SSブログ

オスプレイ飛行中止−まぼろしの要請文 [社会]

IMG_5619.jpg12月3日の自衛隊目逹原駐屯地のイベントで、佐賀に配備予定のオスプレイのデモ飛行があり、久留米上空もコースになっていました。そこでこのオスプレイのデモ飛行を中止するよう、関係方面に要請してほしいという、久留米市長宛の文章を作り、翌日午前中(つまり今日12月1日)市役所に届ける段取りをつけ始めていました。直前、屋久島沖で米軍オスプレイが墜落したことでもあります。

ところが昨日昼過ぎにこの飛行が中止になったとの報道で、この文書は無意味になりました。
(写真は一昨日(29日)の目逹原基地前の抗議行動です。撮影時刻は15:03分、つまりオスプレイ墜落15分後)

でも、「もったいない」ので、それをここに掲示します。ひょっとして役にたつフレーズでもあれば、「廃材再利用」でも・・・。

また、これを機に、空港横の基地建設工事に対する阻止行動も再開するべきでしょう。良いタイミングだと思います。
久留米市長 原口新五様
          XXXXの会 事務局長 XXXX
市長におかれましては、市民の福祉のための日々ご努力に感謝申し上げます。

ご承知のように、昨日午後、屋久島の沖合に米軍オスプレイ(CV-22)が墜落しました。乗員1名の死亡が確認されたとのニュースも入っています。

しかしこの事故は久留米市民とも無関係ではありません。まさに今度の日曜日、佐賀空港に配備が目論まれているオスプレイ(V-22)のデモフライトが行われようとしており、その飛行コースには久留米市上空も含まれます。従来から事故率が高いとされ、「未亡人製造機」とまで呼ばれるこの飛行機が私たちの頭の上を飛ぶことは、とりわけ今の時期、到底容認できるものではありません。市民の安全に責任を負う市長として、防衛省や、この催しに関わっている佐賀県などに、フライトの中止を申し入れていただくようお願いします。

そもそもこのデモフライトは、佐賀空港にオスプレイを導入し軍事利用をはかるという計画推進の一環として行われるものです。そしてその手続きも、地権者全員の同意を得ないまま、したがって土地代金も支払わないままに自衛隊駐屯地の工事を始めるという無法なもので、複数の地権者から工事差し止めの裁判が起こされています。

さらに言えば、佐賀空港のオスプレイ配備などの軍事利用は、現在急速に進められている南西諸島へのミサイル基地建設と一体のもので、地域の軍事的緊張を高め、戦争を誘発しかねないものです。したがって、明白な違憲行為、特に憲法9条に反する行為です。その被害がどれくらい悲惨なものか、私たちは過去の戦争だけでなく、ウクライナやガザでまさに日々目の当たりにしています。

予定されているデモフライトは明日のことであり、市長として行動を起こすにはその手続きのための時間がないと思われるかも知れません。しかし人命を守り、また市民の不安の解消のためには、自然災害の場合と同様に即断即決が求められる事案ではないでしょうか。本日午後にでも、もし無理であれば閉庁日の明日にも、上記関係各位にデモフライトの中止を要請していただくよう、重ねてお願い申し上げます。

2023年12月1日

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント