日本のメディアはデモや集会を生中継したり,参加者にインタビューすることなどまずないし,それどころか,その存在自体も無視することが多い(末尾に例).このことで人々の間に「デモは特殊な人たちのすること」という観念が出来上がる.昨日(4/28)夕方,偶然franceinfoのライブをYouTubeで見たら,まさにデモの生中継だった.フランスの人々は「年金改革」強行を認めていないし,諦めてもいない.5月1日の大規模デモで,この撤回を求める法案をアピールするようだ.

フランス語の学習も兼ねて,AI書き起こし,自動翻訳(+微修正)にかけて見た.
番組冒頭部分のビデオ(クリックで再生),下にインタビュー全部の日本語訳と原文と続きます.


(インタビュアー)
 フロラン(スタジオのアナウンサー)、確かに私がいる集まりは、「労働安全衛生のための世界デー」なので、何よりも労働安全衛生に関するものであることを思い出してほしいです。しかし、もちろん、私たちは特別な状況の中にいて、年金改革はみんなの口癖になっています。

先ほど、この種の動員にはつきものである有名なフライパンの音が聞こえてきました。そして、この年金改革、特に法定年齢の64歳への延長に対する、ここにいるデモ参加者の立場を表現する数々のスローガンが聞こえてきました。
ご覧のように、私はトマ・ポルトと一緒です。

トマ・ポルトさん、こんにちは。あなたはセーヌ=サン=ドニの不服従のフランス(La France insoumise)の国会議員ですね。あなたも5月1日に行進されるのでしょうか?

(トマ)
はい、何百万人ものフランス人、年金改革に反対しているフランス人と同じように、5月1日に行進するつもりです。