットで見つけた新聞画像ですが,より「拡散」しやすいよう軽量化しました.
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人質殺害という「ショック・ドクトリン」効果を経た現時点では,多くの国民が「ならず者思考」に陥る恐れがあります.これに耐え抗うには相当の覚悟が必要です.

筆者の山口氏は,北大教授の時に,私が事務局長をつとめた「国立大学独法化阻止全国ネット」の呼びかけ人に加わってもらっています.他に有名人では,その後ノーベル物理学賞を受賞する益川さんもそうです.

tacklingtridenttn.jpgインテリの「気迫」ある活動としては,手前味噌ながら私も参加した“Academics Seminar Blockade”,大学教員による基地封鎖・セミナーを紹介します.スコットランドの核兵器基地のゲーを塞ぐ形でセミナーを実施し,基地機能を少しでも妨害しようというものです.2007年に2回にわたって実施され,最初の1月の封鎖に参加しました.
(→それに関する当ブログ記事の一つ
このセミナーで発表されたペーパーを中心に,このイベントが"Tackling Trident"というタイトルの本になりました.佐賀大学図書館にあります.
「いつやるの?今でしょ!」というフレーズも(最後の写真.本の20ページ).

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宗純

何年か前にまだ北海道大学教授だった時ですが、インターネット空間では『山口二郎が橋下徹にフルボッコされた』との話題で大いに盛り上がっているとの話を聞き、興味を持って、実際のテレビ放送されたものをユーチューブで確認したのですが、
話は逆さまで、
山口二郎氏は学者らしく論理とか事実を正確に話している。
対した維新の橋下徹のほうは不真面目にも、『学者は現場を知らないのだ』とせせら笑いながら、事実に対しては何も答えない作戦に終始する。完全なる山口二郎氏の大勝なのですよ。
ただ、何故かネットウ空間では話が180度逆になっているのですね。この不思議の原因ですが、橋下の方は、ハッタリで態度がとんでもなく尊大、喋り方が喧嘩腰なのですよ。
ところが学者の山口教授のほうは、穏やかであり少しも威張ったところが無い。
ユーチューブを見ていた人々は、話の内容の正誤では無くて、喋りの強弱で判断していたのです。

今回の山口さんの、
『最早臆病なインテリは有害である。メディアも学者も『表に出ろ』との気迫を持たなければならない。』
ですが、まったく、そのとおりです。

by 宗純 (2015-02-06 15:28) 

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