(Facebookと同報)21日深夜追記:「捕獲装置」としての小池百合子 (末尾)
小池氏が「希望の党」の設立記者会見で「日本をリセットするために党を立ち上げる」と述べた.この「リセット」の意味は,本人の定義は別として,次のように考えれば合点が行く.
総選挙で安倍体制が生き残っても,そして「禊が済んだ」と言い張っても,露見した数々の悪事は簡単には消えないし,これからも国会内外で突っ込まれ続けるだろう.しかし小池に取って代われば,彼女のこれまでの行状から考えて,それは言わば「生まれ変わった安倍」なのだが,しかし安倍の悪事は水に流されてしまう.少なくとも国政の焦点からは外される.つまり政権中枢がモリカケはじめ数多くの悪事から「リセット」される.これは明らかにより強力な反動内閣ということになろう.

つまり,「とにかく安倍政権を倒すのが先」ということで「希望の党」に期待する向きもあるが,安倍政権より「希望の党」政権の方がむしろ悪性ということ.

もちろん自民の議席を出来るだけ減らして,安倍の基盤を崩すのが大事ということは言うまでもない.でもそれは「本当の野党」を伸ばすことによらなければならない.
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「捕獲装置」としての小池百合子,「希望の党」