B.Gagnonの「アメリカは北朝鮮への先制攻撃を検討している」という文章の冒頭部分の訳を末尾に追記.最後の部分の訳も追記.
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参議院は3月8日,「北朝鮮による弾道ミサイル発射に抗議する決議」を全会一致で行った(9日には衆議院も).北朝鮮(以下,朝鮮と表記)の軍事力拡大に抗議する当然の内容を含むとはいえ,米-朝の対立という座標軸では著しくバランスを欠いており,極めて一方的なものだ.朝鮮の数発のミサイル実験に比べて,過去最大と言われる米韓軍事演習は取るに足らないものと言えるのだろうか.この演習と在日米軍基地とは無関係だと思っているのだろうか?
これらには一言も触れず朝鮮を非難するだけの決議に全野党が賛同したことに不気味さを感じる.翼賛国会への一里塚ではないのか.
ミサイル実験ならアメリカも頻繁に実施している.米空軍ホームページに誇らしく掲示されている(昨年9月のミニットマンⅢ-右の写真同2015年3月同2013年12月

中国の王毅外相の,両方に赤信号をともすべきとの発言が一番まともだ.
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170308/k10010902851000.html

アメリカの平和運動家ブルース・ギャグノンは,新たな朝鮮戦争の可能性を警告している.
“U.S. Considers First-Strike Attack on North Korea”
「アメリカは北朝鮮への先制攻撃を検討している」(2017.3.7)
http://space4peace.blogspot.jp/2017/03/us-considers-first-strike-attack-on.html

日本の政治家たちは,与野党を問わず,あまりにも世間知らず(naive)「平和ボケ」と言うべきかもしれない.(ギャグノンの文章の冒頭部分の訳を追記しました.+最後の部分も)