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「台湾有事」は日米の既定路線か?テレ東モーサテ解説者 [メディア・出版・アート]

テレビなど大手メディアでは、防衛費増額は当然のこととして、財源がどうのとか、自民党内で意見が分かれるとか、意図的にポイントを逸らすプロパガンダが盛んです。しかし今日(12月14日)のテレ東モーニングサテライトでは、ゲスト解説者ジョセフ・クラフト氏が本質に迫る見方を紹介していました。Youtubeに重要部分をアップロードしました。下に文字起こしをしています。

以下、文字起こしです。
---文字起こし---
キャスタ:ここからはゲストのお二人に聞く今日の経済視点です。まずクラフトさん、お願い致します。
How, when, where and what ではなく、why、「なぜ」ですか?

クラフト:物事の本質を知る「なぜ」、例えばこれを防衛費で今考えたいと思うんですけども。今現在、いくらをいつまで、何をどこに支出するかの議論で持ち切りなんですね。ただ考えてみますと、8月の閣僚人事の記者会見で、岸田総理は、いの一番に、防衛強化が重要という異例の発言をします。そこから10月に入ると、日英で次期戦闘機の開発、それからアメリカのSM6弾道ミサイルの購入、そしてさらにトマホーク巡行ミサイルの購入。

私が一番びっくりしたのは10月30日に、自衛隊が統合司令部を設置します。これは具体的な有事を念頭に、米軍との一体連携または運営を図る目的で、戦後初めて設けられるもので、なぜこうした動きがあるのか、なぜ防衛費の財源をなぜ臨時国会の前までに決める必要があるのか。

これは、日米政府が、2、3年以内に台湾有事を想定して、体制作りを急いでいるのではないかと個人的に推察すると。したがって、how, when, where, what も重要なんですけども、まずはwhyを理解することが必要なんではないかというふうに個人的に思っていますね。

キャスタ:これは、統合司令部なんか長年必要だと言われてきたけれども、まあ無理だろうと言われてきたことが、いきなり物事が進み出してるというのは、日本政府としてはこれは動きが早すぎるんじゃないかと思う方も多いと思うんですけれども。

クラフト:逆に裏で米政府との連携、話し合いが相当進んでいるという証だと思いますね。

キャスタ:これはやはり中国の台湾侵攻リスクというのを何か高いレベルで日本政府にも何らかの情報が伝わっている可能性もあるということですか?

クラフト:もう日米政府は台湾有事が早期にありきで、こうした動きを行なっていると、だからこれだけ防衛費の議論も加速化させてるとしか、僕は考えられないと思います。

キャスタ:それがまさにwhy、理由だということですね。分かりました。
---文字起こし終わり---

ブロガーのコメント:
戦争になりそうなら、どう止めるかをまず考えるべきなのに、「有事ありき」で軍拡するとは、恐ろしい人たちが日本とアメリカの権力を握ってしまっています。アメリカは、「自由、民主主義を守るため」という名目で戦争をするのでしょうが、実際は台湾のIC技術を中国に取られたくない、ということかも。むしろ、何でもいいから戦争したい、つまり「軍事ケインズ主義」か。
市民運動、平和運動がアメリカの戦争を止めるのに成功したことはまだないように思えるが、今度は何とか。
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