3/1追記あり(
末尾),
3/19
追記2---------------
13日付のニューヨーク・タイムズ(NYT)の記事を引用して、ダイヤモンドプリンセスで船内感染が起きている状況で、2週間留め置きは無意味ではないのかと
フェイスブック、
ツイッターで昨晩書いた。
NYTの記事には「今週初めのブリーフィングで、保健省職員のサコイ・マサミ氏は、感染した乗客に接触した人々は検疫期間の時計を実質上リセットしなければならない可能性があると述べた」とある。
実際、今朝のニュースでは、アメリカが救援機を派遣し、米人乗客を連れ帰るとのことだが、本国でまた14日間の検疫隔離に置かれるとのことだ。
また上記記事で記者は、このクルーズ船をウイルス培養の「ペトリ皿」にたとえている。実際、ダイヤモンドプリンセスでの感染者の人口比は7.7%以上で、封鎖・隔離された都市・武漢市の1%前後をはるかに上回る
(末尾に根拠数字)。今やダイヤモンドプリンセスは、ウイルス濃度から言えば「第二の武漢」「第二の湖北省」以上である。このような空間に人を閉じ込めることは明らかに人道問題であろう。日本を含め各国政府が、アメリカに倣って、地上の隔離施設に乗員・乗客を移すべきだろう。
安倍政権の無能さは甚だしいが、野党も含め政治家にそして専門家に大きな責任がかかっている。
以下、昨夜フェイスブックに書いたものを転載します。
ダイヤモンド・プリンセス、船内感染が起きている状況で、2週間留め置きは無意味ではないのか?
ニューヨークタイムズ13日、Motoko Rich記者の記事、後ろの方から引用:
https://www.nytimes.com/…/japan-coronavirus-quarantined-shi…--------
今週初めのブリーフィングで、保健省職員のサコイ・マサミ氏は、感染した乗客に接触した人々は検疫期間の時計を実質上リセットしなければならない可能性があると述べた。
(原文)
In a briefing earlier this week, Masami Sakoi, a health ministry official, said it was possible that people exposed to infected passengers would have to effectively reset the clocks on their quarantine periods.
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感染した時点で、当然「検疫時計」をリセットしないと意味がない。こうなればもはや永遠に船から降りられない。
乗客の一人Montgomery氏が提案するように、乗客または乗組員がいる国の政府は、自国の検疫施設にそれらの人々を収容するようにすべきではないか?
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感染者率の元データ:
https://toyokeizai.net/articles/-/330790武漢の新型肺炎感染者「最大9万人」論文の衝撃
政府発表の約3倍、中国全土で最大14万人とも
2月9日までに武漢市内の感染者は、控えめに見積もっても5万4000人、最大で9万人
武漢市 人口 1108万
残留600万と仮定
「控えめな見積もり」で残留人口の 0.9 %、最大 1.5 %
ダイヤモンドプリンセス 感染者
毎日16日
「15日は新たに67人の感染が確認」
https://mainichi.jp/articles/20200216/ddm/041/040/092000c?pid=14509乗客乗員3711人
https://mainichi.jp/articles/20200215/k00/00m/040/223000chttps://www.bbc.com/japanese/51498822横浜で停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」をめぐっては、厚生労働省が13日、新たに44人の感染を確認
クルーズ船での感染者数は合わせて218人
(新型ウイルス感染、中国で激増も 「重大な変化なし」 WHO
2020年02月14日、BBC News Japan)
16日現在、少なくとも218+67=285
感染率 7.7%、 武漢の一桁近く上。
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3/1追記今日のしんぶん赤旗に,スエーデンの研究チームの,下船させ対応なら感染は大幅に減ったはずとの趣旨の論文の紹介があります.遅すぎますが・・・.乗客乗員の収容先としてはオリンピック選手村は検討されてしかるべきだったでしょうが,メディアからは全く聞こえて来ませんでした.
3/3追記:この論文は次からダウンロードできます.そのページの中の"PDF"をクリック.
https://academic.oup.com/jtm/advance-article/doi/10.1093/jtm/taaa030/57663343/19追記:
共同通信3/18配信によると、このブログ記事の6日前の2月10日、国立国際医療研究センターの幹部が、「全乗客乗員の船内待機を見直すよう要請した」とのこと。
クルーズ船、船内待機見直し要請
5日後に「乗員が媒介」と伝える
2020/3/18 21:15 (JST) 3/18 21:24 (JST)updated
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルス集団感染で、乗客らの治療や症状の分析に当たった国立国際医療研究センター(東京)の幹部が、政府が乗客に客室待機を求めた5日後の2月10日、船内は「感染まん延期」で、乗員が媒介しているとの分析を複数の厚生労働省幹部に伝えていたことが18日、分かった。全乗客乗員の船内待機を見直すよう要請したという。政府関係者が明らかにした。
世界保健機関(WHO)によると、18日までのクルーズ船での感染者は712人、このうち死者は7人。乗客乗員約3700人の船内待機を続けた判断が適切だったのか検証が求められそうだ。