SSブログ

日本テレビ系「女王の教室」にハマッている [メディア・出版・アート]

日本テレビ系,土曜夜9時の「女王の教室」にハマッている.今日はナイター中継が延びて30分待たされたが・・・.
http://www.ntv.co.jp/jyoou/

「鬼教師に対する生徒の闘いの記録」というのがこのドラマの触れ込みだ.前々回見過ごして,ちゃんと見たのは先週と今回の二回だが,とても見応えがある.極端に言えば教師が「テロ」,つまり恐怖で学級を支配し,自分に従わないものは追放するという,「ありえない」話だが,現実を凝縮して見せるというドラマの本質を体現しているためか,真に迫っている.「テロ」の支配はついには生徒の間でのイジメによる支配をもたらす.生徒役たちの演技もすばらしく,イジメのシーンも大変リアルなので,この瞬間もイジメに苦しめられているであろうたくさんの子供たちのことを想像してしまう.教師たちの事なかれ主義や,家庭内での親どうしの争いなども,現実的な背景音としてドラマを盛り立てている.

さて問題は鬼教師だ.全くその素性や正体が見えない.いまのところ言行が極端すぎて現実性を欠いているように見えるこの人物を,これから一体どのようにリアルなものにしていくのか興味津々だ.安易な,あるいは無理な「謎解き」にならないかと心配でもある.

ところで,数週間前の放送と思うが,この教師が「本当に幸せになれるのはほんの一握り,あとの大多数は不満ばかり言いながら人生を過ごすしかない」*と,競争に勝ち抜くことを生徒たちに説くシーンがあった.もし生徒が,「先生は幸せな一握りに入っているのですか?」と聞いたら何と答えただろうか.

_____________
* 三浦朱門氏が『ゆとり教育』を説明して,「非才、無才には、せめて実直な精神だけを養ってもらえばよいということだ」と述べたというが,これを思い出してしまった.ドラマの作者の頭にもこの発言があったのだろうか.
_____________
関連記事 
「女王の教室」,骨太な展開に
「女王の教室」のメッセージ


応援のクリック歓迎 (1日1回まで) →


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(2) 

nice! 0

コメント 3

ご訪問&コメントをありがとうございます(・∀・)!実はすでに貴ブログ拝読していました。私も福岡出身の人間ですばい♪今後とも、厳しい叱咤激励を何卒お願いいたします。
思うに、これだけいろんな意見が出て、考えさせるドラマってなかなかないですよね。それだけでも十分という感じがいたします。答えが見えない。答えがないかも。
和美ちゃんを見つめる阿久津先生の目が徐々に優しくみえるのは私だけでしょうか。
by (2005-07-31 20:55) 

Caprice_Television

女王の教室にはまっている中学生です^^
本当に毎回毎回どんなストーリーなのかが楽しみです。
でも、一方Yahooのニュースのトップにもでていましたがスポンサーまでも
動き出してしまったみたいですよぉ・・・
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/sereal_tv_drama/?1124093826
by Caprice_Television (2005-08-15 18:29) 

yamamoto

kamikiさん,どうも情報ありがとうございます.それは心配ですね.スポンサーも最近いろいろ意気地がなくなっているという話も聞いたことがありますので・・・.局とスポンサーに応援メールでも出しますか.
by yamamoto (2005-08-15 20:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 2