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本日午後,迎賓館・横田事件の高裁判決 [社会]

1401577.gif21:48分追記:残念ながら上告棄却,つまり有罪の情報が入りました.しかし被告らは拘束されず,自由の身のままです.闘いは最高裁へと続きます.
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1986年,東京サミット開催中の会場である迎賓館にロケット弾が発射されるという事件があった.人的被害はなかった.これが中核派の行為であることは,中核派自身が認めている.しかし犯人として長期間未決のまま勾留され,裁判の被告席に立たされている人々は無実を主張している.実際,一審では無罪判決が出された.検察が控訴し,高裁は差し戻し,差戻し審一審で有罪,そしてきょう控訴審判決を迎える(欧米では,無罪判決に対して検察は上訴できないのでそれで確定だが,わが国では権力に"再チャレンジ"が許されている).13時から東京高裁・正面玄関脇で傍聴券抽選が行われる.

実は昨年10月,この3名の被告のために法廷証言を行った.手書きのBASICプログラムと手書きの数表との関連性について,前者で後者の結果がほぼ正確に再現出来ること,したがってこの二つに密接な関連性があること,また,このプログラムを手書きした者が,プログラミングやBASIC言語の初心者と見られること,を証言した.検察はこれらの物件が問題のロケット弾発射と直結するとして犯人である根拠としているので,弁護側としては,「直結しないこと」が反証になるということだ.

支援ブログによる今日の公判に向けてのアピール「完全無罪判決を!」
http://blog.livedoor.jp/perfect_innocence/archives/1761902.html
同じく,昨年の私の証言時の記事
http://blog.livedoor.jp/perfect_innocence/archives/1715271.html

この事件では,被告が16年ものあいだ「未決」のまま独房に勾留されるという,とんでもない事態が起きた.

上の,「完全無罪判決を!」のブログ記事は,86年の事件そのものを「新自由主義のもとに呻吟する日本そして全世界の人民から一斉に歓呼の声が上がりました」と肯定的に評価しており,被告らもそのような立場かも知れない.私はもちろんそのような見方は否定する.しかし法の裁きは事実のみに基づいて行われなければならず,思想が対象になってはならない.応援のクリック歓迎
(続く)
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