(末尾に久留米での19日アピールで使ったグラフと実際のパネル、スピーチの概要)

オミクロン株の拡大は各地で医療崩壊の深刻な事態を引き起こしているが、ほとんどの大手メディアは、この状況を、まるで台風や洪水なみの自然災害であるかのように、数字を淡々と伝えている。しかしこれは十分予測できたことで、ワクチンも、ましてpcr検査の試薬さえ追いつかないのであれば、増加の兆候が見え始めた時に「緊急事態宣言」並みの対策を打っておくべきだった。まさに人災、しかも何度目かの人災であるのに、政府や自治体の責任に言及する新聞もテレビも、ほとんど見かけない。主流メディアしか見ない人は、「そんなものか」と思い、内閣支持率も自民党の支持率も下がらない。メディアが作る #メタバース ( #metaverse )に幽閉されているからだ。

当ブログは、1月3日の記事で、今のうちに封じ込めるべきと書いたが、その時の予想さえ一桁も過小評価だったことになる(図の黒い線が当時の予測。縦軸は対数目盛り)。

神戸大の牧野教授は、今からでも #緊急事態宣言を出してください とツイートしているが、それをやれば失敗を明らかに認めることになるから、絶対に出さないだろう。国民の命、医療従事者の犠牲よりも、自分たちの対面を重視するだろう。だから、名称はどうでもいいから、それに匹敵する対策を至急取るべきだ。人々の政府や自治体への責任追及の圧力がどの程度高まるかで、救える命の「数」が、変わってくる。もちろん経済と人々の暮らしも。

このツイートの続きには、私も署名している「日本グリーンゾーン化戦略」が再掲されている。

私自身は、1/3の記事の後まもなく「自助」の緊急事態宣言のモードに移ったが、仕事を持つ一般の人はそうはいかない。