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中国の「釘の家」 [メディア・出版・アート]

フランスのテレビ"france 2"の現地夜8時のニュース番組、9月14日放送分から。中国の、立ち退きを拒否する「釘の家」の話題。エキセントリックな風景が。中国といえば何でも統制されているというイメージを持ってしまいますが、そればかりではないようです。

NHK-BSが翌15日に翻訳レピート。「釘の家」で検索するとたくさんの記事が出てきます。
以下は、このニュースを見ての連想(妄想?)、また、これをわざわざアップロードしようと思った理由です。
台湾をめぐる軍事緊張をほぐしていくためには、関係国の国民の相互理解とそれをベースにした平和への意志を強めることが大事です。ロシアにおいては、戦争が始まる前後は国内の反戦運動も見られました。しかし中国国内での反戦平和の市民運動というのはついぞ聞かれません。これも、日本市民が中国を脅威と感じる大きな要因の一つでしょう。

しかし「天安門事件」として記憶されるように、民主主義を求める世論は確かに存在したのです。そして、このニュースに見られるように現在、個人の財産権は確固として主張されているようです。これも基本的人権の重要な要素です。

台湾をめぐる緊張と、それに反応しての日本の軍拡の問題について。
「安全保障のジレンマ」という言葉があります。自国の安全保障のためとして軍備を増強すれば、安全が高まるようの見えますし、確かにその時はより安心できるのかも知れません。しかしそれは他国にとっては同時に脅威であり、その軍拡の要因になります。つまり時間の要素を考えると、双方の武力がより強くなり、むしろ安全が低下するのです。

相手に与える脅威の要素は、軍備だけでなく、国民の世論、つまり世論が好戦的か、それとも反戦平和の世論がどの程度強いか、ということもあるでしょう。そしてそれらは、政府権力者だけでなく、相手国の国民にも相互に影響し合うはずです。中国国民の世論を好戦的にさせないためにも、また、願わくば国内に反戦・非戦の世論が形成されるためにも、日本は軍拡に走るべきではありませんし、また同様にこちら側の反戦・非戦の世論を高めなければなりません。このニュース映像からそんなことまで連想しました。
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